田中公平さん・ココロネSong セカンドライブ

 

2009年2月15日。私は田中公平さんの「ココロネSong」の2回目のライヴに行ってきました。前回の記念すべきファーストライヴは東京でしたが(ライヴレポはこちら)、今回は公平さんの故郷である大阪です。前回は会場に行くまでにおっちゃんや仲良しのインペク屋さんと合流できたんで何の不安もなかったんですが、今回は1人…しかも大阪は梅田っていう、田舎者からするとちょっと引け腰になってしまうような街中で、実はかなりドキドキでした(;^_^A

でも、高速バスが会場のすぐ近くに着いたことが幸いでしたし、そこからは片側3車線ずつくらいの大きな道路を横断するために地下にある駅を通るんですが、そのときもただ目標としてる方向だけを見つめてスタスタと歩いたおかげで、無事に会場付近まで着きました。まあ、会場となるホールの1階がパチンコ屋さんになってたことで最後の最後でちょっと迷ったんですが、とりあえずホッとしました(^o^)

会場のロビーはそう広くはなかったんですが、早くからお客さんが行列をつくり、開場を今か今かと待ってました。どちらかというと男性が多かったんで、私は開場までしばらく隅っこで退避。そうして開場と共に中に入ると、入り口の真正面(ステージから見たら左側の壁)のモニターに、レコーディング最中の公平さんの姿がCDによる歌と一緒に流されてました(^o^)

それから開演までの間は、会場にいらした皆さんはドリンクをもらいに行ったり、久々のお友達との再会を喜んでらっしゃるようでした。

私はと言うと…公平さんのマネージャーさんである當眞さんやイマジンの齋藤社長さんと、しばらくお話させていただいてました。そうそう、この会場にはサクラ大戦に出演されてた松谷彼哉さんという声優さんもいらしてましたよ〜!


さて、そうこうしてるうちにいよいよ本番スタートです!

登場されるなり「僕の太陽」と「涙枯れるまで」を続けて歌ってくださり、ライヴは華やかに幕開けしました〜!


東京でのファーストライヴのときとは楽器の編成が違うということで、また新たに編曲されたんでしょうね。何だか随分と違う印象に聴こえましたよ。また、会場の広さとか、私の座ってる席からステージまでの距離とか、そういうのを無視したとしても、東京のときよりグッと距離感が減った気がします(^o^)


さあ、公平さんの記念すべき第一声は…

「新人歌手の田中公平です」

あぁ、きた〜っ!!!
私が公平さんからもらった初めてのメールの冒頭にあった言葉…まさかこれが生声で聞けるとは(^o^)

会場からもクスクスと笑い声が生まれてました♪


公平さんは、このライヴの前に会場の近くにある小学校を歩いて見に行ってらしたんだとか…そこが公平さんの母校って言ったかなあ。とにかく、生まれ育った故郷でのライヴってことでリラックス感いっぱいで、地元ネタなんかもバンバン飛び出して、関西あたりから来られたファンの人は特に嬉しそうでした(*^^*)

曲の合間にメンバーの皆さんを紹介してくださってる公平さん。

こちらはサックスで今回のバンドマスターである清水利香さんですね。

写真にマウスを乗せると、今度はベースの島 秀行さんになります(^.^)b


このメンバー紹介のときに分かったんですが、何と今回のメンバーは作詞の明香さんとパーカッションの益田さんを覗いた全員がバークリー音楽大学のご出身で、バークリーつながりなんだとか…何かもう、私にとってはお話のスケールが大きすぎて「ぽか〜ん」としちゃってたんですが、授業の内容やらキャンパス近くの町の様子などのお話で盛り上がってましたよ♪


明香さんを紹介してくださるときは、明香さんに詞を作ってもらうことになったころのことから、実際にメロディーをつけるようになってからのこと、明香さんの詞に対する公平さんの第一印象から現時点での感じ方まで、色々とお話してくれました♪

ではここで、今回のライブのプログラムをご紹介します(^.^)b

***********************

僕の太陽
涙枯れるまで
時空を超えて
永遠の影
あなたのために
飛行機雲
栄光に向かって
アニメソングメドレー
光の道
晴れた日の朝に
大輪の花
虹色

 

〜アンコール〜

さくら咲いた
つばさ

***********************

このライブでの編成は、ヴォーカル&ピアノ(田中公平さん)、パーカッション(益田和嘉子さん)、ベース(島 秀行さん)、ギター(安室裕之さん)、サックス(清水利香さん)、コーラス(明香さん)です(^.^)b

今回の編成で特に触れておきたいのは、ドラムさんがいないってことです。これには公平さんの「歌詞をしっかりと聞き取って味わってほしい」という思いがあったのですが、その公平さんご自身も「ドラムがないと迫力に欠けるって言われるんじゃないか…」というようなことを心配されてました。

でも、実際にはそんな心配は全く無用で(確かに東京のライヴのときとはかなり違った雰囲気のようにも感じましたが…)言葉が持つ力や、そこから広がる世界をじっくりと楽しむことができました。


ここで、ファーストライヴのときにはなかった公平さんのフリートークのコーナーです。

さすが地元というだけあって公平さんはとてもリラックスしてるようで、半分くらいは関西弁が混じってました。しかも関西人らしいボケ&ツッコミつき。これはほんとに貴重でしたよ♪


で、ここからは、公平さんのお師匠さんである池内友次郎さんに習ってたころのお話など貴重なエピソードのオンパレードだったんですが、何しろ私に知識がないもんで「あ、そのお名前は聞いたことあるなあ」「その方のことはネットで見たことがあるけど、公平さんとそんなつながりが…!」って感じで、その場では「おおっ!どこかで見たことある、聞いたことのある有名人のお名前がいっぱい〜!」って喜んでたのに、帰ってきたら忘れちゃったんです(-_-;)

あ、でも、公平さんのひいおじいちゃんが古島一雄さんという方で、日本で最初の新聞を作った方なんだそうです。当時の新聞社名が日本新聞だとか…。

また、元首相の吉田茂氏が首相の座に就く前には、そのひいおじいちゃんの古島一雄さんのお名前も候補に挙がってたという(結局、お歳の関係で吉田氏になったとか…)、とにかくすごい方の曾孫さんだったわけですね〜。

こんな感じの公平さんご自身に関するエピソードは、とんでもなくすごい内容なのに全く気取ることなく、しかもたまにジョークも交えながらの楽しい語りで約40分も話してくださり、演奏と同じくらい心が躍るひと時でした。私は一番うしろの席でいたんですが、会場の皆さんが公平さんのお話に「うんうん」と体を揺らしながら相槌を打って聞き入ってる様子を、とても微笑ましく、そして何だか自分のことのように嬉しく見てました(*^^*)


フリートークの最後、公平さんがおもむろに歌い出したんですが、それが2008年の映画「ワンピース 冬に咲く奇跡の桜」の中の1シーンの弾き語りだったんです〜!


その映画の中でとても重要な役を担ってるヒルルクという男がいるんですが、その男が映画の中盤で「人はいつ死ぬと思う?心臓をピストルで撃ち抜かれたとき?違う…。不治の病に冒されたとき?違う…。猛毒キノコのスープを飲んだとき?違うっ!人に忘れられたときさ…。俺が消えても俺の夢は叶う…病んだ国民の心もきっと救えるさ。」と言ったあと「まったく、いい人生だった!」と天を仰いで叫んで、そのあと自爆という形で最期を迎えるんです。

これはこの映画の大きな山場の1つで、涙なしには観られないシーンです。私の場合は、そのシーンの前後にあるチョッパー役の声優さん・大谷育江さんの号泣する演技から既にやられっぱなしだったんで、公平さんがこのあたりの弾き語りを始めたときには映画の色んなシーンが浮かんできて、ほんとに胸が詰まりました(>_<)

それにしても公平さんはすごい!
映画のそのシーンで流れてた劇伴(コーラスとオケ)をピアノだけで表現して、さらにはヒルルクのセリフを情感たっぷりに語る…なんてことを1人でやっちゃうんですもん。

そして、このあとはファンサイトでも話題になってたし、私も公平さんのレコーディングレポの中で「歌ってくれたらいいなあ」って書いてた「ビンクスの酒」を歌ってくれました。ライヴの前は会場の全員で大合唱にするのかなあと思ってたんですが、公平さんが1人でしっとりと歌い上げてくれました。ちなみに、この歌の原案が原作者の尾田栄一郎さんから届いたのは2002年だったとか…公平さんが当時のファックスを高くかざして見せてくれました♪

歌い終わったあとに公平さんが「全員で歌うのもいいけど、こういうのもいいでしょ?」って言ってたんですが、ほんと先の弾き語りのこともあって、とても心に染みました(T_T)

このあとは、とても楽しみにしていた新曲2曲の初披露です。レコーディングのときに少しだけ聴かせてもらってはいたものの、何せ携帯動画っていう劣悪な音質だったんで、今回のライヴでちゃんと聴けるのがとても楽しみでした。

また、レコーディングのときにはおっちゃんのフルートやマサさんグループによる弦、それにオーボエやハープも入ってたんで、いつかCDになったときとは全く印象が違うでしょうから、何だか得した気分でした♪

で、実際に聴いてみると、歌詞に乗せた公平さんの「こんなふうになりたいな」って思い、それを確実に聴衆の心の奥深くまで届けるかのような伸びやかな声…ほんとに素敵でした(*^-^*)

その「虹色」の方なんですが、いきなり公平さんが「皆で歌おう!」って言い出して、にわか公開ヴォーカルレッスンみたいな雰囲気になりました。公平さんが先にサビの部分を歌って「はいっ!」と客席に振ると皆が口ずさむ…そう、まるでNHKとかでやってる英会話教室のようなノリなんですが、何と言っても私たちはこの「虹色」はこの日はじめて聴いたんですよ〜!

最初に公平さんが「そんなに難しくないから…ね?」って言ってたんですが、いやいや歌ってみると音程が複雑で難しかったですよ〜。公平さんはほんとに軽やかに伸び伸びと歌ってらっしゃるんであまり意識してなかったんですが、実際は「え…けっこう難しいやん(@_@;)」って感じでした。

でも、それも何度かレッスンしてもらってるうちに体に馴染んできて、最後はCD音源(?)によるVOJAのコーラスも加わって、会場が一体となって大合唱!

すごかった…そして、気持ちよかったです〜♪♪


アンコールを終えたあとの、何とも晴れ晴れしい表情の皆さんです♪

あ、今ごろ言うのも何ですが…公平さんと明香さん以外はしっかりとお色直しをしてるのが分かりますか〜?

このあたりも大阪人の公平さんらしく「自分らだけ着替えて!」ってツッコミ入れてたのがおかしかったです。

 


公平さんやバンドメンバーの皆さんは、大きな大きな拍手に送られて舞台袖へと消えて行きました。ときどき振り返る公平さんの柔らかな笑顔が、今も私の目に焼きついてます。

で、実は今回も終演後の楽屋にお邪魔して、携帯で公平さんの動画メッセージを撮らせてもらうつもりだったんですが、お客さんの熱い気持ちに応えたいということで公平さんが客席の方に出てきてくださったんです。

そのあとはもう握手攻め、プレゼント攻め、写真攻め…で、公平さんはすごいことになってましたよ。私はしばらくその様子を傍観してたんですが、公平さんが何となく出口の方に向かっていくような感じだったので「このままでは携帯動画どころか、お土産も渡せない!」なんて焦っちゃって、私もその人山の黒だかりの端にしがみつくことに…(;^_^A

動画インタビューは無理そうなので、せめて周りの様子だけでも…と撮ったのが、この動画です。


大阪ライヴ終了後、客席に来た田中公平さん

公平さんは色んなグループを転々としてご挨拶して回ってるんですが、そのどのグループでも、すごいプレゼント攻めになってました(^.^)b


こうして、まあ何とか無事にお土産も渡せたし、今回はもう写真も携帯動画は諦めるしかないかなあと少し離れようとしてると、わざわざ「あ、一緒に写真を撮ろうか?」と声をかけてくださったんで、お言葉に甘えて2ショットを…ほほほ♪

でも、レポでは公平さんだけにさせていただきますね(^^ゞ

何かこう…全力投球で全てをやり遂げたって感じの、満足感と安堵の気持ちがあふれてる、穏やかで素敵な表情でしょ?(*^-^*)


このときに聞いたんですが、公平さんはあの弾き語りのあたりから後半のプログラムは特に、歌いながら何度も涙ぐみそうになってんだそうですよ。うん…あの「ビンクスの酒」のときは声が少し震えてましたもんね(>_<)

そのほか「今日のライヴ、どうだった?」って聞いてくださったのに、まだライヴの余韻に浸りすぎてることと目の前に公平さんがいらっしゃることで舞い上がって言葉が上手く出てこなくて、ちゃんとライヴの感動をお伝えできなかったのが残念でした(-_-;)

これでライヴは完全に終了。何だか、いつまでもその場に残っていたい…って気持ちがいっぱいの中、私も会場を後にすることにしました。

行きは道路を横断するために通った地下の駅でも迷うことなく進めた私ですが、帰りはライヴの余韻に浸ってぼ〜っとしながら歩いてたら、しっかり迷ってしまいました〜。ほんとはすんなり歩いたら10分くらいで行けるはずのバス停に、40分くらいかかってたどり着いた気がします。そのほとんどは地下の駅でグルグル歩きまくってたって感じなんですけどね(;^_^A

このライヴに関しては、作詞とヴォーカルを担当された明香さんのブログにも写真つきレポがありますので、ぜひ合わせて読んでみてください(^.^)b


ここで嬉しいお知らせを…♪

次のライヴは東京は青山で、2009年7月25日に決定したそうです〜!

時間などはまだ調整中のようですが、詳しくはココロネHPか、右のチラシの画像をクリックしてみてくださいね(^.^)b

東京、遠いなあ…でも、また行けたらいいなと思ってますo(^-^)o


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