おっちゃんの仕事場探検

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劇伴(映画・ドラマ・アニメなどのBGM)がどんなところで、どんな風に作られているのかを、おっちゃんから聞いたお話を中心にレポートしていきます。レポートの番号が進むにつれてだんだんと内容が濃くなり、ときには作曲家さんやエンジニアさんからいただいたコメントも出てきます。

ただし、これらは録音時の記録が主になっているので、実際にオンエアまたはリリースされたときにはタイトルが変わってる…なんてことも稀にあります。また、私の音楽の知識やパソコン技術の問題などによりお見苦しい点も多いかと思いますが、あたたかい目で読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

こことは別の「スペシャルレポート」「オフラインレポート」などのページでも作曲家さんやエンジニアさんのお仕事ぶりやオフのときの様子をご紹介していますので、合わせてご覧下さい。

最後に…どうぞレポートをご覧になってのご意見・ご感想などを、ゲストブックやメール・ウェブ拍手などを通じてお聞かせください。今後の参考に、そして励みにさせていただきたいと思います。よろしくお願いしますm(__)m

 

 

 

 

031 PS2用ゲーム・RED DEAD REVOLVER(河本圭代)

2003年4月2日。町田市のダッチ・ママスタジオで「RED DEAD REVOLVER」というゲームの音楽の録音がありました。おっちゃんも私もゲームには思いっきり疎いのでネットで調べてみたのですが、どうやらカプコンという会社から出てるPS2用のゲームみたいですね。で、今回のは何やらそのゲームのニューバージョンなのだとか…。

さて、今回の録音ですが、音楽は河本圭代さん。おっちゃんは、以前にもお会いしたことがあるそうです。で、曲数が多いからということで最初は2日に分けて録るようなスケジュールになっていたようなんですが、1日だけで終わってしまったんですって。よほど皆さんの手際が良かったってことなんでしょうか?

おっちゃんが関わった曲は13〜4曲くらいで、音を出してみながら楽器を選ぶという方法で進められたみたいです。とにかく、フルート・ピッコロ・リコーダー・ケーナ・パンパイプ・バスフルート…と、たくさん使ったので、演奏よりも終わった後で片付けるのが大変だったらしいですよ(^^ゞ

この「RED DEAD REVOLVER」って、マカロニウエスタン(1960年〜1970年前半にかけて作られたイタリア製の西部劇)風のゲームだそうで、けっこう人気があるみたいですね。今回の音楽の方も、どちらかというとメキシコあたりの民族音楽をイメージしたような曲が多かったらしいです。
 
ところで、今回の曲の中には、今ちょうど放送中のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の音楽を書いているエンリオ・モリコーネさんの曲もあったんですって。そこでおっちゃんは「 モリコーネという人は最近まで全く知らなかったけど、そういやマカロニウエスタンの音楽を多く手がけている人だって聞いたことがあった気がするなあ」って言ってましたが、 どうやら前作の「RED DEAD REVOLVER」を手がけていたスタッフさんたちが何かのイベントでモリコーネさんの楽曲のことを知り、今回の音楽に取り入れることにしたみたいですね。

インディオの木製のリコーダー系の楽器ですさまじい音のする楽器があるらしく、河本さんが用意してこられた音源にはそれだと思われる奇妙な音が入っていたそうです。で、同じようなイメージがほしいということで色々と試してみた結果、パンパイプでやることにしたそうですよ。

この日はおっちゃん1人で約5時間ダビングしまくりだったそうで、ちょっとお疲れだったみたいですね。でも、「この手のゲームをやる機会はまずないんだけど、どんな映像と音楽になっているのか興味あるなあ」なんてことも言ってました。ほんと、我が家もゲームとはほとんど無縁の生活なので、今時のゲームはどんな映像で、これら生楽器による素晴らしい音楽がどんな形で使われてるのか、ぜひぜひ知りたいところです(*^^*)

 

 

030 劇場版クレヨンしんちゃん「嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」(浜口史郎)

2003年3月29日。サウンド・シティのAスタで劇場版クレヨンしんちゃん「嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」の音楽録りがありました。実はこの録音の前日までおっちゃんはフィリピンを旅行してたのですが、その間に何故かおっちゃんちの留守電に吹き込まれたメッセージが消えてしまって、お仕事の確認ができなくなってしまったんですって。当然ですが海外からは携帯(おっちゃんはDocomo)の留守電のチェックも出来ないし、「もし、何か行き違いがあったりしたら大変だなあ」と思いながらのスタジオ入りだったようですが、どうやら特に問題はなかったみたいです。ただ、インペク屋さんには「連絡が取れなくなったから何があったのかと心配した」って言われたみたいですけどね(^^ゞ

以下は、おっちゃんのこの録音の感想です。

「音楽だけ聴いていると、絶対にクレヨンしんちゃんには聴こえないね」などと他のメンバーとも話していたのですが、最近のアニメの音楽はすっかり様変わりしてしまったような感があります。まあ、そういう先入観があるのがおかしいのかも知れませんが、アニメの音楽というと、どうしても「サザエさん」や「ドラえもん」みたいな感じの音楽をイメージしてしまうんですね。でも最近の、特にイマジンでやっているアニメの音楽は、そういう先入観を払拭してしまった様に思います。

ジャズが出てきたり、ロックがあったり、音楽史上のさまざまな時期のクラシック音楽のスタイルがあったり、本当にいろんなスタイルが出てくるのですが、全てえらく本格的でレベルが高いので、音だけ聴いていると、とてもアニメの音楽とは思えないのです。

今回の映画も去年に引き続き音楽は浜口史郎さんなのですが、「なんだか回を追うごとに難しくなってくるなあ」という声があちこちで聞かれました。今回の録音では、淵野繁雄さんの格好良いサックスソロが聴けます。フルートのソロも3〜4曲あったと思います。」

ですって。劇場版クレヨンしんちゃんの音楽って、昨年の「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」もとても聴き応えがあって「これがアニメの音楽か…」と驚いたんですが、今回は更にそれを上回りそうですね。公開は4月19日のようです。どうぞ、お楽しみにo(^-^)o

 

 

029 青年座「乳房」(和田 薫)

2003年3月7日。青年座の「乳房」というお芝居のための音楽録りがありました。音楽は前に「犬夜叉」というアニメの録音などで取り上げさせていただいた和田 薫さんです。編成は梯 郁夫さんのエスニックパーカッションと田代耕一郎さんのギター、それにおっちゃんの笛の3人のみ。

おっちゃんは、この1つ前のお仕事が1時間ほど押したので、慌てて移動してスタジオに飛び込んだんですって。でも、幸いまだ前の分…つまりパーカッションとギターを録っていたので、かえって早すぎるくらいだったそうです。あ、スタジオでの録音は、クラシックのコンサートみたいに編成に入ってる楽器が一斉に演奏して録音するということもあるんですが、多くの場合は楽器1つずつとか、あるいは幾つかのグループに分けて録音するようです。で、この日も3人いっしょに…というわけではなく、パーカッションとギターを先に録ってたというわけですね。

お芝居の内容は分からないのですが(主演の西田敏行さんが緊急入院されたので、どなたが代役になったのでしょう?)、音楽はかなりエスニックな趣きだったそうです。おっちゃんの直感的感想は「あのロードス島戦記の音楽のバックのリズムを、うんとプリミティブにした感じかな〜?」ですって。個人的に和田さんの「ロードス島戦記」は好きな作品なので、今回の音楽にも興味津々だったりします。

とにかく、そのパーカッションとギターにおっちゃんはダビングという形でパンパイプやリコーダーを入れたんですが、詳しいコメントが届きましたのでご紹介しますね♪

「まずパンパイプでリズム・パターンの様なものをやります。これが大変で、2〜30小節ずっと休みなしの吹きっぱなしでした。他の楽器だったら何とかなるのですが、パンパイプの場合は息の量が半端じゃないので、酸欠状態に陥ってしまいます。ですから、これは4小節ごとに分けて録ってもらいました。そのパターンに中音のソプラニーノリコーダーを被せたのですが、こちらの方は簡単に終わりました。生のステージなので現場に行かないと見れないのですが、どんなシーンに使われるのか興味がありますね。」 だそうです。

私は、他のパンパイプ奏者の音とは全く違う、風に溶け込むようなおっちゃんのパンパイプの音色が大好きなのですが、吹くのは大変なんですねえ。そのおっちゃんのパンパイプといい、このところは和風の音楽が多かった和田さんの久々のエスニック調といい、ぜひとも観に(聴きに)行きたいところですが、やっぱり距離的に無理かなあ。とても残念です。行かれた方は、感想をお聞かせくださいねo(^-^)o

 

 

028 アニメ「D・N・エンジェル」(長谷川智樹)

2003年3月5日。4月からテレビ東京で始まるアニメ「D・Nエンジェル」の音楽録りがありました。音楽は「さんまのからくりTV」などを担当されていた長谷川智樹さん。

長谷川さんのお仕事に参加するのは久しぶりだったそうですが、お付き合い自体はもうかなり長いんですって。


小編成の弦に、フルート・オーボエ・ピアノ・ハープ・打楽器というコンパクトな編成で、しっとりした感じの曲が多かったようです。おっちゃんの参加楽器はフルートのみでしたが、ゆったりした良い感じのソロが何曲かあったそうですよ。オンエアが楽しみですね♪

以下は、おっちゃんの本日の感想です。

「今回は木管の出番が少なかったので、ブースでレスを書いたり、居眠りしてる事が多かったかな。」 だそうです。

そういや、とっくに仕事が始まってるハズの時間に「今、起きた!」なんてメールが来てたような…(;^_^A

 

 

027 グレッグ・アーウィンCD(大島ミチル)

2003年3月4日。この日のお仕事はグレッグ・アーウィンさんという東京在住のアメリカ人シンガーさんのアルバムで、「日本の童謡や歌曲を英語で歌おう」というコンセプトで進められてるもののようでした。スタジオはビクターの青山スタジオで、アレンジは大島ミチルさんです。

おっちゃんが参加したのはあの「赤とんぼ」の1曲だけだったそうですが、これがなかなか素敵だったそうですよ〜。まず、歌詞は歌い手のグレッグさんご本人が英語に訳されてるんですが、日本語の歌詞とメロディの雰囲気を壊さないように様々な工夫がなされてたようです。

たとえば、日本語と英語ではどうしても「言葉の数」が違ってくるわけですが、それを譜割りを変えたり、アウフタクトを追加したりして、元の味わいをきちんと残してるんだそうです。あと、そのグレッグさんが訳されたという歌詞も、日本語の意味合いを大事にした素敵な訳し方をされてたそうですよ。

それを大島さんがアレンジされたピアノとチェロとパンパイプだけというシンプルな音楽が、さらにこの曲が持つ独特の魅力を最大限に引き出せてるって感じなんだそうです。

録音自体もとてもスムーズで、ちょっと早めに始まったかと思ったら、本来の予定だった録音開始時間にはもう終わっちゃってたようです。何ともはや…とにかく、今回のお仕事は企画そのものがとても素敵ですよね。もうこれは聴くしかない1枚だと思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね(^.^)b

追記:このおっちゃんのパンパイプは、グレッグさんのオフィシャルサイトの「日本語」→「聴く/観る」→「曲の試聴」→「Blue Eyes Beautiful Songs of Japan」→「10:Dragonflies」で聴けますよ♪

 

 

026 アニメ「犬夜叉」追加録音(和田 薫)

2003年3月3日。人気アニメ「犬夜叉」のTV用の追加録音が行われました。この「犬夜叉」の音楽をはじめとする和田さんの録音はほとんど早稲田のアバコスタジオで行われてたようなんですが、劇場版「鏡の中の夢幻城」のときは青山のビクタースタジオで今回は一口坂スタジオ…と、このところ少し変わってきてるようです。これに対しておっちゃんは「フル編成のオケが録れるスタジオは数が限られているので、あちこち試してるのかもね?」なんて言ってました。

和田さんとヴァイオリンの篠崎正嗣さんです。

和田さんの写真が出たところで1つ和田さんネタを…。
ごく最近まで着メロが単音という超レアものだった和田さんの携帯が、ついにカメラ付きの新しい物になってたそうです。その携帯で撮ったお気に入りの写真の数々を、録音の合間に色んな人に見せてたんですって。はてさて、何の写真だったのでしょうね〜?


今回は、いつものようなメインテーマのバリエーションは少なく、どちらかと言えば新しいテーマやそのバリエーションが多かったようです。何か新しいキャラでも出てくるんでしょうか…

この日の録音はほとんどがおなじみのメンバーでエンジニアもいつもの山田さんだったので、最初にちょっとマイクのトラブルがあった以外はスムーズに運んだそうです。それでも曲数がかなり多かったので、予定の時間ぎりぎりまでかかったみたいですけどね。

和田さんの録音はいつも予定よりかなり早めに終わるようなので、それからすると今回のはちょっと珍しいのかも…でも、ちゃんと時間内に終わってるところはさすがですね(*^^*)



こちらはエンジニアの山田正弘さん♪

和田さんとはもう随分と長いおつきあいになるようで、息もぴったりです。


おっちゃんのパートとしては、今回はピッコロの出番が多かったそうです。フルートのソロも1曲あるらしいのですが、これをこの時たまたまお知り合いからお預かりしていたへインズのリングキーのフルートで吹いたんだそうです。このことについておっちゃんは「うんと耳を澄ませて聴けば、いつものフルートとの音色の違いが分かるんじゃないかな?」なんて言ってました。 こりゃまた、違った楽しみ方が出来そうですねo(^-^)o

 

 

025 リチャード・クレイダーマンのアルバム(coba)

2003年2月20日。渋谷区神宮前のとあるマンションの地下1階にある小さなスタジオで、ピアノの演奏にダビングというお仕事でした。

おっちゃんにとって初めて行くスタジオだったので地図を頼りに探して行ったそうですが、「最近はこういった感じの仕事が多い気がするなぁ」なんて言ってました。そういえば2つ下の小田和正さんのレポでも、プライベートスタジオに行くのに迷った…なんてお話をしたところでしたね。


アレンジャーは世界的なアコーディオン奏者のcobaさん。

右のツーショットはcobaさんの事務所の方に撮っていただいたんですって。見てるだけで元気になれそうな、とても素敵な写真ですよね(*^^*)


 

おっちゃんがダビングした曲は「かわいいワルツ」という感じだったそうで、楽器はオカリナとリコーダーで試した結果、ソプラニーノリコーダーを使うことに決まったそうです。cobaさんとしては本当はオカリナでやりたかったようですが、運指の面でちょっと厳しいところがあったので、仕方なかったんだそうです。

ところで、ダビングするときにイヤフォンから聴こえてきたピアノの雰囲気が、いつもやっているスタジオミュージシャンとはちょっと違っていたんだそうです。で、録音が終わったあとで何気なく「ちなみに、このピアノはどなたですか?」と聞いたら、何と「リチャード・クレーダーマンさんです」とのお返事が…!これにはおっちゃんもかなりビックリしたようです。

そんなわけで、クレーダーマンさんのアルバム…というか、彼のピアノに色んな楽器を組み合わせるというような企画だったみたいです。いつ、どんな形でリリースされるんでしょうか…詳細が気になるところですo(^-^)o

 

 

024 劇場版パーマン「Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン」(若草 恵)

2003年2月17日。サウンド・シティにて、春休み用アニメ映画「パーマン」の音楽録りが行われました。ご存じ「ドラえもん」と併映になるのだそうです。音楽はアニメ関係では「ヒカルの碁」「サイボーグ クロちゃん」など数多く手がけていらっしゃる若草 恵さん。

「ドラえもん」もそうですが、考えてみると「パーマン」もかなり古くからやってますよね。私も小さい頃から親しんでた気がします。で、こうしたスタジオ録音にはミュージシャンの手配をする「インペク屋さん」と呼ばれる方がいるんだそうですが、この日のインペク屋さんは若い女性で、おっちゃんたちは冗談で「パーマンなんて、彼女が生まれる前からじゃないの?」などと言い合ってたんだそうです。でも、あとになって「もしかすると、マジでそうかも…」なんて、少し焦った声も聞けました(^O^)

録音はいつものように手際よく進められたそうなのですが、とにかく曲数は多かったみたいです。それでちょっと時間オーバーになりそうな気配もあったようですが、木管セクションの入っている曲から先に録ったので、おっちゃんたち木管は予定の時間内に終われたんですって。


この日も若草さんはご自身では棒を振らずに、金魚鉢の中で指示を出されてたんだそうです。で、その若草さんの代わりにスタジオで棒を振ってらしたのはD島公二さん。

弦セクションは、小池弘之さん率いる「小池ストリングス」だったそうです。


おっちゃんからは「休憩時間に小池さんと、チラッとポポちんの話をしてた(^_^)」なんて、珍しく顔文字付きのコメントもいただきました。いやはや、何を言われてたのやら…ドキドキ。でも、左のようなリラックスムードなら、そうヘンなことは言われてないのかなあ。それにしても、相変わらず素敵な「伸びっぷり」ですね(^^ゞ

この映画は3月8日から公開です。どうぞ、お楽しみにo(^-^)o

 

 

023 小田和正さんの曲のインストアルバム

2003年2月7日。世田谷区砧の近くにあるプライベートスタジオで、小田和正さんの曲の録音が行われました…といっても小田さんが歌われる歌の伴奏部分ということではなく、小田さんの曲のインストアルバムのための録音だったようです。

こういう個人のお宅の一角をスタジオにしているものをプライベートスタジオというそうです。

で、これがまたものすごくたくさんあるようで、なかなか場所と名前が覚えられないんですって。特に今回は初めて行くところだったみたいなので、ちょっと迷っちゃったみたいです。


この日はそのインストアルバムの中の1曲をパンパイプで演奏したそうです。 肝心の曲名は控え忘れてしまったそうですが、何かの番組に使われてたような、かなりメジャーな曲だったみたいです。

この日のスタッフさんの中には「どこかでお会いしたことがあるような…?」と思う方がいらしてたそうです。

で、ちょっと尋ねてみると、この1年ほど前にも今回と同じ企画の録音があって、そのときにお会いしてたみたいです。ちなみに、そのときのアレンジャーは大島ミチルさんです。


アルバム参加者全員の写真を載せる…とのことで専門のカメラマンも来てらして、たくさん写真を撮ってたそうです。このアルバム、いつ頃どんな形でリリースされるんでしょうか…とても興味があるところですo(^-^)o

 

 

022 演歌のレコーディング

2003年2月6日。有名な椿山荘の近く…というか、例の田中邸の近くでもある文京区のキングレコードスタジオで、とある演歌のレコーディングが行われました。

最初の篠笛を吹いたときのブースは、何とドラムの隣りだったんですって。左上の写真をよく見ると、合わせガラスの窓の向こうにシンバルなんかが見えてますね。多少の音は漏れ聴こえてくるものの、防音設計になっているので録音には支障なかったみたいです。

こちらも上の写真と同じ日に撮られたものです。
次の曲のときは別のブースに移ってピッコロだったみたいですね。

左の写真の ガラスの向こうには、弦セクションが見えてます。

 

 

021 ドラマ「介護家族」(大島ミチル)

2003年2月3日。サウンド・インのBスタで、日本テレビのカネボウヒューマンズスペシャルでやる「介護家族」という2時間もののドラマの録音でした。音楽は大島ミチルさん。

今回は、去年やった「アイランド」と同じく、全てがパンパイプというオーダーで、おっちゃんは少しドキドキしながらスタジオに入ったんだそうです。ちょっと「あのおっちゃんがドキドキって?」って思ったりもするんですが、パンパイプはなかなか吹くのが難しいらしく、あのおっちゃんでも少し構えてしまうんですって。でも、思ってたよりは吹きやすいパターンだったようで、ホッとしたとか…。

このBスタというのは少し小さめのスタジオだそうで、おっちゃんは中2階みたいになってるブースに入ったそうです。中2階という場所なのでフロアで演奏している弦グループや指揮をしている大島さんを見下ろす形になるわけです。そこで、おっちゃんは「これはいい写真が撮れる〜♪」と意気込んだまではよかったのですが、何とデジカメを忘れてきてたんだそうです。ああもう…。このところ立て続けにパソコンのトラブルに見舞われてるおっちゃん、この日も出かける直前まで色々とやって慌てて出かけたみたいなので、つい忘れちゃったみたいですね(^^ゞ

「デジカメを忘れた」との連絡を受けた私は「すごい残念だけど仕方ないね。またいつかこんな機会もあるよ♪」というと、「うん。でも今日のピアノはあの国府弘子さんなのよ。あぁ〜返す返すも残念だ…。」と、おっちゃんは本当に口惜しそうでした。ま、本音のところ、私もすごく残念です。スタジオの写真ももちろんですが、おっちゃんがパンパイプを吹いてる姿も見たかったですしねえ。

そんな気持ちをよそに録音の方は極めてスムーズに進み、予定より随分と早く終わってしまったそうです。休憩時間には、大島さんと国府さん、それにヴァイオリンのマサさん達と、紅白歌合戦での黒部ダム生中継の話なんかで、盛り上がったんですって(*^^*)

こんな楽しい仲間達と仕事に取り組めるって、本当に素晴らしいことですね。そして、こんな和やかな雰囲気の中で生まれた音楽は、さぞかし心が温かくなるものでしょう。3月4日のオンエアを楽しみにしてましょうね♪

追記:サウンド・インの中2階のブースですが、別の録音のときに撮ったものがこちらにあります(^.^)b

 

 

020 劇場版ワンピース「デッドエンドの冒険」(田中公平・浜口史郎)

2003年1月29日。サウンドシティのAスタジオで、劇場版ワンピース「デッドエンドの冒険」の録音が行われました。スタジオにはスタッフらしき方もたくさんいらしていて、そんなところからも製作への意気込みみたいなものが感じられたそうです。

音楽は田中公平さんと浜口史郎さん。現場では田中さんが指揮を担当して、浜口さんが金魚鉢(副調室)の中で音をチェックされていたそうです。

おっちゃんの話によると、公平さんや浜口さんが所属しているイマジン関連の録音は、スタジオ業界でもとても手際がいい方なんですって。他の現場では、少なくとも最初の30分くらいは「楽器のバランス決め」みたいな作業で過ぎてしまうことが多いらしいんですが、この日は開始5分後には、もう1曲目がOKになってたそうです。おっちゃんも「驚異的な進行だ」と、感心してました。

これは「譜面の間違いが少ない」「現場での変更がほとんどない」「エンジニアさんの手際がいい」等の条件が揃っているからこそできることなんだそうです。それにもかかわらず予定時間を大幅にオーバーしちゃったようなんですが、それはそれだけ中身が濃いと言いますか、とにかく音楽の量が多い、その中にはかなり難しい曲もある…なんてことが原因のようです。

映画の中でどういう使われ方をされるのかは聞きそびれたそうですが、かなり目立つリコーダーのソロが1曲あるんだそうです。リコーダーソロというよりはソロヴァイオリン(小池弘之さん)とのユニゾンだそうですが、どちらかと言えばアイリッシュの味わいがある、エスニックな音楽だったみたいですよ。

「シャープが4個つくキー(E dur=ホ長調)で、リコーダーで吹きつつもティンホイッスルの感じを狙っていたようだった」とのコメントもいただきました。

重厚にして軽快な公平さんのカラーに浜口さんの大胆なハーモニーが加わって、音楽的にも興味深い映画になるのではないでしょうか。映画の公開と同時にサントラもリリースされるようなので、今から楽しみですね(*^^*)

追記:おっちゃんと小池さんでやったアイリッシュ風の曲というのは、こちらで試聴できる「地下の酒場、大ホール!」という曲です♪

 

 

019 特撮「爆竜戦隊アバンレンジャー」(羽田健太郎)

2003年1月28日。小さい男の子たちを中心に大人気の特撮「忍風戦隊ハリケンジャー」の後番組となる「爆竜戦隊アバレンジャー」の音楽録りが、港区赤坂にあるコロムビアレコードの1スタで行なわれました。音楽はハネケンこと 羽田健太郎さん。


録音は、予定の時間を目いっぱい使った、まさに息つく間もないような状況で進められたそうですが、それでも何とか時間内に終わったんですって。

最近のアニメの音楽は、ベースが打ち込みになっていることが多いそうですが、今回は珍しく生のリズム隊(ドラム・ベース・ギター・ピアノ)が入っていたそうです。


この日の録音は、弦セクションには篠崎さん、ブラスセクションにはエリック宮城さんという、とても豪華なメンバーで臨んだそうです。エリックさんのトランペットや、萩谷さんによるギターのアドリブが光ってたんですって。あと、指揮者はD島公二さんで、羽田さんはピアノを担当されてたようです。

で、「肝心のおっちゃんの出番は?」と尋ねると、「ソロが1曲あって、あとはオケの中で聴けるかな?ピッコロが目立ってるかも?」とのお返事をいただきました。

以下は、おっちゃんの本日の感想です。

「木管セクションは狭いブースに押し込まれて、けっこう窮屈な感じだった。でも、前回のハリケンジャーの時よりは、多少マシだったかもしれない。羽田さんはこのところ"題名の無い音楽会21"をはじめとして、どちらかと云えばタレント的な活動が多く成っていた様だが、本来(?)の作曲活動を再開された様な感じがする。嬉しい事だ。そんな事もあってか、なかなか意欲的な曲が多かった。」

放送開始は2月16日の午前7時半からです。羽田さんによる特撮の音楽、どうぞお聴き逃しのないようにo(^-^)o

 

 

018 ブース内で出番を待つ笛たち

キングレコードのブース内で撮られた写真です。

左は篠笛を演奏中のもので、右は椅子の上で出番を待ってるの笛たちの様子です(*^^*)


アレンジャーさんの中にはご自身が書かれてきたものが実際にスタジオで音になってるのを聴いて何かを感じ、その場で楽譜を書き直したりする方もいらっしゃるようです。時にはその「直し」に予定の時刻を何時間もオーバーしてしまうこともあるそうですよ。

でも、必ずいいものに仕上がってくるので、ミュージシャンの皆さんも快く待ってあげるんですって♪

そんな待ち時間に、おっちゃんは右上の写真に写ってるモバイルギアで掲示板のレスやお仕事のメモなんかを書いてくれてるらしいです。たまに、携帯メールで遊んでることもあるようですけどね(;^_^A

 

 

017 NHK月曜ドラマシリーズ「私は歌いたい 愛のうたを」(羽田健太郎)

2003年1月19日。NHKの506スタジオでドラマの録音が行われました。音楽はハネケンこと、羽田健太郎さん。

おっちゃんは、フルート・ピッコロ・アルトフルート・バスフルート・オカリナ・パンパイプという、とてもたくさんの楽器で参加したようです。


写真は2枚とも、いわゆる「下水道管」と呼ばれたりしてるバスフルートです。この楽器を使うことが少ないせいもあり、こういった吹いてる写真というのはかなり貴重なものなんだそうですよ♪


バスフルートって、普通のフルートのちょうど1オクターブ下の音域になるそうです。もっと詳しく知りたい方は、おっちゃんのHPへ行ってみてくださいね。

とても貴重なショットで思わず食い入るように見入ってしまうのですが、1ヶ所だけ気になる点が…。それは、おっちゃんの左足。こんなにリラックスした体勢で録音に臨んでるんですねえ。いやまあ、そういった自然体だからこそ、あんな生き生きとした音色が生まれるのかもしれませんね(^^ゞ


この番組、NHKの「月曜ドラマシリーズ」の中の1つらしく、2月10日(21:15〜21:58)からスタートだそうです。お見逃しなく♪

追記:録音現場での楽譜にはレポのタイトルにあるように「私は歌いたい 愛のうたを」と書かれていたようですが、オンエア時には「風子のラーメン」というタイトルに変わっていたようです。

 

 

016 わたすげ(若草 恵)

2003年1月16日。キングレコードの関口台スタジオで、若草 恵さんの書きによる演歌のレコーディングがありました。「わたすげ」というタイトルの、とても綺麗な曲だったそうです。

編成は、弦に木管、それにホルンとピアノと打楽器。これにダビングでソプラノリコーダーとアルトリコーダーを、さらにはチェンバロ(シンセではなくて本物)も加わったそうです。何だかとても演歌とは思えないような編成ですよね。真咲よう子さんという方が歌われるようです。

ところで、こんな感じでとてもいい曲だったのに、市場に出るCDなのか委託版なのか、確認するのを忘れてしまったそうです。委託版というのは、自費出版みたいなものなんですって。う〜ん、この構成といい、おっちゃんの曲へのコメントといい、ぜひ聴いてみたいですねえ。市場に出回るのを祈るばかりです。

このお仕事のあとは菅野よう子さんの録音で、前にもこちらで取り上げさせていただいたアニメ「WOLF'S RAIN」の追加録音でした。内容としてはケーナで1曲のみだったそうですが、おっちゃんからのコメントには「単に"笛"という指定しかなかったが、キーと音域の関係でケーナでやった。なんとなく奇妙な曲だった。」とありました。ケーナの音色で奇妙な曲…はて、どんな曲なんでしょうね。オンエアで確認できるのはもちろんのこと、サントラにも収録されるといいですねo(^-^)o

 

 

015 火曜サスペンス劇場「産婦人科医・南雲綾子」(糸川玲子)

2003年1月15日。この日2本目となるお仕事は、都内の番町にあるスタジオで「火サス」こと「火曜サスペンス劇場」の音楽録りでした。作曲は糸川玲子さん。

おっちゃんの使用楽器は、フルート・アルトフルート・パンパイプの3つで、フルートのソロが3曲くらいあったそうです。アルトフルートとパンパイプは、断片的な感じで出てきたみたいですね。

時間的にはかなり厳しい録音だったので、肝心の放映日を聞きそびれてしまったんですって。まぁ、これは仕方ないですよね。なので、せめてタイトルでも分かれば放送日をチェックできると思い「じゃ、タイトルは?」と聞くと、「女医なんたら…とかだったと思うけど、スタジオを出た途端に忘れてしもた。これじゃレポートにならんな(笑)」とのお返事が…(^^ゞ

こうなったらもうタイトルに「女医」という言葉がついてるものを片っ端からチェックだ!…と思ってたんですが、その後の調べで「産婦人科医・南雲綾子」だと分かりました。どうぞ、お楽しみにo(^-^)o

 

 

014 TVアニメ「明日のナージャ」(奥 慶一)

2003年1月11日。赤坂のコロンビアレコードのスタジオで「明日のナージャ」の録音が行われました。これは「おジャ魔女どれみ」の後番組となります。作曲は「おジャ魔女どれみ」に引き続き、奥 慶一さんです。

最近のアニメの劇伴は大体4〜5時間で録音することが多いらしいのですが、今回は途中1時間の休憩のみで正味8時間というスケジュール。実際は更にそれを約3時間オーバーして、計11時間ものお仕事になったそうです。特にトラブルがあったというわけでもなく、ただ単に「楽譜が多すぎた」ということに尽きるみたいですね。

以下は、おっちゃんからのコメント原文です。
「奥慶一さんはパワー炸裂と云う感じで書きまくった様で、バロックあり、クラシックあり、民族音楽もあり、と、様々な音楽のスタイルを駆使して、とても劇伴とは思えない様な高度なテクニックを要するのもあり、中々大変な録音でした。」

それにしても、これだけの曲数を用意し、そしてそれを生楽器で録る時間をかけられるというのは、番組の内容的にも音楽を重視しているという事なのでしょうね。旅芸人一座がヨーロッパを巡る旅に出るというストーリーらしいので、歌や踊りのシーンなんかも多いのかも知れません。

ちなみに、放送開始は2003年2月2日の朝8時半からです。 で、おっちゃんは去年の暮れ近くにも予告編みたいな録音に参加してるんです。でも、その時は確か「旅芸人ナージャというタイトルだった」と報告を受けたように思うのですが、オンエアに向けて変更になったみたいですね。うん、正式名の「明日のナージャ」の方が明るくて夢がありそうで、いい感じですよね。おっちゃんと奥 慶一さんは「実際のストーリー上はどうなのか分からないけれど、ナージャというのは何となくロシア的な感じですね」なんて話してたそうです。

そういえば、「おジャ魔女どれみ」の方も年末に特別録音をしたそうですが、最終回までの数話にはその特別録音での音楽を使ったシーンが放映されてるようです。

ところで、奥さんもときどきこのページを見てくださってるみたいなんです。おっちゃんは帰りがけに「つらい仕事だった…なんて書かないでね。楽しい仕事だったって書いてね」とか言われちゃったそうですよ。だからというわけではないですが、久しぶりに長時間の録音だったにも関わらず、何となく心地よい疲労感を感じながら帰途についたそうです。 いや〜おっちゃんも奥さんも、本当にお疲れさまでした。皆さんがここまで頑張って作り上げられてきた音楽、絶対に聴き逃すことのないようにしたいと思いますo(^-^)o

 

 

013 CDドラマ「あの、晴れた青空」(和田 薫)

2003年1月10日。レポ番号112番でご紹介したNHKでのお仕事のあとは、和田 薫さんの書きによるお仕事でした。和田さんのお仕事ではよくアバコスタジオが使われるんですが、この日は代々木駅の近くのワンダーステーションというスタジオで行なわれたそうです。このワンダーステーションって久石 譲さんのスタジオだそうで、映画「もののけ姫」のケーナのダビングもここでやったんですよ(^.^)b

さて、この日は角川のCDドラマの音楽録りだったそうです。ごとうしのぶさん作の「あの、晴れた青空」というもので、ジャンルとしてはBL(ボーイズラブ)に当たるんだそうです…って、私も今回のレポで初めて「BL」という言葉を知ったんですけどね。男性同士の恋愛の形をそう呼ぶんだそうです。

和田さんの音楽と言えば「犬夜叉」や「学校の怪談」や「金田一少年の事件簿」のような暗くて重厚なイメージが強い方も多いかと思うんですが、今回のは「To Heart」を思い出させるような爽やか系の音楽だったそうです。またまた、和田さんの違った面を発見できて、おっちゃんも嬉しそうでした(*^^*)

スタジオのフロアに、15〜6人の弦とピアノ、それにアコースティックギターや木管(フルート・オーボエ・クラリネット)といった面々が所狭しと並んでいたそうです。笛としてはフルートとピッコロのほかに「オカリナもしくはリコーダー」という指定があったそうなので、リコーダーで演奏したそうです。

 

 

012 NHK「おはなしの旅」(桑原研郎)

2003年1月10日。この日のおっちゃんの最初のお仕事は、NHKの「おはなしの旅」のテーマ録りだったそうです。渋谷のNHKに行ったのは久しぶりだったとか…。

開始テーマを3種類と終了テーマを2種類ほど録ったそうです。使った楽器の内訳はリコーダーが3曲、ケーナが1曲、フルートが1曲なんですが、実際にオンエアで使われるのはどれなんでしょうか…少しずつ時期をずらして、全部が聴けるようにしてくれたらいいんですけどねえ。

音楽は桑原研郎さん。おっちゃんから見ても「超ベテランさん」と言ってもいいくらいの方なんだそうです。特にNHKの劇伴関係では、大変な実績のある方みたいです。

そういえば、NHKの人形劇「三国志」も、この桑原さんですよね?
この「お話の旅」って、小学校の国語の授業中に見せてくれる番組じゃないのかなあ…今度、うちの子供たちに聞いてみたいと思います。


これは上の写真と同じく、NHKの506スタジオで撮られたものです。おっちゃんが吹いてるのは自作のケーナですね♪

私は、おっちゃんの吹くケーナの音色には、何とも言えない優しさと温かさと豊かさがあると思うのです。 だから番組の放送時間をマメにチェックして、色々なテーマを聴いてみたいと思いますo(^-^)o

 

 

011 ドラマ「よい子の味方」(大島ミチル)

2003年1月6日。おっちゃんの今年の仕事始めは1月18日から放送開始のドラマ「よい子の味方」の音楽録りとなりました。音楽は大島ミチルさんで、場所は港区にあるサウンドシティのAスタです。

このドラマ、今の時代らしく保父さんの話なんです。コミック等が原作ではなく、新たに書き下ろされたものらしいですよ。 右の写真はブースから撮ったスタジオ内ですが、一番手前の譜面台の上に、大島さんの背中が見えますね♪


このところの大島さんの劇伴はマーチ風のテーマが多いような印象がありますが、今回のもメインテーマは軽やかな感じのマーチだったそうです。

いつもは弦と木管は中央の広いスペースでやるんだそうですが、今回は木管は別のブースになったんですって。おっちゃんの調査で得られた情報によると「一緒に録ったものとはまた別に、木管だけとしても使う」ということを考えた上での配置なんだそうです。

子供を扱ったドラマだけに、ピッコロやリコーダーの出番はかなりあったみたいですよ。これは、ますますオンエアが楽しみですね♪ ちなみに、おっちゃんはフルート・ピッコロ・リコーダーで参加したようです。

 

 

010 ドラマ「熱烈的中華飯店」(大島ミチル)

2002年12月19日。麻布台のサウンドシティのAスタで、2003年1月8日からフジテレビにて放送が始まる「熱烈的中華飯店」というドラマの録音が行われました。音楽は大島ミチルさん。

大島さんとのツーショットは、色んなCDのブックレットに「ミュージック・コーディネーター」という風にクレジットされてる、間宮エマリさんが撮って下さったんだそうですよ。


今回の作品は、チャイニーズフレーバーという感じで、いつもの大島さんとは違った雰囲気の音楽だったそうです。またまた大島さんの新たな面を発見できて、おっちゃんはとても嬉しそうでした♪

この日おっちゃんが入っていたブースは直に大島さんの指揮が見えない場所だったので、こういうテレビモニターを見ながら演奏したんだそうです。実際には、もう少し見やすいらしいですよ。

上の写真にもありますが、指揮をしてる大島さんって、何処か凛としたものが感じられて素敵ですね(*^^*)


俗に「金魚鉢」と呼ばれる副調室の中は、こういう調整卓(コンソール)があって、おびただしい数のフェーダーやスイッチが並んでいます。

上には大きなスピーカーとモニターがあって、よく見ると指揮をしてらっしゃる大島さんが映っています…が、ちょっと小さすぎて見えないかなあ。まあ、上のモニターの写真のようだと思ってくださいな。


副調室からガラス越しに見たスタジオ内です。

「ほんとは中に入って撮りたかったんだけど、邪魔になるからね…」と、おっちゃん。大島さんの腕が少しブレてたりして、かえって臨場感あふれる貴重なショットになってますね♪


今回は中国的な雰囲気の番組ということで、おっちゃんは手持ちの中国製の笛や、篠笛に共鳴膜をつけて明笛風に改造したものなんかを持って行ったそうです。

で、録音前に音を聴いてもらったそうですが、残念ながら明笛の方はキーが合わなかったんですって。なので「中国笛」と指定のあるパートは、自作の篠笛で演奏したそうですよ。

普通の篠笛でもちゃんと中国笛風に聴こえさせてしまうところが、おっちゃんのスゴいとこなんですよね〜♪

 

 

009 NHK「小さな旅」(大野雄二)

2002年12月15日。サウンドシティのAスタジオで、NHK「小さな旅」の録音が行われました。

ヴァイオリンが約10人にチェロが3人(うち1人は、堀沢真己さん)、ドラム・ベース・ギターなどの編成で、大野雄二さんは御自身でピアノを弾かれたそうです。

おっちゃんは残念ながら右腕しか写ってませんが、愛用のフルートと、その奥にはオーボエの石橋雅一さんが写ってますね♪

 

 

008 アニメ「オーバーマン キングゲイナー」(田中公平)

2002年12月13日。ビクターレコード青山スタジオの301スタで、アニメ「オーバーマン・キングゲイナー」の録音が行われました。

音楽は田中公平さん。

開始前に田中公平さんの所属する事務所「イマジン」の方に頼んで撮ってもらったというツーショット、やわらかでいい雰囲気ですよね。

この日は曲数は少なかったそうですが、どの曲もパワフルで手応え十分な録音だったそうです。 皆さんの頑張りで、予定より30分ほど早く終わったそうですよ♪

 

 

007 望郷歌「拝啓かあさん」

2002年12月4日。千代田区番町のサウンド・インで、「拝啓かあさん」という曲を録音中の写真です。この曲を歌われるのは和田青児さんという、北島三郎さんと同じ事務所の方です。

おっちゃん、かなりのリラックス体勢ですねぇ。でも、音はちゃんとキマってるところが流石です。

この翌日は、2003年1月18日から3週間限定で公開される「黄泉がえり」という映画の録音にもフルートとアルトフルートで参加したそうです。この映画の音楽は、千住 明さんでした。

 

 

006 アニメ「WOLF'S RAIN」(菅野よう子)


ケーナ(自作)

2002年12月2日。ビクター青山スタジオの301にて撮影。

この日はアニメ「WOLF'S RAIN」の録音で、この数日前にタイムオーバーで録り損なった分の追加録音でした。音楽は菅野よう子さん。

篠笛と言っても日本調ではなく、洋楽の古楽みたいな曲で、かなり長かったそうです。


篠笛(自作)

 

 

005 BS「おかあさんといっしょ」(福田和禾子)

2002年12月2日。NHK506スタジオでの録音風景です。この日は「BS おかあさんといっしょ」のお仕事で、音楽は福田和哥子さん。

おっちゃんはオカリナで「ゆりかごのうた」を吹いたりしたんだそうですよ♪

 

 

004  アニメ「Kiddy Grade 2」(浜口史郎)

2002年11月30日。サウンドシティのAスタジオで撮られた、浜口史郎さんとのツーショット。

浜口さんと言えば、劇場版「クレヨンしんちゃん」や「ワンピース」、それに「ファイナルファンタジー」の編曲などを手がけられてますが、この日は「Kiddy Grade 2」の追加録音でした。

おっちゃんはフルートで参加のようです。なかなかイイ音楽だったそうですよ。おっちゃんがこう言う時は、本当に聴き応えのあるイイ音楽なんです。サントラのリリースが楽しみですね♪

 

 

003 ピッコロ演奏中

2002年11月26日。キングレコードスタジオのブース内で撮られた、演奏の真っ最中という貴重な写真です。

この日の録音は、演歌のオンパレードだったとか…吹いている楽器はピッコロです。

 

 

002 大野雄二ディナーショーの会場にて

2002年11月23日に、田町のワイン・レストラン「Le Vin Vivant」で行われたディナーショーでの、大野雄二さんとのツーショット。おっちゃん、ワインの瓶に顎を乗せてるみたいで面白いですね。

当日は、ピアノ・ベース・ギター・フルート・オーボエ・チェロというソフトな編成で、NHKの「小さな旅」や「ルパン三世」のテーマが中心のプログラムだったとか…聴衆と一体となった、とてもアットホームなコンサートだったようですよ。写真撮影は、オーボエの石橋雅一さん。

 

 

001 劇場版「犬夜叉 鏡の中の夢幻城」(和田 薫)

2002年11月11日。ビクター青山スタジオで、アニメ「犬夜叉」の映画のための音楽録りが行われました。

これは、おっちゃんの座ってる席から見たスタジオ内の様子。いつもはブースの中にいることが多いと聞いてたんですが、この日は衝立だったそうなので、こんな貴重な視点からのショットがいただけました。

画面の奥で指揮をしてるのは、「犬夜叉」の音楽を担当してる和田 薫さんです。一体ここで、どんな音楽が録られたんでしょうねえ。映画の公開とCDリリースが楽しみです♪


これは、上の写真と同じ日に撮られた、和田 薫さんとのツーショットです。

おっちゃんと和田さんはもう10年以上のお付き合いらしいので、すっかり気心が知れた仲という感じで、とてもいい雰囲気ですよね〜♪

この日の録音は午後1時から9時までの予定だったそうですが、皆の頑張りで約2時間も早く終わってしまったそうです。

 

 

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