岩崎 琢 First solo live event
「Soundtrack to the streets vol.1」ライブレポ

 

2013年1月29日。作曲家・岩崎 琢さんの初のソロライブが、渋谷の「UNDER DEER LOUNGE」で行われました。このライブの約2週間前に関東地方は爆弾低気圧による記録的大雪に見舞われたので、岩崎さんご本人をはじめ多くの方が「当日またこんな大雪になったらどうしよう」と心配されたかと思いますが、当日のお天気は快晴。開場時間の夜7時前後にはちょっと冷え込んできましたが、それでも会場へと足を運ぶお客さんたちには優しいお天気だったんじゃないかと思います。

 

     

 

さて、ライブのお話に入る前に、岩崎 琢さんという作曲家さんについて少しご紹介します。

1968年1月21日生まれ。
1986年度「神奈川県合唱曲作曲コンクール」で1位に選ばれたことがキッカケで 作曲家を目指すようになり、東京藝術大学作曲科へ進学。在学中に「日本現代音楽協会新人賞」に入賞されるなどメキメキと才覚を発揮され、1992年に同大学を卒業されたあとは本格的に作曲家・編曲家としてのお仕事を始められます。1995年にフジテレビ系で放送された「ロミオの青い空」というアニメのOPEDを手がけられていたのですが、この曲に心を奪われた人も少なくないはずです。その翌年にはカツ・ソングス・アーク(星 勝さんの事務所)に所属され、さらに活動の幅を広げられます。そして「今、そこにいる僕」「るろうに剣心」「R.O.D」「焼きたて!!ジャぱん」「結界師」「天元突破グレンラガン」など数多くのアニメの音楽を手がけられ、幅広い年齢層の人たちを魅了させ続けて現在に至ります。

また、2008年には初の劇伴音楽集「Selfconsciousness −岩崎琢 劇伴音楽集−」をリリースし、そのときにはリリース記念としてトークイベント&サイン会も執り行われました。その後「黒執事」「刀語」「神様のメモ帳」をはじめ、今回のライブのセットリストの中心となった「ヨルムンガンド」「C」「ベン・トー」のほか、2013年1月現在に放送中の「ジョジョの奇妙な冒険 第2部」など、ラップやジャズやブルース、それにテクノや民謡までもをふんだんに取り入れた新しい岩崎さんの世界が感じられる素晴らしい作品がたくさんあるので、ぜひとも「劇伴音楽集」の第2弾を出してほしいところです。

そうそう、フジテレビ系列の人気ドラマ「古畑任三郎」のエピソード33「絶対音感殺人事件」にはオケの指揮者として岩崎さんご本人が出演してる(スタジオ録音のシーンで棒を振ったり、古畑とアイコンタクトを取るシーンがある)のも岩崎さんファンとしては忘れてはいけない大事な情報です(^.^)b

当HPとしては「笛のおっちゃん」ことフルート奏者の旭 孝さんが録音に参加したことでレポートを作らせていただいたものをこちらにまとめましたので、合わせてご覧くださいm(__)m

 

 

        

 

では、ライブのお話に戻りましょう。
私と「chocoちゃん」こと張替夏子さんが会場に着いたのは16時前でした。恐る恐る中に入ると岩崎さんはステージ上で機材を組み立ててる最中でしたが、すぐに私たちに気づいてくれて「よお!」なんて軽く挨拶。そのままステージから降りてきて、Office Withoutの代表で岩崎さんのマネージャーでもある佐藤さんを紹介してくれました。私はもちろん初対面だったんですが、chocoちゃんはインペク時代に何度かお会いしたことがあるようで「お久しぶりです〜!」なんて楽しそうに話してましたよ。その他のスタッフの方も先に岩崎さんが私たちのことを話してくれてたので、とてもあたたかく迎えてくださってホッとしました(*^^*)

 

会場内の様子。オンマウスで別カットになりますよ。
別カットの方で見られる、ちょっと階段を上っていくようになってる囲われたテーブル席はVIP席で、本番中は音楽事務所やインペク会社の社長さんたちが座ってらっしゃいました。

私や作曲の松尾早人さん・関 美奈子さん・山下宏明さんたちはこのVIP席のすぐ前のフロアにいたんですが、開演直前にVIP席にいらしたイマジンの社長さんが松尾さんに気づいて「松尾、おまえ腰ヤバいからこっちに来い!一緒に座ろう!」なんて言って呼び寄せ、1つの椅子にお尻を半分ずつにして座ってました(^^ゞ

 

本番中は写真中央にあるスクリーンや会場内の何カ所かに設置されてるモニター画面にPVのような映像が流れたんですが、それは事前に岩崎さんがVJ(ビデオジョッキーの略)さんに曲を送って、その曲に合わせてVJさんがアニメの映像を再編集したものなんだそうです。どうりで雰囲気がよく合ってるはずだ…!

ただ、この写真を見ても分かるように、岩崎さんが立つステージは左奥でスクリーンは正面…と、ちょっとズレてるんですよね。だから「岩崎さんが見たい!」「でも映像も見たい!」で目線をキョロキョロさせるものの、結局どちらかしか見えないんです。せっかくの映像とのコラボなのにそれがちょっと残念だなあと思ってたら、本当は中央のスクリーンの前で演奏するはずだったんだそうです。でも想像以上に(そう思ってたのは岩崎さんだけだと思いますがw)たくさんのお客さんが集まり、安全性を優先してステージで演奏することにしたみたいですよ。ふむ…嬉しい誤算ってわけですね!いやほんと、本番中の人の数はすごかった〜!おそらく200人くらいいたんじゃないでしょうか…。

 

こちらはとりあえずセッティングが終わったので音を出してみて、あれこれ不具合をチェックしてるところ…だと思います(^^ゞ

オンマウスで別カットの岩崎さんになりますよ(^.^)b

こうしていちいち「オンマウスで…」なんて書いてなくても、画像が切り替わるようになってるものもあるので試してみてください。

 

リハーサルは、まず岩崎さん1人で演奏するものから始まりました。ちょっと演奏してみては周りにいるスタッフさんに音のバランスを聞いてみたり、逆に岩崎さんの方から「もうちょっと○○してください」みたいにお願いしたり…特に重低音の出方とか、その上に乗る音とのバランスとかにはものすごく細かい打ち合わせをしてました。ただ、私もchocoちゃんもそのあたりの専門用語がサッパリ理解できなくて、ここではこんなふうにしかお伝えできないのが残念です(>_<)

 

何かもう上手く説明できないので、お詫びにスクリーンに大写しになった岩崎さんの姿をどうぞ( ´ ▽ ` )

これはchocoちゃんが撮ってくれたんですが、撮った直後に2人でデジカメのディスプレイを覗き込んで思わず「おぉー!」と叫んでしまいましたw

 

本番はまず「ヨルムンガンド」1枚目のサントラに収録されてる「Time to Rock and roll」で幕開け。それから「H.W.Complex no’3」→「H.W.Complex no’5」→「Hard Drive Music」にサントラ未収録の1曲を加えた計5曲を一気に演奏。強烈なインパクトを与える立ち上がりとなりました!

その後、岩崎さんご本人によるMC。
第一声で「どうも!岩崎 琢です!」って言ったときの会場全体の歓声ときたら、アイドルのコンサートをも凌ぐようなノリがありましたよ。そうして会場の聴衆の心を鷲掴みしたところで、今度はしっとりとピアノソロで、ものすごく妖艶で優美な動きをつけながら「Meu mundo amor」を…こりゃ、惚れますよねえ。ほんと魅せ方が上手いなあと思います(・´ω`・)

そして次はサントラ未収録の曲なのかな…それともこのライブ用にリアレンジしたのかな…とにかく2曲ほど演奏したあとに「Rock'n roll Boobs」「Time to Attack」が演奏されました。この「Rock'n roll Boobs」の冒頭って、機械音のような声のような不思議な音が入ってるでしょう。これ、実際に人間が喋ったのを機械の声みたいなのに変えてるんですね。ライブではその部分を岩崎さんが歌ってましたが、サントラもそうなのかな…とにかく「あれ、実際に歌ってるんだ」とビックリしたものです(^^ゞ

そうそう、リハ中にはその声のまま岩崎さんが指示やら雑談やらをするんです。たとえば「さっきのところの音はもうちょっとこうしてほしい」「このあと休憩にしよかな」とか何とか…それをあの変な声のまま喋るもんだから、chocoちゃんと「宇宙人が来たよw」「扇風機の前で喋ってるみたい」「あれで‘ワレワレハ宇宙人ダ’とか言ってほしいよね」なんて話しながらクスクス笑ってたりしました(^O^)

 

発売してすぐには買えなかったために一時的な在庫切れで入手困難になってしまった「ヨルムンガンド PERFECT ORDER」のサントラ、岩崎さんからいただきました\(^O^)/

せっかくなのでサインをもらおうとしたものの、CDを包んでるあのセロファンが破れない…あれ、すごく破りにくくないですか?

で、2人で「破れん…これ破って〜!」「何で俺が?」「はよ!」「破れないよ…もうこのセロファンの上にサインすれば?」「そんなん嫌!」などとやってたんですが、ようやく取ることができて、無事にサインもいただきました(*^^*)


ところで、「ベン・トー」のサントラに収録されてる「コミカル4 いらつき」は太鼓の音がとても印象的な曲ですよね。今回のライブでは岩崎さんがキーボードの鍵盤を叩くと太鼓の音が出るような設定になってて、そのキーボードを叩くときの岩崎さんのパフォーマンスもこのライブの大きな見せ場の1つだったと思います。両手をジャンベとかを叩くときのような形にしてキーボードの表面をパタパタと叩くんですが、大きく体を揺らしたり、腕を回したり…と、とにかく動きが派手なんです。あのとき会場にいた多くの方は岩崎さんのパフォーマンスに目が釘付けだったんじゃないでしょうか。

ご本人は「あれは遊びみたいなもんだから」とか言ってましたが、叩く姿は真剣そのもの。たまにゲームセンターでものすごく真剣に、そしてものすごく上手に「太鼓の達人」をやってる人を見かけますが、ちょっとそんなのを思い出させるようなノリでカッコ良かったです(*^^*)

 

開場してから開演までの間、会場内では「黒執事」のサントラが流れたり、モニターに岩崎さんのツイッター画面流れてたりしてました。

本番直前に「緊張してきた」なんてツイートしてますが、そんなこと微塵も感じさせない元気いっぱいの弾け切ったステージで、私たちもいっぱい元気をもらいました(^O^)

岩崎さんはリハ中からすごくいい表情で「本番が楽しみで仕方ない!」「早くやりたい!」って気持ちがあふれてました。一緒に見ていたchocoちゃんとも「ほんと楽しそうだねえ」「あんな楽しそうな表情を見ると、こっちまで嬉しくなるね」なんて話してたんですよ♪

 

本番中どの曲の合間のMCだったか…岩崎さんが「あれ?今日オケないの?岩崎、ピアノ弾けよ!って思ってるお客さんが3分の2はいると思うけど…ここオケ入らないから!ピアノもあの階段を降ろしてこられないから!(笑)」なんて自分でツッコミ入れて笑いを取りながら話してましたが、ほんとキーボードが2〜3台とパソコンが1台っていうシンプルなステージだったんですね。じゃあ、どうしたかと言うと、ステムを使ってたんだそうです。

え〜っと…ステムって言うのは、サントラみたいにすでにミックスが完成してるものを楽器別やパート別に小分けにしたものって言えばいいでしょうか。そのあたりのことについては、前にエンジニアの中村充時さんがこちらで詳しく説明してくださってますので、合わせて読んでみてください。

たとえば、今回「C」のサントラからは「Bondage head」が演奏されたんですが、元のサントラには人の声が入ってますよね。それを今回のライブ用にリズムの部分と声の部分をバラバラにして声の部分だけ抜いて、会場ではリズムの部分を流して、それに合わせて岩崎さんが声のパートをキーボードで演奏する…という感じだったんです。こんなふうにバラバラにした1つ1つをステムって言うみたいです。合ってるかな?(^^ゞ

 

 

〜岩崎さん1人でやる分のリハのあとは、ラッパーさんたちとのリハです〜

 

 

最初はヴァンダ・イゴール瑞樹くん♪
「ヨルムンガンド PERFECT ORDER」のサントラ1曲目「L'ambition mélodique」を歌ってくれてましたが、これってフランス語なんですよね?

フランス語でのラップってのが思いのほかカッコ良くて、そしてオシャレな感じがして、素敵だなあと思いながら聴いてました。本番のあともあまりヨルムンガンドに詳しくない方たちが「フランス語のラップって初めて聴いたけど、なかなかいいよね。びっくりした!」なんて話してましたよ(*^^*)

 

続いてL-VOKALさんです♪

「C」のサントラから「C」と「神様のメモ帳」の中から「99 NEETs」を歌ってましたが、何とiPadで歌詞を見ながらです。さすがに本番は外すのかと思ったら、本番もしっかり持ってました(笑)で、「次は持たない!もう持たない!」とか言いながらiPadを置いたと思ったら、今度はiPhoneで歌詞を見ながら歌ってましたよ。もう会場は大笑いwww

この方は歌の合間に渋谷区だか杉並区だかの商店街で使える割引券をバラまいたかと思えばトークもすごく面白くて、思わず「岩崎さんの方がゲストだっけか?」と思うくらいに会場の皆を惹き付けてました(^O^)

 

最後はLotus Juiceくんです♪

彼は確か「天元突破グレンラガン」から岩崎さんの音楽に参加してたと思いますが、今回は「刀語 劇中音楽集 其ノ弐」に収録されてる「Lay back」やソウルイーターのサントラの中の「Bang! Bang! Bang! Bang! Have a Nice Dream」「PSYCHEDELIC SOULJAM」なんかを歌ってました。

もう岩崎さんとのお付き合いも長いせいか、すっかり打ち解け合った仲の良さがそこかしこに見えるトークで、これもまた会場を沸かせてましたね。もちろんリハ中も何だかんだ言って岩崎さんとじゃれ合って、ほんと楽しそうでしたよ(^O^)

 

このラッパーさんたちとのときも「(音の)返り、もっと少なくてもいいです」とか「ここ、もうちょっと出しましょうか」と入念に打ち合わせをしてました。ある曲の途中で何度もハウリングするというトラブルがあったんですが、スピーカー(かな?)のフタを開けて何かを差し替えたりして無事に解決。より綺麗な音になってリハが再開され、さらに細かく打ち合わせをしてました。

その甲斐あって、本番を見に来てた作曲家さんや音楽関係の方が口々に「音がすごい良かったね!」なんて言ってましたよ。本番は大勢の人が入ったのでリハよりも音量を大きくしてたように感じたんですが、それでも綺麗な音のまま…ただ単にうるさいだけではない洗練された爆音だったので、耳が疲れたという感覚はありませんでした。そう感じさせるって、すごいことですよねえ。

 

さて、岩崎さんの最新作というと「ジョジョの奇妙な冒険 第2部」です。何てったって現在放送中です\(^O^)/

本番はこれをトリに持ってきてましたが、確かリハも最後はこの曲で終わったかと思います。本番ではこの曲について、まず岩崎さんの方から「サントラを作るにあたって曲名を決めなきゃいけないのに、まだMなんとか…みたいなタイトルのままなんだよね。で、僕は‘HARD CORE’がいいなあと思うんだけど、ロータス君は‘OVER DRIVE’がいいって言うんだよ」って言うと、ロータス君が「じゃあ、いまここで決めようよ」って言い出して、大きな声で「‘HARD CORE’がいい人〜!」って叫んだんです。すると、先にこっそり打ち合わせでもしてたんじゃないかと思うほど、見事なまでに会場は静まり返っちゃって…ほんと、ただの1つも拍手がない…岩崎さん、完敗です( ̄▽ ̄)

その様子を見てロータス君が嬉々として「じゃあ‘OVER DRIVE’に決定ね!」ってことで、この記念すべき初ライブの最後を飾る曲は「OVER DRIVE」となりました(^.^)b

 

本番の最後の方で告知がありましたが、2013年4月にはジョジョをフィーチャーした2回目のライブが行われるんだそうです。この「OVER DRIVE」もまたやってくれるのかな?ジョジョと言えば第1部は岩崎さんの先輩になる松尾早人さんが音楽を担当してて、そのサントラが特典としてついたBlu-ray&DVDが1月30日に発売になりましたが、この調子でいくと岩崎さんのやった第2部のサントラがつく巻の発売はライブには間に合わんのでは…。しっかり聴き込んでからライブに臨めないのがちょっと残念ですが、逆にいままではセリフやSEでうまく聴き取れなかった部分を初めてライブでちゃんと聴くという形になって、これはこれで新鮮で面白いかもしれませんねo(^-^)o

 

リハのときはこれで終わって、そのあとベン・トーじゃなくてお弁当タイムになったんですが、本番はこのあとアンコールがありました。アンコールは確か「R.O.D」の中の1曲(曲名が分からん…)と「るろうに剣心  追憶編」の中の「Quiet Life」で、お客さんの反応を見てて改めて「Quiet Life」という曲そのもののファンが多いんだなあと思ったりもしました。私もこの曲は大好きで思わずじんわりしてましたが、chocoちゃんもかなりウルウルしてたそうですよ(>_<)

 

会場いっぱいのお客さんと大きな拍手に包まれて、本番は大成功で終了。かわいらしいピンクのTシャツに着替えてフロアに出てきた岩崎さんは、さっそく大勢のファンに囲まれて握手をしたり、サインをしたり、写真を撮ったりしてました。そのファンの多くが女性で岩崎さんの鼻の下は伸びっぱなし………だったかどうかは知りませんが、でもとても嬉しそうでしたよ(*^^*)

なので、最初は「ファンとの交流が終わって、機材の撤収が終わるまで待ってようか…」なんて話もあったんですが、そのうち「何かすごい楽しそうだからほっといて、僕たちも先に飲んで楽しんじゃってようよ!」みたいな感じになって、主役を置いて先に飲みに行きました(笑)

そんなわけで、ライブのリハと本番のレポはこれにて終了ですm(__)m

 

ここまで読んでくださった方は気づいたかもしれませんが、せっかくリハから入れてもらったのに1枚も岩崎さんをちゃんと正面から捉えた写真がないんですよね。どれも演奏中に勝手に撮ったものばかり。で、chocoちゃんと2人でカメラを構えて「こっち向いて〜!」って言ってみても、やっぱり背中を向けたり、しゃがんでみたり、意地でもカメラの枠から外れようとするんです。

そんな中の奇跡の1枚☆彡

いきなり一瞬だけ振り返って何かと思えばすぐまた前に向き、「ほら!」という言葉と同時にボトムをズラしてお尻…というかチェック柄(だったような?)のパンツを見せてくれました(;^◇^;)

 

事前の岩崎さんとの話では「リハ中は僕はもちろん誰も構ってあげられないと思うから…」とのことだったんですが、こうして何だかんだと構ってくれるところが岩崎さんの優しいところですね。まあパンツを見せてくれたのは過剰サービスって感じですが(笑)、こういう遊び心たっぷりのお茶目な部分もまた岩崎さんの魅力の1つだと思います(*^^*)

 

 

〜ここから先は飲み会でのエピソードです〜

 

 

ジョジョ第1部の音楽を担当した松尾早人さんと第2部を担当した岩崎 琢さん…大学の先輩と後輩という関係ですが、ここはもうジョジョコンビと言うべきでしょう。

しまった!
この2ショットでジョジョ立ちをしてもらえば良かった…orz

 

そのお2人の会話を少し…。
こうして2人が並んで座ってすぐ、まず松尾さんが「岩崎すごいよ!良かったよ!いやほんと良かった!」と満面の笑みで話しかけ、それに対して岩崎さんの方は「松尾さんに負けないようにとジョジョ頑張ってみたけど、ダメだったわ…。やっぱり松尾さんはすごいですよ!」と返す。もう何なんでしょう、この2人。お互いにお互いをリスペクトしあって、それがお世辞でも何でもなく本心からって感じで、ほんと素敵だと思いませんか?私が前にブログで「2人まとめてぎゅうぅ〜ってしたくなった」って書いてたのは、このことなんです。chocoちゃんとも目を見合わせて「こういうのいいね!ほんといい!」って目を輝かせてました。

その後も2人はずっと話し込んでたんですが、ここでもまた専門用語が多くて私もchocoちゃんも全く理解できませんでした。なので、あとで松尾さんに聞いてみると「スタッカーは何でやってたの?」「最近プラグインであるんですよ」「え、便利だね〜。bpmでシンクするの?」「そうそう!」みたいな話をしてたそうです。こうやって文字にされてもやっぱり分からないんですが、この日のライブでの音楽や音響のことについて色々と話してました。途中で岩崎さんが「もぉ〜同業者はこうやってすぐ分析するから…」なんて文句っぽく言いつつも、その表情はすっごく嬉しそうなんです。一般人の目線とはまた違う角度から真剣に見てくれてて、岩崎さん自身がこだわってたところをちゃんと見抜いてくれたのが嬉しいんでしょうねえ(・´ω`・)

 

この飲み会には「ベン・トー」や「結界師」の脚本を手がけられた岸本みゆきさんや作曲の和田 薫さんなどもいらして、閉店の3時まで大いに盛り上がりました。

そしていよいよ解散…。

岩崎さんと松尾さんはとにかく仲が良くて、お店を出るときもこの2人だけ他のメンバーとは少し離れたところを歩いてて、タクシーに乗る最後の最後まで何やら話し込んでましたよ。それを遠くから眺めつつ、ずっとずっとこんないいライバル、いい先輩後輩、いい飲み友達でいてほしいなあなんて思いました(^O^)

 

普段はなかなか表舞台に出てくることのない作曲家さんの初めてのライブ、そんな貴重なものにこうして密着させてもらえたことを本当に幸せに思います。その幸せのお裾分けとして、ライブに来てるだけでは分からない岩崎さんの色んな面を少しでもファンの皆さまと共有できれば…と思ってレポを作らせていただきましたが、いかがだったでしょうか?

4月にあるというセカンドライブもまた皆の笑顔があふれる素敵なものとなりますように…o(^-^)o

 

2013年2月6日   

 

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