おっちゃんの仕事場探検

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劇伴(映画・ドラマ・アニメなどのBGM)がどんなところで、どんな風に作られているのかを、おっちゃんから聞いたお話を中心にレポートしていきます。レポートの番号が進むにつれてだんだんと内容が濃くなり、ときには作曲家さんやエンジニアさんからいただいたコメントも出てきます。

ただし、これらは録音時の記録が主になっているので、実際にオンエアまたはリリースされたときにはタイトルが変わってる…なんてことも稀にあります。また、私の音楽の知識やパソコン技術の問題などによりお見苦しい点も多いかと思いますが、あたたかい目で読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

こことは別の「スペシャルレポート」「オフラインレポート」などのページでも作曲家さんやエンジニアさんのお仕事ぶりやオフのときの様子をご紹介していますので、合わせてご覧下さい。

最後に…どうぞレポートをご覧になってのご意見・ご感想などを、ゲストブックやメール・ウェブ拍手などを通じてお聞かせください。今後の参考に、そして励みにさせていただきたいと思います。よろしくお願いしますm(__)m

 

 

 

 

107 BS2アニメ「PLANETES」最終回用の挿入歌録音(黒石ひとみ)

2004年2月18日。夕方から南青山のスタジオKIMに行き、薄謝協会のBS2でやっている「PLANETES」というアニメの最終回に使う歌の録音に臨みました。このアニメは、人間が宇宙に住むのが当たり前になった未来社会の話だそうで、実際はギリシャ語で「ΠΛΑΝΗΤΕΣ」と表記するそうです。で、現在のBS2での放送が4月に終了したあとは、夏ごろから同じものを地上波でもやるんだそうですよ。実は、もう少し具体的な情報を得ているのですが、現時点ではあくまで「予定」なので、もうしばらく控えておきましょう…。とにかく、BSが映らない我が家にとっては、嬉しい限りです♪
 
さて、おっちゃんは、ほとんど仕上がってる状態の曲の間奏とCodaにティンホイッスルをダビングするという形での参加となりました。おっちゃん曰く「間奏の部分は楽譜が書いてあったから大体その通りにやったんやけど、Codaの方はアドリブを何パターンかと歌メロのバージョンの両方をやったんじゃ。あとで適当に選んで使うんやと。」だそうです。あの…ふと疑問に思ったのですが「間奏の部分は楽譜が書いてあったから大体その通りに…」って、これは言い方を変えれば「楽譜があっても、適当にアレンジして吹いちゃった」ってことなのかしらん?(^-^;)

そうそう、歌の部分には黒石さんの美しく神秘的な声による多重録音が入ってたんですって。けっこう長い曲で、何度も何度も声を重ねるのは、かなり大変だったみたいですね。黒石さんの多重録音かぁ…もともと歌手でいらして、今はヴォーカルスクールで教えたりもしているという黒石さんは、本当に歌がお上手なんですよ。それに、人を惹きつける不思議な魅力のある声の持ち主でもいらっしゃいます。そんな黒石さんの多重録音となると、さぞ美しいことでしょうね。地上波放送が待ち遠しいです。あ、この最終回で使うという曲に関しては、作曲も編曲も黒石ひとみさんなんだそうですが、劇伴部分の作曲は中川幸太郎さんです(^.^)b

余談ですが、おっちゃんは帰りがけに、前にやった「LAST EXILE」の2枚目のサントラをいただいてきちゃったそうです。このアルバムでおっちゃんの笛が聴けるのは全20曲の中の6曲で、ケーナやフルートが楽しめるようです。

 

追記:この日に録られた曲の動画が見つかりましたので、貼っておきますね。4分7秒くらいのところにおっちゃんのティンホイッスルが美しく響いてます(*^^*)

 

 

106 アニメ「花右京メイド隊」(大島ミチル)

2004年2月18日。千代田区番町にあるサウンド・インに行きました。3日前に続いて大島ミチルさんの仕事で、今日のタイトルは「花右京メイド隊」という深夜に放送されるアニメだそうです。ここ最近のおっちゃんは深夜アニメのお仕事も多くて、ビデオが必須&大活躍ですね。でも…2004年2月現在、我が家のビデオは2台とも壊れてて、夜更かしして見ざるを得ないという状況になってます。早く何とかせねば…(^^ゞ

音楽は、番組の構成が「癒し系ラブコメディ」というだけあって、明るく楽しい雰囲気のものが多かったようです。その中に1曲だけ、篠笛の曲があったんだそうですよ。このレポートの3つ下にある「御宿かわせみ」のときのような怪しげなのではなくて、ほんのり和風という感じだったみたいです。どうやら番組内にお茶を立てる場面があるそうで、そこで使われるみたいですね。

Mナンバーは30まであったのですが、途中いくつか抜けた番号があったようです。何曲かはテンポ違いなんかを録ったりもしたそうなので、それを合わせて30曲ということだったのでしょうか?2月19付けの大島さんの掲示板での、おっちゃんと大島さんとのやりとりを見ると、後半はほとんど全てが「ぶっつけ本番」だったようですね。おっちゃんの話では「けっこうスムーズに進行して、押したメンバーは1人もおらんかった」とのことなので、なぜ後半は「ぶっつけ本番」になってしまったんでしょう?もしかすると時間的な問題ではなく「適度な緊張感でまとまった演奏ができる」という「ぶっつけ本番」のメリットを生かしたのかもしれませんね。

この日の編成は、木管はフルート(おっちゃん)・オーボエ(石橋雅一さん)・クラリネット(星野 正さん)で、ブラスはトランペット(エリック宮城さん・菅坂雅彦さん)とトロンボーン(中川英二郎さん)、それにパーカッション(高田みどりさん)・ピアノ(美野春樹さん)・弦(マサさんのグループ・64221)といった感じだったようです。おや、ブラスにホルンがありませんね。きっと、大島さんの何らかの思惑があってのことでしょう。このあたりの大島さんのイメージも楽しみです♪

左の写真は、休憩中のコントロールルームでの大島さん。隣にいらっしゃる方はミキサーさん。 大島さんの優しい眼差しと朗らかな表情、素敵ですね〜♪

いったい、どなたとお話してるんでしょうか?

このアニメ、残念ながら私の地域では見られそうにないので、ぜひ色んな感想を聞かせてくださいねo(^o^)o

 

 

105 NHK「道中でござる」(藤野浩一)

2004年2月17日。薄謝協会の506スタに行きました。かなり長く続いていた「お江戸でござる」という番組が3月で終わるらしく、その次に始まる「道中でござる」と云う番組のテーマ録りでした。

音楽は「お江戸でござる」と同じく藤野浩一さんで、メンバーは藤野さんのおなじみのジャズ系のミュージシャンがメインだったみたいです。ちなみに、宮崎さん(クラリネット)、武井さん(ファゴット)、松本さん(ベース)、そうる透さん(ドラム)、中西康晴さん(ピアノ)、バンジョー(?)といった編成だったようですね。

音楽の感じは前作「お江戸でござる」と同じくコミック系だったようですが、藤野さん曰く「前作のテーマがあまりにも良かったので、けっこう大変だったんだよ」とのことだったそうです。この日は、オープニングとエンディングの他にBGMの様なのを3種類、それぞれ長さが違うのなんかを結構たくさん録ったんですって。

あ、この日は「篠笛、もしくはピッコロで」というオーダーだったらしいのですが、いざ現場で楽譜をもらってみると、おっちゃんはちょっと「ん?」と思ったそうです。というのも、曲想は思いっきり日本調だったそうですが、どちらかと言うとピッコロのような動きだったんですって。この「ピッコロのような動き」というのは、「音符が多い」「スタッカートが多い」みたいなことらしいです。で、「篠笛でも出来んことはないんやけど、こういうのを無理して篠笛でやっても下手くそなピッコロみたいに聴こえてしまうことが多いんで、結局みんなピッコロでやったんじゃ」だそうです。

ところで、おっちゃんがスタジオに入った途端、藤野さんに「HP、見てますよ〜♪」って言われちゃったんですって。何と、前に「JA0***」というコールサインで、無線を…それもおっちゃんたちの専門分野(?)である「CW」ってのをやってらっしゃったそうで、おっちゃんちの「無線のページ」なんかも見て下さってるみたいでした。こういう話をしてるときのおっちゃんって、本当に嬉しそうなんですよね。しかも、最近「HP見てますよ」って声を聞くことが多いような…おっちゃんのHPへの熱がますます上がりそうですね。これからは、どんな貴重なお話が飛び出してくるんでしょうかo(^o^)o

「お江戸でござる」を見たことのある方はお分かりと思いますが、藤野さんはあの音楽の通りの、とてもユーモラスで明るい方なんだそうです。スタジオはいつもジョークの連発で、皆で爆笑しまくりになるんだそうですよ。そんな笑顔の絶えないスタジオの雰囲気と仲間だからこそ、あんな楽しい音楽が生まれるのでしょうね。次回作も楽しみにしていたいと思います♪

 

 

104 アニメ「光と水のダフネ」追加録音(大谷 幸)

2004年2月16日。代々木駅の近くにあるワンダーステーションというスタジオに行きました。もうご存知の方も多いかと思いますが、作曲家の久石 譲さんが所有されてるスタジオなんですよ。

さて、お題は… 現在すでに放映中で前にもレポートさせていただいた「光と水のダフネ」というアニメの追加録音でした。作曲は大谷 幸さん。今回は約10曲ほどを録音したそうです。

この日のメンバーは、おっちゃんとマサさんと田代耕一郎さんは前回と同じで、アコースティックギターの今泉 洋さんが新たに加わったけれど、逆にパーカッションはなかったそうです。

この録音の前日に韓国のツアーから帰ってきたというマサさんは、ヴァイオリンと二胡を、田代さんは、ウードとフラットマンドリンとアイリッシュ・ブズーキを、おっちゃんは、ケーナ・リコーダー・オカリナ・パンパイプ・篠笛を…と、皆さん今回もたくさん持ち替えたみたいですよ。

右はパンパイプを演奏中のおっちゃんです。


大体は、前回のエスニックな雰囲気を引き継いでて、録音形態もベースのシンセに4人でダビングという前回と同じ形だったみたいなので違和感なく演奏できたそうですが、今回はかなり長いオカリナのソロが1曲あったそうです。これは楽しみですね〜♪

左はウードを演奏中の田代耕一郎さんです。


余談ですが…このスタジオは、駐車場が少し離れたところにあって、スタジオに行くには「埼京線」の踏切というのを2度も渡らなければいけないんだそうです。

こんなにたくさんの楽器が入った大きな荷物を持っての往復は、かなり大変だったんですって。 ちなみに、右は篠笛とパンパイプの写真です。

こちらは篠笛とケーナの写真。赤いのが「カシュー」という塗料を塗ったおっちゃん自作ケーナですね。

ここには写ってないけど、オカリナなんかは陶器製だから色んなキーを揃えるとけっこう重いんだろうなあ。

おっちゃんは、大谷さんに「アニメの今後の展開はどうなるの?」と尋ねてみたそうですが、大谷さんからは「まだ先の方の事は決まっていなくて、分からない」とのお返事だったそうです。確か、このアニメは原作とアニメが同時進行なんですよね。つまり、誰にも先が読めないという…今後の展開がほんと楽しみなところですo(^o^)o

 

 

103 金曜時代劇「御宿かわせみ」(大島ミチル)

2004年2月15日。おっちゃんは、金曜時代劇「御宿かわせみ」の音楽録りのために、日本薄謝協会の506スタに行きました。音楽は大島ミチルさん。この「御宿かわせみ」は今回のが第2弾の録音で、ちょうど去年の今ごろに第1弾の録音が行われていました。でも、その去年の第1弾の録音には、おっちゃんはどうしても予定が合わなくて参加できなかったのです。当時、それをとても悔しそうに語ってたのを、私は今でもよく覚えています。だからこそ、今回の録音に参加できたことが、おっちゃんは本当に嬉しそうでした。

さて、この日に録ったのは17〜18曲で、木管が入ったのは6〜7曲だったようです。今回の音楽は「ごくせん」や「あした天気になあれ」のような明るいマーチ風の曲ではなくて、どちらかと言えば情景描写…というか、いかにも劇伴らしい感じの曲だったみたいです。


編成ですが、弦は篠崎正嗣さんのグループ(64221・ただしマサさんは韓国でコンサート中のため不在)で、木管がフルート(おっちゃん)・オーボエ(石橋雅一さん)・クラリネット(星野 正さん)、それにパーカッション(高田みどりさん)・ピアノ(上柴はじめさん)といった感じだったようですね。

そんな中で1曲だけ「もののけ風」と書かれた篠笛の曲があったそうです。ほとんどの部分がアドリブで「雰囲気のものだから、いきなり録りましょう」ということになり、ぶっつけ本番でやったんですと。

ひえぇ〜もう、この状況を想像しただけで、私のドキドキは最高潮ですね。だって、アドリブなんて言われても「いったい何をどう吹いていいのやら…?しかも、もののけ風ってか〜!?」って感じで足がすくんでしまうと思うんですね。でも、おっちゃんは見事に1発OKをもらってしまったそうですよ。

2月16日付けの大島さんの掲示板に、おっちゃんは「怪しげな篠笛を吹いてしまいましたが、大丈夫だったでしょうか」なんて書いてて、それに対する大島さんのレスが「怪し気な笛はぴったり!そういう雰囲気をつかんで演奏するその音楽性と言うのか、耳の良さと言うのか、すごいな〜といつも感心して尊敬しています」なんてありましたね。

この、ほんの少しのやり取りにも、絶大な信頼関係がひしひしと感じられて、本当に素晴らしい仲間なんだなあと感じながら読ませていただきました。さて、この「もののけ風篠笛」は、どんなシーンで使われるんでしょうか。オンエアが楽しみですね〜♪

そうそう、録音の前におっちゃんは薄謝協会1階の食堂で大好きなラーメンを食べていたら、何と大島さんもいらしたそうです。その後はオーボエの石橋さんも加わって、3人でお食事しながらしばらく楽しいお喋りをしてたそうです。おっちゃんは「いつも現場はドタバタでなかなかゆっくり話すヒマがないんじゃよ。そやけど、今日はほんまにラッキーやった♪」と、無事に今回の録音に参加できたことに加えての嬉しい事態に、でれでれでしたよ(^^ゞ

ちょっと 余談になりますが、506スタの隣の511スタ(?)では、大島さんの親友である国府弘子さんがお仕事されてたらしいです。おっちゃんは「忙しくてなかなか会えん親友同士が、たまたま隣り合わせのスタジオで仕事をしてた…なんてのもええよなあ」なんて優しい口調で話してました。 大島さんは、隣のスタジオにいる国府さんの携帯に電話をしてみてたそうですが、あいにく電波状態が悪くて留守電への吹き込みとなったそうです。すぐ傍にいる親友に「私、いま隣にいるのよ〜♪」って感じだったのでしょうか。何とも微笑ましいですね(*^^*)

スタジオで演奏してる皆さんのことを「家族のよう」とおっしゃる大島さん。それはやっぱり、心のギブアンドテイクがしっかり感じられるからなんでしょうね。そんな素敵な仲間たちと一緒に、これからもたくさんの素敵な音楽を生み出していってほしいです♪

 

 

102 チャゲ&飛鳥 新曲「僕はMusic」(旭  純)

2004年2月13日。世田谷区の「CRESCENT STUDIO」に行きました。今日のアレンジャーさんは何と、おっちゃんの息子さんである旭 純さん。純さんは2年ほど前からチャゲ&飛鳥のバックでキーボードを弾いてらっしゃるそうですが、今回はそのチャゲ&飛鳥の新曲レコーディングだったようです。すでに、打ち込みのリズムやブラスや仮歌などが入っている音源があり、それにフルートとオーボエをダビングしたんだそうです。

仮歌の感じだと、おっちゃんたちが参加した曲は飛鳥さんのソロだったようですよ。それを裏付けるかのように、スタジオにも飛鳥さんだけが来てらしたみたいですから…。お仕事は楽譜の直しなどが少しあったみたいですが、全体的にはスムーズにいったみたいです。さすがのおっちゃんも肉親の仕事ぶりへのコメントは難しいのか、いつもより言葉少なで、語り口調もちょっとはにかんでるように感じました。でも、ボソッと言った「ま、ええんちゃう?」の一言は、私は聞き逃してませんよ〜♪

ところで、おっちゃんは純さんとスタジオで顔を合わせるのは何年かぶりだったとか。事前の私のおねだりの甲斐もあって(?)素敵な親子写真を撮ってきてくれました。おっちゃんと純さん、雰囲気がよく似てますよね〜?

でも、おっちゃんはテレがあるのか、他のリポートにある写真に比べて、ちょっと表情が硬いかな? ちなみに、真ん中で居眠りをしているのが…○○さんです(^^ゞ


そうそう、おっちゃんは飛鳥さんに「しっかりしたHPを作ってますね」と言われて、とても恐縮してしまったそうです(でも、内心はすごい嬉しいんだろうなあ♪)。何でも、ファンの方のサイトからおっちゃんちにリンクしてるんだそうで、飛鳥さんもそこから飛んで来られたみたいです。いつか、ここにも飛んできてくれるかな〜?

あ、おっちゃんたち木管が入る前に弦のダビングがあり、この日は落合徹也(別名:弦一徹)さんのグループが来ていたんだそうです。落合さんのグループは若い人がとても多いんだそうですが、いつもその中にお父さんが入ってらっしゃるらしく、この日もちゃんと来てらしたそうです。そこにおっちゃんが行ったので、「今日は親子の日だな」などと、飛鳥さんに言われたそうですよ。

親子で同じ土俵に立つ…言葉では表せない微妙な感情の揺らぎなどがあり、それが良い面にも悪い面にも作用して色々と難しい部分もあるかと思いますが、やっぱり素敵なことですよね。近いうちに、またこんな素敵な機会があることを願っています♪

 

 

101 劇場版ワンピース「呪われた聖剣」(田中公平)

2004年2月7日。この日は、都内港区麻布台にあるサウンドシティに行きました。前日にインペク屋さんから「この日は‘右’な人たちが騒ぐ日なので、余裕を持って早めに来てほしい」という連絡があったとかで、いつもより1時間くらい早く家を出たそうです。すると、確かに現場近辺は、数十台の車両と100人以上もの制服・私服の警察官が出ていて、今まで見たこともないほどの厳重な警戒だったそうです。

このサウンドシティというのがロシア大使館のすぐ近くにあるんだそうで、これを目掛けてよく‘右’な人たちの街宣車がやってくるんだそうです。そのために、ここに通じる道路の両側にはいつも機動隊のトラックが何台か待機していて、街宣車が接近してくると道路を完全封鎖してしまったりするんですって。 この日は大使館…つまりスタジオに通じる道路は1車線にしぼられて、1台ずつ止めて車の中や乗ってる人の風貌などをチェックしてたそうです。でも、思ったほど時間はかからなかったみたいで、遅刻してきた人もほとんどいなかったそうです。おかげで、おっちゃんなんかはメチャクチャに早く着いてしまって、時間つぶしに苦労したんだそうですよ。
 
で、肝心の仕事の内容は、この春に公開される劇場版ワンピース「呪われた聖剣」の録音でした。テレビ版「ワンピース」と同じく、映画版の音楽も田中公平さんと浜口史郎さんですが、現場での指揮はずっと公平さんが担当されてたようですね。2003年12月2日に録った「かいけつゾロリ」の録音では公平さんの新たな(優しい)一面を見せてもらいましたが、やはりワンピースとなると本来の勇壮活発な音楽に戻ってたそうです。この日もブラスやパーカッション大活躍で、公平さんのパワー全開といった感じだったようですよ。浜口さんは相変わらずの見事なオーケストレーションで、公平さんの素晴らしい追い風となってるようです。お2人の曲数はほぼ半々。心持ち、公平さんの方が多かったかな〜って感じだったようです。

公平さんの音楽って、音量を上げて聴けば聴くほど、どんどん心地よくなってくるんですよね〜。それに、公平さんとは違ったダイナミックさを持つ浜口さんのパワーが合わさると…ああ、映画館の大音量で聴けるのが楽しみですo(^o^)o

最後になりましたが、今回の編成は、弦が昨年に引き続き小池さんのグループで、ブラスセクションの方はトランペットが寺島さん…と、いつもと少し違っていたようでした。でも、木管はフルートだけが2本(おっちゃんと木津芳夫さん)で、後はオーボエの石橋雅一さんにクラリネットの星野 正さん、ファゴットが大畠條亮さんと、いつものメンバーだったようです。

 

 

100 NTTコミュニケーションズのCM「CoDen」(岡田さん)

2004年2月5日。この日は、港区西麻布の近くにある「MUTANT(ミュータント)」というスタジオに行きました。作・編曲家さんでときどきプライベートスタジオを持ってらっしゃる方がいるそうですが、今回のはミュータントという制作会社が所有し、その会社専用に使っているようなスタジオだったらしいです。だから、会社のプライベートスタジオって感じですかね?

で、中は何と、たった1人でいっぱいになるようなブースが1つあるだけだったんですって。おっちゃんは「多分TDや打ち込みなんかの機械的な作業をするのがメインのスタジオで、必要やったら歌や楽器なんかのダビングもできるんやろなあ」なんて話してました。そうそう、おっちゃんはここには前にも来たことがあったらしいので大体の見当はついてたようですが、出発が夜ってこともあり、ちょっと迷ってしまったみたいです。

さて、その内容ですが…岡田さんという方の作曲で、NTTコミュニケーションズの「CoDen」というCMの音楽録りでした。どうやら、おっちゃんは前にも同じシリーズのものをやったらしいのですが、見事に忘れてしまってたみたいです。で、前回はケーナか何かでやったらしいのですが、今日はオカリナを使ったそうです。でも、オカリナではちょっと音域が足りないところがあったみたいで、部分ごとに色んなキーのオカリナに持ち替えて、分けて録ってもらったんですって。こういうところはダビングの大きなメリットでしょうね。

オカリナの録音は、こういう小さなブースでは音にムラができて難しいんだそうです。おまけに、持ち替えた部分でかなりレベルが変わってしまうらしくて、自分の音をこよなく愛するおっちゃんとしてはとても気になったようですが、「あとで処理をする」ということだったようなので、お任せすることにしたんですって。
 
おっちゃんの前にやっていたギターがけっこう長引いて押していたみたいですが、おっちゃんの分は正味15分くらいで終わっちゃったみたいです。仕事帰りのおっちゃんは「いくら待たされても、もともとの拘束時間の30分も前に終わってしもたら、やっぱり文句は言えんよなあ」なんて言ってました。そりゃ、そうじゃ(^^ゞ

このCM、いつごろの時間帯に多く流れるのか分かりませんが、ぜひ見てみたいものですね♪

 

 

099 キム・ヨンジャ「横浜ラストダンス」(前田俊明)

2004年2月3日。前田俊明さんのお仕事で、千代田区番町のサウンド.イン行きました。この日はキム・ヨンジャさんの新曲で「横浜ラストダンス」という曲を録ったそうなのですが、案の定、時間は押してしまったんですって。なぜ「案の定」かって?それは、前田さんが「押すアレンジャー」で有名な方だからですよ。このあたりの事情については、ページ最上部にあるDictionaryの中の「楽譜の直し」なども参考にしてくださいね。

で、 普通は1曲1時間という拘束時間が基本らしいのですが、この日は余裕をみて1時間半の拘束だったにもかかわらず、たっぷり2時間もかかってしまったそうなんです。でも、それだけ、こだわりのある良い音楽ができたってことですよね。

仮歌にはキム・ヨンジャさんご本人が来られて歌われたようです。キムさんは「まだよく覚えていないので、間違うかもしれません」なんておっしゃってたそうですが、なかなかどうして、しっかり歌ってらしたそうですよ。おっちゃんも「この辺りはさすがやなあ」と感心してましたね。

おっちゃんの話だと「ラテン系ポップス演歌」という雰囲気の歌だったようですが、この手のリズムだとどうしても既存の曲に似てしまう…ということもあるんだそうです。そんなわけで、せっかく書いてたイントロの部分をそっくり書き替えるなんてこともあったようで、それも押した原因みたいですよ。 この曲、近いうちにテレビやラジオから聴こえてくるかもしれませんね。楽しみにしていたいと思いますo(^o^)o

追記:この「横浜ラストダンス」は「はぐれ恋」というCDに収録されてるそうです(^.^)b

 

 

098 東芝EMI・運動会用マーチ(たかしまあきひこ・上柴はじめ)

2004年1月31日。この日は久々に北品川にある東芝EMIの「テラ」というスタジオに行きました。おっちゃんは「もしかしたら、去年のマーチ録音以来かも…」なんて言ってましたが、このスタジオ自体が最近はあまり使われていないというお話だったそうです。

2つ↓にはコロムビアでの運動会用マーチの録音レポートをアップしてますが、この日は東芝EMIでのマーチ録音でした。前半は午後1時から5時までで、コロムビアでの録音レポにも登場したたかしまあきひこさんの編曲による「さくら(森山直太郎)」「世界に1つだけの花(SMAP)」「きよしのドドンパ(氷川きよし)」「盆回り〜剣の舞〜天国と地獄」の4曲を録ったようです。おっちゃんの話だと、「きよしのドドンパ」はメロディを引き伸ばしたようなアレンジだったらしく「ちょっと聴いただけでは別の歌に聴こえてしまうかも…」とのことでした。これは前回のレポートで私が「森山直太郎さんの"さくら"は、あまり激しいマーチにするとあの曲の味がなくなって何の曲か分からなくなるかも…」というようなお話をさせていただきましたが、まさにその逆バージョンといった感じですね。

4曲目の「盆回り」という曲は、おっちゃんは全く聴いたことがなかったようですし、私も「盆回り」という言葉すら知らなかったので検索してみると…何と、ザ・ドリフターズの「8時だよ、全員集合!」での幕引きのときの曲を指すんだそうですよ。どうやら業界では「盆回り」のような曲を「チェーサー」「ドタバタ」「追っかけ」などと呼んでいるらしく、世界の名曲の中では「天国と地獄」などが挙げられるようですよ。たかしまあきひこさんのHPこちらで「8時だよ〜」内での盆回りのMIDIが聴けたり、その由来について詳しく書かれてますので、ぜひ読んでみてくださいねo(^o^)o

後半は午後6時から9時までで、上柴はじめさんの編曲による「なんでだろう(テツ&トモ)」「ええねん」「Ambitious Japan」の3曲を録ったそうです。おっちゃんは「いかにも上柴さんって感じの編曲やった〜♪」なんて言ってましたが、一体どんな感じだったんでしょうね。そう思って(…って言うより、実は私は上柴さんという方を知らないので(^^ゞ)、もう少し突っ込んで聞いてみると「"なんでだろう"なんかは歌詞が面白いっていうか、言葉と身ぶりで聴かせるタイプの曲やろ?そういうのを楽器だけでやるんは大変なんじゃ。でも、上柴さんはこういうことをやらせたら抜群に上手い、何とも口では表現できんような絶妙のアレンジをするんじゃよ。で、この"なんでだろう"は、ごっつい面白いマーチに仕上がっとるよ」ってなことでした。あぁ〜うちの子供の学校でも、流してくれないかなあ〜♪

こうしてみると、コロムビアでやったのと曲目がダブっているのが結構ありますよね。学校というところでは予算など色んな問題があって、毎年とか、同じ年に何枚も…とかは購入してくれないかもしれませんが、機会があったら是非とも聴き比べをしてみたいものですね。

 

 

097 劇場版「聖闘士星矢 天界編」(横山菁児)

2004年1月23日。横山菁児さんとの仕事で、赤坂のコロムビアレコードのスタジオに行きました。お題は「聖闘士星矢」、横山さんが随分と前から手がけられてる作品だそうですね。そういえば、私が中学生くらいのときにテレビで放映してたような…というか、弟と一緒に見てました。あ、この日の楽譜には「天界編」という副題がついてたそうですよ。どうやら、久々に映画化されるようですね。

かなりの大編成だったらしく、1スタと2スタの両方を使っての録音となり、ブラスセクションは2スタに入ったようです。さて、その編成とは、ドラム(いとうさん)・ベース(伊藤さん)・ピアノ(美野春樹さん)・シンセサイザー(宮本さん)・弦(マサさんのグループ)、打楽器(草刈とも子さん・薄田さん)・ハープ・トランペット(白磯 哮さん他)・トロンボーン(中川英二郎さん他)・チューバ(佐藤 潔さん)・フルート(おっちゃん・相馬 充さん・木津芳夫さん)オーボエ(石橋雅一さん)・ファゴット(霧生吉秀さん)・指揮(熊谷 弘さん)といった感じだったようですね。

これを見ると「大編成と言っても、これくらいだったら全員1スタに入ってしまうのでは?」とも思えるのですが、おっちゃんの話だと「打楽器の種類がごっつい多かったんで、場所が足らんかったんちゃうか?」とのことでした。あ、横山さんはいつもご自身で棒を振られるそうですが、今回は熊谷 弘さんが代棒で来てらしたみたいですね。これまたおっちゃん曰く「映画ってことで時間合わせの微妙な部分がえらい多かったんと、コントロールルームにおって実際にマイクを通した音を全部チェックしたかったからとちゃうかなあ?」ですと。横山さん渾身の一作ってことで、とても楽しみですよね〜♪

そうそう、今回の木管の編成が、フルート3人とオーボエ・ファゴットが各1人というのは、ちょっと変則的なんだとか…。普通は、フルート・クラリネット・オーボエ・ファゴットの各楽器が1人〜2人ずつなんですって。そうすると、今回のはバランスに偏りがあるようにも思えますよね。でも以前は、横山さんのお仕事では「フルート3人」というのは結構あったそうです。そのころだと、衛藤幸雄さん・おっちゃん・相馬 充さんという感じだったんでしょうか。ところで、今回は何故クラリネットがなかったんでしょうね。予算の都合とかかしらん?本映画では、フルートやアルトフルートのソロ、それにフルート3本の奥深く豊かなサウンドが楽しめるそうですよ。

横山さんはいつもかなり綿密に時間を計算して書いて来られるそうですが、映像の方で変更があったらしく、楽譜の直しが何度かあったようですよ。それに加えて機械のトラブルも何度かあったらしく、当初は4時間の予定だった録音が30分ほど押してしまったそうです。 おっちゃん&関係者の皆さん、お疲れさまでした。ご苦労があった分、素晴らしい仕上がりになってると思いますので、2月14日の公開を楽しみにしていたいと思いますo(^o^)o

 

 

096 コロムビア・運動会用マーチ2(赤坂東児・たかしまあきひこ)

2004年1月18日。下のリポートに引き続き、この日もおっちゃんは赤坂のコロムビアに行きました。前回と同じくマーチを3曲を録音したそうですが、曲間に少し休憩が取れたりもしたらしく、比較的ゆったりしたペースでの録音だったようですね。まず最初は、赤坂東児さんのアレンジで「さくら」。コロムビアスタジオの小さい方の「2スタ」だったので同時録音は無理だったらしく、弦(小池弘之さんのグループ)、フルート2本(おっちゃん・木津芳夫さん)、それにクラリネット(山根公男さん)でダビングになったようです。

あ、「さくら」と言っても日本古謡の「さくらさくら」ではなく、森山直太郎さんが歌って大ヒットとなった方の「さくら」です。弦が入ってることもあって、少しソフトな感じのマーチだったみたいですね。ま、あんまり激しいマーチになったら、あの曲の味わいがすっかり消えて、いったい何の曲やら分からなくなったりするかもしれませんよね…(^^ゞ
 
後半は、たかしまあきひこさんのアレンジで「スミレ」と「象だゾウ」を録ったそうです。おっちゃんはこちらにもダビングという形での参加となりました。たかしまさんは山本直純さんのお弟子さんで、ザ・ドリフターズの音楽楽なんかも手がけてらしたベテラン作曲家&アレンジャーさんなんだそうですよ。おっちゃん曰く「直純さん譲りなのか、えらいピッコロの好きな人なんよなあ。この日のマーチも、ピッコロ吹きまくりやった」ですって。こりゃ、グラウンドでそのキラキラするピッコロを聴いたら、どんどん体の奥から力がみなぎってきて、思わぬ好成績が修められるかもしれませんね♪

もう1曲の「象だゾウ」は2004年2月現在、薄謝協会の「みんなのうた」でオンエア中の、ダジャレを題材とした子供たちに人気の曲です。オリジナルのアレンジも、たかしまさんみたいですね。で、この曲を歌っているのが、何と宇宙戦艦ヤマトでお馴染みのささきいさおさん。

ところで、この曲にはホルンでゾウの鳴き真似をするところがあったそうなのですが、その部分を別録りしてたのを皆で優しく見守ってたんですって。すると、本物の象も真っ青というくらいの見事な鳴き声だったそうで、スタジオ中に大きな拍手が湧き起こったようです。このお話を聞いてるだけで自然と笑みがこぼれてしまうような、何とも微笑ましいお話ですね。
 
その見事な鳴き声をやったのがホルン奏者の藤田乙比古さん。 その他は、おっちゃんのピッコロに星野 正さんのクラリネット、数原 晋さんのトランペット、フレッド・シモンズさんのトロンボーン、平原まことさん他によるサックスで、リズム隊に関しては、ちょっと分からなかったそうです。 何はともあれ、今年の運動会では、子供達の競技の観戦の最中も心はどこかスピーカーにかたむいてしまうかもしれませんね。秋が楽しみですo(^o^)o

 

追記:その「象だゾウ」のオリジナルを↓で聴いていただけます。冒頭の最後の象ホルン、素敵ですよ(*^^*)

 

 

095 コロムビア・運動会用マーチ(佐藤泰将)

2004年1月17日。この日は赤坂にあるコロムビアのスタジオでのお仕事。聞くところによると、毎年この時期になると決まったように出てくるのが、運動会用のマーチのお仕事なんですって。で、どうやらこの日もそのシリーズの一部だったようです。

おっちゃんが参加したのは「Ambitious Japan」「Realize」「Jupiter」の3曲。最近なかなか歌番組を見る時間がないので大したコメントがつけられなくて申し訳ないのですが、どれもごく最近ヒットした曲ばかりなのでしょうね。こんな無知な私だからこそ相方に上手くフォローしてもらいたいなあと願ってるのですが、その相方であるおっちゃんも、3曲ともオリジナルを知らないんだそうです。まったく、こんなときは仲良く足並みをそろえてくれなくても…(^^ゞ

ところで、こんな風にオリジナルの「歌」を知らないままインストものを演奏する場合、フレージングやブレスの位置ってのがとても難しいのではないかと思うのですが…。まあ今回はマーチなんで、それほど気にすることはないと思いますけどねえ。でも、普通のインストの場合だと、オリジナル曲を知ってる人はそのインストに合わせて歌詞を口ずさんだりするでしょ?それが妙なところでブレスを取ってたり、フレージングが原曲の「歌」のイメージとズレてたりしたら「あれれ〜?」と思ってしまうのではないでしょうか。

でも、そんな不快感を全く感じさせないのが、おっちゃんたちのすごいところだと思うんですよね。一度も聴いたことがない曲のはずなのに、まるで歌ってるかのように演奏してしまうんですもん。今度どこかでおっちゃんがメロディをやってる歌もののインスト版があったら、是非しっかりと耳を傾けてみてください。一緒に気持ちよ〜く歌えるような曲づくりをしてくれてますから…。でも、その曲のオリジナルをおっちゃんが知ってる可能性は、限りなく低いってところがミソですよ(;^_^A

おっと、随分と話が脱線してしまいました。さて、そのおっちゃんが参加したという3曲ですが…「Ambitious Japan」「Realize」は、とても速いテンポのアレンジがなされてたようです。「駆け足」とか「徒競走」とかに使うんでしょうかね?それに比べて「Jupiter」は普通のマーチだったようです。

あ、これらの曲のアレンジは佐藤泰将さん。マーチというとどうしてもピッコロの出番が多くなるらしく、この日の曲もピッコロが忙しく動き回って、けっこう大変だったようです。でも、あのピッコロがキラキラするからこそ、気持ちが高揚して「頑張ろう!」って力が湧いてくるんですよね〜?
 
そうそう「Jupiter」ですが、実はスタジオミュージシャンとして大活躍されてる平原まことさんの娘さんで平原綾香さんのデビュー曲なんだそうです。おっちゃん曰く「平原さんが来るからこの曲をやったのか、この曲をやるから平原さんを呼んだのか、とにかく何らかの配慮があったんやないかなあ」ですと。何か、ちょっと心温まるようなお話ですよね。私がその場にいたら、娘さんの曲をカバーする父親としての平原さんの心情も聞いてみたいところですけどねえ。

最後になりましたが、この日の編成は、ドラム(広瀬さん)・ベース(渡辺直樹さん)・ピアノ(中西さん)・ギターのリズム隊に、トランペット(菅坂雅彦さん・横山 均さん)・トロンボーン(清岡太郎さん・山城純子さん)・サックス(平原まことさん・ボブ・ザングさん)だったそうです。ちなみに、この運動会マーチの録音については続編があるので、お楽しみに〜♪

 

 

094 火サス「二通の手紙」(大谷和夫)

2004年1月16日。サウンドインで「火サス」の録音が行われました。今日の作曲は大谷和夫さん。タイトルは「二通の手紙」というのだそうです。現場にいらしたテレビ局の方のお話では放映日はまだ未定ということでしたが、これくらいタイトルがハッキリ分かってると、火サスのサイトでもチェックしやすいですね。また放送日が分かったら、掲示板でお知らせしますね。

さて、おっちゃんが参加した曲は15〜6曲で、フルートはたった1曲のみ、あとは全てアルトフルートなんだそうです。アルトフルートと言えば、フルートの中でも低くて深い味わいのある音を出す楽器、しかもおっちゃんの職人技でおどろおどろしく奏でると…あぁ、いかにも火サスって感じですよねぇ。曲想もサスペンス風の無調的なフレーズが何パターンかあったそうで、番組中のあちこちで同じようなフレーズの曲が聴けるのではないかということです。

また、大谷さんが予め打ち込んで来られたデータにダビングするというパターン、さらにパーカッションの壷やジャンベが効果的に使われていた曲なんかもあったそうですよ。こりゃ、オンエアが楽しみですよね〜♪

最後にこの日の編成ですが、弦は火サスとしては珍しいマサさんのグループで、ピアノは大谷さんご自身、アコースティックギターは高嶋政晴さん、パーカッションは菅原裕紀さんというメンバーに、指揮が中谷勝昭さん、エンジニアは伊豫部富治さんだったそうです。

 

 

093 実写版「セーラームーン」追加録音(大島ミチル)

2004年1月15日。この日のおっちゃんは大島ミチルさんとのお仕事で、港区赤坂にあるコロムビアのスタジオに行きました。お仕事の内容はあまり詳しくは聞かずに行ったそうなのですが、前に1度やった「実写版セーラームーン」の追加録音でした。

実はこの前日の14日、大島さんはご自身のHPの日記で交通事故(駆け足でコピーを取りに行く最中に、はみ出してきた車と肩が接触)に遭われたことを書いてらっしゃいました。それを見たおっちゃんも私もとても心配で「どの程度の怪我なんやろ…明日の録音で棒なんか振れるんかなあ?」などと、しばらく話し込んでました。

その後、大島さんHPの掲示板で私にいただいたレスから想像する限りではそんなに大怪我ではないようでしたが、やはり気になったおっちゃんは録音前に少し様子をうかがったそうです。すると 外見上は普段と変わりない感じだったようですが、左肩にはまだ痛みがあるようで、とんでもなくお忙しい大島さんの今後のお仕事に差し障りが出なければいいなあと、ますますおっちゃんは胸が痛んだそうです。もちろん、私も…。でも、今回の録音では大島さんは元気に棒を振ってらしたみたいで、それを聞いた私も少しホッとしました(*^^*)

さて、この日のメンバーは、マサさんグループの弦におっちゃん(フルート)、石橋雅一さん(オーボエ)、星野 正さん(クラリネット)、草刈とも子さん(パーカッション)、渡嘉敷祐一さん(ドラム)、渡辺直樹さん(ベース)に、倉田信雄さん(ピアノ)とエリック宮城さんのブラスセクションといった感じだったようです。

先にブラスとリズム隊がやってたみたいで、おっちゃんたち木管と弦セクション、それにパーカッションはブラスと入れ代わりだったそうです。一瞬「ダビングかな〜?」とも思ったそうですが、ブラス隊とは入る曲が違ってたんですって。ブラスが入った部分には結構ハードな曲もあったみたいですが、おっちゃんたちが入った曲はどちらかというと軽めのタッチのものが多かったようです。実写版セーラームーンの初回録音のときには「小さい子供たちが見ることを意識して、優しい曲を多くしたのよ」なんてお話がありましたが、ストーリーの進行に伴って今度は少し重みも加わってきたようです。こりゃ、ますます楽しみになってきましたよね〜♪

あ、この日は最後におっちゃんのフルートのソロの録音があったようですよ。バックはピアノのみというシンプルな曲だったみたいなので、おっちゃんならではの甘くて優しい音の魅力が存分に引き出されてるのかもしれませんね。番組の構成上、どうしても毎回のように戦闘シーンがあるわけですが、こういった優しい曲も随所に織り込んで、子供たちの心に豊かな感情が芽生えていってくれたらなあと思ったりしました。


この録音のあとの大島さんの日記には「大人しくしている分にはいいけど、仕事に出かけると痛みが出る…」なんてことが書かれてました。

どのお仕事も真正面から大事に受け止められる大島さん。きっと、このときも知らず知らずのうちに無理をしてしまってたのでしょうね。


本当に心配なのですが、今はただ遠くから静かに見守って「お仕事を頑張るあまりに、傷が長引かなければいいなあ」ということだけを心から祈っていたいと思います。 右は気丈に棒を振る大島さん。写真にカーソルを乗せると、さらに大きく見えます。

 

 

092 KONAMI SPORTS BGM(和田 薫)

2004年1月13日。サウンドインで、現在「犬夜叉」や「ギルがメッシュ」の音楽で大活躍中の和田 薫さんとのお仕事がありました。和田さんと言えば、ブラスや打楽器が分厚くて骨太なサウンドが多いというイメージがあるのですが、今日はちょっと趣が違ってたようですよ。何と、テレビゲームで有名な「KONAMI」という会社のスポーツクラブで、様々なエクササイズのあとのリラクゼーションタイムに流すための音楽だったそうです。

パッヘルベルのカノンを思わせるようなスローなバロック調で、いかにもヒーリングミュージックという感じの音楽だったみたいですよ。「犬夜叉」の戦闘シーンなんかの音楽とは180度ちがってて、おっちゃんは和田さんの作風の幅の広さに改めて感心したそうです。

この日は2曲やったようですが、おっちゃんのフルートが入ったのはそのうちの1曲だけだったようです。編成は、おっちゃんのフルートに、弦(マサさんのグループ:86421?)・ピアノ(美野春樹さん)・ハープ・ソプラノサックス・クラリネットで、指揮は和田さんご自身、エンジニアはいつもの山田正弘さんでした。

和田さんのHPを見る限りでは本当にお忙しそうな和田さんですが、とても元気に棒を振ってらしたそうですよ。 普段、スポーツは苦手…と言う方も、これを機に?和田さんの音楽を聴きたいためだけに?スポーツを始めるのもいいかもしれませんね♪

 

 

091 星の語りべ(若草 恵)

2003年12月25日。この日は千代田区番町のサウンド・インで、若草 恵さんによる「星の語りべ」という曲のレコーディングが行われたそうです。歌い手さんは岩本公水さんという方で、なかなかの実力派なんだそうですよ。

楽器の編成は、おっちゃんのフルート以外にはオーボエ(石橋雅一さん)・ユーフォニアム(雅一さんとはまた別の石橋さん)・ホルン(南 浩之さん他)・ベース(渡辺直樹さん)・ギター(笛吹さん:うすいさんと読みます)・ピアノ(エルトン永田さん)、ラテンパーカッション(ペッカーさん)・弦(小池弘之さんのグループ)という感じだったみたいです。

おやおや、これを見て何か気付いたことはありませんか?…スタジオでユーフォニアムって、けっこう珍しいんじゃないですか?そう思っておっちゃんに話すと、やっぱりこういった歌もののオケにユーフォニアムが入るのは珍しいみたいですね。石橋さんという女性の奏者が来てらしたみたいですが、とても上手な方だったんですって。

さらにおっちゃんは「そもそもユーフォニアムってブラスバンドの楽器って思われとるとこがあるし、同じような音域だったらホルンでもトロンボーンでも可能なんよな。でも、あえてユーフォニアムを使ったんは、やっぱりソフトで大らかな雰囲気が欲しかったんちゃうかなあ。ちなみに、曲のキーはB(ナチュラル)、つまり‘H dur’だったんよな。で、ユーフォニアムの譜面ってのは、ほんまやとシャープが7個ついて‘C#’になるんやけど、多分フラット5個の‘D♭’で書いてあったんやと思うわ。いわゆる‘異名同音’っちゅうヤツやな。」なんて話もしてくれたのですが、私がハッキリと理解できたのは前半の「なぜユーフォニウムを使ったか」というところまででした。楽典なんかに詳しい方は、どうぞお1人でご自由に「ほほぉ〜」とか「うんうん」とか、うなづいてくださいね(^^ゞ
 
この曲は何かの映画の主題歌か挿入歌のようなものらしいですが、残念ながら映画のタイトルは忘れてしまったそうです。でも、間奏部分には何とあの森繁さんのナレーションも入ってたそうですよ。もう少し詳しい情報が入ったら、また追ってアップしますね♪

 

 

090 火サス「京都金沢鶴の恩返し殺人事件」(川村栄二)

2003年12月16日。この日は港区麻布台のサウンドシティで、2軒ハシゴ(おっちゃんと私の間では、そういう言い方をしてます(^^ゞ)のお仕事となりました。1軒目は↓のリポートにあるように、同じサウンドシティのAスタで「FIRE BOYS 〜め組の大吾〜」という劇伴のお仕事、2軒目はAスタより少し小さいBスタの方でこの「火サス」の音楽録りでした。音楽は川村栄二さん。仮面ライダーや戦隊ものなどのほかに、堀内孝雄さんなどの歌もののアレンジも多く手がけていらっしゃる方なんだそうですよ。

今回の番組タイトルは「京都金沢鶴の恩返し殺人事件」だそうです。何ていうか…いかにも火サスらしいというか、これだけでも何となく内容が想像できてしまうようなタイトルですよね。うんにゃ、犯人が分かって無事に連行されていくまでには意外な展開があって意外な音楽の使われ方をするかもしれませんから、あなどってはいけません、はい。まずはきちんと見なければね?とにかく、これくらいタイトルがハッキリしていると放送日も調べやすいなあと思っていたら、さっそく放送日が分かりました。2004年1月27日だそうです。ぜひ見てみてくださいね♪ さて、録音の内容ですが…音楽は何と50曲もあったそうです。おっちゃんは「これやと、ほとんどのシーンで音楽が流れてるんちゃうかって思うよなあ」なんて言ってました。この中でフルートが入ってるのは、半分くらいなんだそうですよ。オーダーの時点では篠笛も入ってたそうなんですが、結果的にはフルートだけになっちゃったそうです。この、オーダーの時点での楽器が現場で中止や変更になるというのには、次のような理由があるそうです。

そもそもテレビドラマなんかの制作というのは、多少の例外はあるにせよ、シナリオの完成→映像の完成→作曲の完成→写譜の完成…等など、全てギリギリのタイミングでやってることが多いんだそうです。だから、作曲&編曲家さんがインペク屋さんに録音メンバーの編成を伝える段階で、まだ譜面ができあがってないというケースも結構あるみたいなんですね。で、大体のイメージだけでメンバーや楽器のオーダーを出したりするようですが、実際に書き出してみるとその通りにいかなくなってきたりして、中止になってしまうんだそうです。

また逆に、録音の前日…下手をすると当日になって「リコーダーを追加してくれ〜」とか「クラリネットの代わりにオーボエにしてくれ〜」なんてことを言われることもあるんだそうですよ。おっちゃんの場合は車に楽器一式を乗せてるので、いつも通りに車で行ってれば難なく対応できるんだそうですが、何らかの都合で(大体は仕事のあとの飲み会(^^ゞ)歩き&電車だったりすると、必要最低限の楽器しか持っていかないので、お手上げ状態になってしまうんだそうです。 少し脱線しましたが、そういった理由から今回の篠笛はキャンセルになり、フルートのみでの参加となったようです。京都出身のおっちゃん…京都の色んな風景を思い浮かべながら吹いたんでしょうか?そしたら、きっとまた違った味が出てきたりするんでしょうね。でも、50曲もあったんでは、そんな余裕はなかったかも…ですよね?(^-^;)

そうそう、今回はハープの朝川朋之さんが何とピアノで参加してらしたんですって。…あ、いや、朝川さんのサイトを見ていだだければ分かるかと思いますが、朝川さんは元々は作曲科のご出身なんですよね。だから、ピアノがお上手なのも当然と言えば当然なんでしょうけれど、やっぱり普段はハープで大活躍の朝川さんのこういった情報には、何かドキドキするものがあります。おっちゃんも「朝川さんの多才ぶりには、ほんまにビックリじゃよ」なんて、嬉しそうに言ってましたよ。ちなみに、ハープは大学で副科として学ばれたんですって。

あとは、オーボエの柴山 洋さんが来てらっしゃったようですが、オーボエは1〜2曲だけで他はこれまた何と何と篳篥(ひちりき)だったんですって。楽器の持ち替えに関しては何度か話題になったりしますが、オーボエと篳篥の持ち替えっていうのも、かなり面白いというかビックリですよね。いやはや、またもやスタジオミュージシャンの方々の素晴らしいお仕事ぶりを再認識させられましたよ。

その篳篥の出番もそんなに多くはなかったみたいですが、何といってもあの強烈な音色ですもんね。たった一声だけでも現場の雰囲気がガラッと変わっちゃったらしく、とても効果的に使われてたみたいですよ。うん、これはますますオンエアが楽しみですよね〜。その他のメンバーは、シンセ(今泉さん)・弦(桑田さん)・指揮(D島公二さん)だったようです。

 

 

089 ドラマ「FIRE BOYS 〜め組の大吾〜」(佐藤直紀)

2003年12月16日。2004年1月6日(火)午後9時からフジテレビ系列でオンエアされる「FIRE BOYS 〜め組の大吾〜」というドラマの音楽録りのために、都内港区のサウンドシティへ行きました。作曲は、コマーシャルなどでもご活躍の佐藤直紀さん。番組タイトルからも想像できるように、消防士のことを描いたドラマみたいですよ。

この日の編成は弦(桑野さんのグループ)・木管4本(おっちゃん・柴山さん・星野 正さん・大畑さん)・ホルン(南 浩之さん他)・指揮(中谷勝昭さん)という感じだったそうです。ブラスも入るそうですが、日を改めてのダビングということになってたみたいですね。

佐藤直紀さんと編成のメンバーからして音楽はかなり本格的で重厚なサウンドになるんじゃないかってことは、劇伴通の方なら簡単に想像できますよね。でも、ブラスがまだ入っていなかったこととプレイバックのときに聴いた音のバランスがイマイチで、プレイヤーさんたちには全体像が見えにくかったみたいです。悲しいかな、何となく消化不良気味で終わってしまったそうな…。
 
特に、木管4人のうち、何故かフルートだけが別のブースに入れられてしまって、お互いの音の聴き合わせがしにくかったんですって。何でも、他の3人にはフルートの音がほとんど聴こえてなかったとか…おまけに、木管4本のバランスも何だかなあって感じだったみたいなんです。もしかすると、これは用語集にもあるキューボックスってヤツが上手く働いてないんじゃないかって気もするんですが、真相はどうなんでしょ?

おっちゃんは「取りあえず適当なレベルで録音しといて、そのあとのトラックダウンときには何とかするつもりなんやろけどなあ。やっぱりプレイバックの音が思わしくなかったら、一生懸命やってもこの程度の音にしか録ってくれへんのか…って気持ちになってしまうこともあるし、プレイヤーの士気にも少なからずとも影響してくるんじゃよ。今日はつくづく、スタジオの現場でも完全ではなくてもええから、それなりの音を聴かせてくれたらええのになあって思うたなあ。」なんてことをポツリポツリと語ってくれました。

あまりよく分かってない私が言うのもおこがましい限りなんですが…プレイバックって、前にアップしてある「由紀さおり・安田祥子姉妹のレコーディング」の中で話題になったようなノイズなどのチェックとして重要なのはもちろんですが、プレイヤーさんにとっては自己を振り返る絶好のチャンスなんでしょうね。演奏してる最中は必死のあまりに分からなかったことが、プレイバックによって気付かされる…たとえば、全体の中での自分のピッチや音色がどうであるとか、自分がイメージした通りに演奏できてるかどうかとか…客観的に聴いて、色々と考えたいことがあるんじゃないかと思うんです。で、そのときに感じたことが次の録音に生かされていくということも少なくないでしょうから、やっぱりそれなりの音を聴かせてほしいって思うおっちゃんの気持ちは、よ〜く分かる気がしますよね。録音現場ではこんな感じだったドラマですが、実際のオンエアではどのような変化を遂げてるのでしょう。ぜひチェックしてみてくださいねo(^o^)o

 

088 NHK「小さな旅」(大野雄二)

2003年12月15日。大野雄二さんの「小さな旅」の音楽録りで、港区麻布台のサウンドシティに行きました。この「小さな旅」というのは、関東甲信越地方で放送されてるNHKの番組(つまり、我が家では見えません…)なので、普通に考えたら薄謝協会で録音するハズなんですよね。でも最近は、作曲家さんの好みや色んな事情で、外部のスタジオで録ることもそれほど珍しくないんだそうです。以前は「薄謝協会の録音は必ず放送センター内で」と決まってたらしいのですが、どうしても外で録りたいという希望も多くて、だんだんと解禁されていったみたいですね。で、こういうのを「外録(がいろく)」って言うんだそうですよ。

こちらはサウンドシティの駐車場での写真です。前に、おっちゃんちやウチの掲示板で話題になったエンジェルストランペットが咲いてるのを見て、思わずカメラに収めてきたそうです。 おっちゃんったら、今までに何度もサウンドシティに行ってるのに、この花の存在には全く気付いてなかったんですって。こんな大きな木なのにねぇ…。

別枠の朝川朋之さんからのコメントにあるように、ギリギリまで無線での交信に夢中になって、その勢いでわき目も振らずにスタジオに入っちゃってたのかもしれませんね(^^ゞ



さて、現場での様子ですが…あの番組らしく、ほとんどがゆったりとして、静かな感じのものだったようですよ。おやおや、四国では見えないはずの番組なのに「あの番組らしく…」って表現はヘンだと思うでしょ?実は、1度だけ見たことがあるし、サントラは持ってるんですよね〜♪

この「小さな旅」は、年に何度かは特別番組が設けられ、それは全国的に放送されてるんですよ。この日に録音されたのもその特別番組用の音楽で、視聴者からの手紙を元にして構成するようですね。関東甲信越地方で毎週やっている分には溜め録りした音楽を選曲して使っているらしいのですが、その年に何度かの特別番組に限ってはフィルムスコアリングで別に録音しているらしいんです。で、今回の音楽は全部で18曲もあって、何と全ての曲におっちゃんの笛が入ってるんですって♪

この日のメンバーは、ピアノ(大野雄二さんご自身)・ベース(俵山さん)・ギター(梶原さん)・ドラム(市原さん)・弦(巨匠さんのグループ)・フルート(おっちゃん)・オーボエ(石橋雅一さん)・クラリネット(星野 正さん)・指揮(D島公二さん)で、エンジニアは三浦さんだったようです。

弦の編成はヴァイオリンが3部に分かれたらしく、1st・2nd・3rd が2人ずつにチェロが3人でヴィオラは無しという、ちょっと変わった編成だったみたいです。3rd ヴァイオリンがヴィオラの代わりと言えなくもないようですが、やっぱり独特の味があるんでしょうね。チェロの3人も1人ずつに分かれてたみたいですよ。大野さんの場合は、こういう感じの編成が多いんですって。


おっちゃんの参加楽器は、オカリナがメインで、他にはアルトフルートやフルート、リコーダーなんかもあったみたいです。むふふ…特別番組用ってことは、うちでも見えるんですよね。ほんと、楽しみですo(^o^)o

右は、出番待ちをしてる笛たちです。左から、オカリナ・アルトリコーダー・アルトフルート・フルート・ソプラノリコーダーって感じでしょうかねえ。この特番の詳しい放送日などが分かったら、掲示板の方でお知らせしますね。また、放送日などの情報をお持ちの方は、ぜひお知らせくださ〜い♪

 

 

087 アニメ「光と水のダフネ」(大谷 幸)

2003年12月10日。この日はサウンドシティに行きました。いつもはいっぱいになってるらしい駐車場がガラ空きだし、スタジオも小さい方の「Bスタ」というところだったので、おっちゃんは「小編成かな〜?」とか「深夜アニメやろか…」なんて思いながら入っていったそうです。すると案の定、総勢5人でのダビングだったみたいですね。

さて、そのお題とは、大谷 幸さんのお仕事で「光と水のダフネ」というアニメの音楽だそうです。おっちゃんの話によると、大谷さんのお仕事はいつもちょっと変わった感じのものが多いそうなのですが、今回のもかなりユニークなアニメのようですよ。

公式サイトにもまだほとんど情報がアップされてないので、ここから先はおっちゃんがスタジオで聞いてきてくれた番組内容を書いておきますね。「近未来って言うんかなあ。地球の温暖化が今よりもっと進んだために海の水位が上がって、地球上のほとんどの部分が水没してしまうんやと。で、その後に辛うじて生き残った人たちの暮らしを描いた物語なんやて。ダフネってタイトルからは何となくロマンティックな感じもしたけど、どうやらそうでもないみたいじゃ。」とのことでした。う〜ん、地球の環境問題を訴える、かなりシリアスでヘビーな内容なのかしらん?

編成は、おっちゃん(フルート・ケーナ・ティンホイッスル・篠笛・明笛・パンパイプ)とマサさんこと篠崎正嗣さん(二胡・ヴァイオリン・エレキヴァイオリン)と古川昌義さん(生ギター)と田代耕一郎さん(ギターやウクレレなど民族楽器を色々)と高田みどりさん(パーカッション諸々)の5人だったそうです。この顔ぶれと持ち替え楽器の種類からも想像がつきますが、音楽はかなりエスニックな趣のものみたいですね。

ところで、ここからは私の個人的な感想なんですが…この編成を聞かされたときにまず思ったのは「このたった5人で、いったい何十人分もの仕事をしてるんだろうか?」ってことです。やっぱり、すごいですよね〜。あらためて、おっちゃんたちスタジオミュージシャンの方々の素晴らしい才能とお仕事ぶりに胸が熱くなった瞬間でもありました。

この「光と水のダフネ」の放映時刻は、おっちゃんがスタジオ入りする前の想像通りに深夜帯になるらしいのですが、何と放送系列はまだ決まっていないんだそうです。おっちゃんも「どこで放映するのかが決まっていないのに作っても大丈夫なんかなあ」と心配そうでしたが、実はこういうケースは結構あるんだそうですね。

大谷さんの民族楽器を駆使した音楽を絶対に聴きたいし、おっちゃんたちの頑張りを無駄にしないためにも、ちゃんとオンエアまで漕ぎつけてほしいと切に願っています。何か詳しい情報をお持ちの方は、ぜひお知らせくださいね♪

 

 

086 NHKスペシャル「63億人の地図」(大島ミチル)

2003年12月7日。この日のおっちゃんは大島ミチルさんとの仕事で、NHK(日本放送協会)…おっちゃんが言うところの「日本薄謝協会」506スタジオに行きました。お題は、大島さんのHPでも話題になっていたNHKスペシャル「63億人の地図」のメインテーマと劇伴です。この番組、フィルムスコアとまではいかないものの、必要があれば追加録音の可能性もあるみたいですね。2004年1月25日から月に1回のペースで、全10回を放送する予定なんだそうですよ。

大島さんがご自身のHPの日記で「グローバルな視点で作られている番組だからこそ、音楽も狭い視野にならない様に、のびのびと書いています」とおっしゃっていたように、かなりの大編成で、スタジオにはたくさんのミュージシャンが集まっていたようです。また、ミュージシャン以外にも、NHKのスタッフや色んなセクションの方もいらしてたみたいで、スタジオも副調室も随分と混み合っていたようですね。

そうそう、録音が始まる前に、ディレクターさん(?)から番組内容の説明があったそうです。それによると…地球上には、日本みたいに平均寿命がかなり長いところもあれば、なんと40歳くらいしかないという地域もあるらしく、そういう事情を色々と比較したり考えたりする内容らしいです。日本国内でも、寿命の長い県と短い県、あるいは男性の寿命が長い県や、その逆に女性が長生きの県…なんてこともあるみたいですね。いったい何がそうさせるのでしょう?その謎に迫るという部分でも、とても興味深いところですね。
 
楽器の編成は弦(マサさんのグループ:86442)に、木管が4(おっちゃん・石橋雅一さん・星野 正さん・前田信吉さん)、それにブラス(トランペット3・トロンボーン3)とホルン(藤田乙比古さん他3名)、更にハープ(三宅美子さん)・ピアノ(美野春樹さん)というリズム隊のない編成(パーカッションは場所の関係でダビングになったそうです)で、音楽もオケっぽい雰囲気のもので、大型番組に対する意気込みが感じられるものだったようです。

あ、大島さんからの情報によると、おっちゃんはパンパイプも吹いたみたいですよ。風に溶け込むようなおっちゃんのパンパイプの音色は、63億人の地図にどんな染み込み方をするんでしょうねo(^-^)o


この日のスタジオには取材のカメラも入っていたようで、おっちゃんからは「後日、番宣なんかで大島さんの姿が見れるかもよ?」なんて話がありました。 ほほぉ〜こりゃ、楽しみですね。また、おっちゃんも映ってるかもしれないので、テレビ番組表を要チェックですよ♪

右の写真にカーソルを乗せてみてください。大島さんのお姿が、大きく見えるようになります。


曲数はそんなに多くなかったので、大島さんも「楽勝でしょう♪」なんておっしゃってたようですが、普段の劇伴よりはかなり丁寧に録っていたのと、クリックがちょっとトラブったりしていたので、思ったよりは掛かってしまったようです。そういや、いつも大島さんとのお仕事のときは終了予定時刻よりかなり早く終わってるのに、この日はギリギリだった気がします。何はともあれ、お疲れさまでした。

ただの情報番組ではなく、 1人ひとりの生き方を応援するとても人間味あふれる番組のようなので、ぜひ1回1回を大切に見ていこうと思っています。

 

 

085 PEACE MAKER 鐵(奥 慶一)

2003年12月3日。奥 慶一さんとのお仕事で、ワンダーステーションに行きました。この日のお題は「PEACE MAKER 鉄」という、2004年1月6日(火)の26時43分(つまり…1月7日の午前2時43分?)から放映されるアニメだったようです。

ところで、おっちゃんはこの日はかなり早く着いてしまったので、ロビーで掲示板のレス書きなどをしていたんだそうです。すると突然、誰かに「こんにちは!」と声を掛けられたのでビックリして顔を上げると、何と久石 譲さんだったそうです。

まあ、このワンダーステーションというスタジオは久石さん所有のスタジオだそうなので特に不思議ではないと言えばそうなのでしょうけど、でもちょっとだけ嬉しい「ドキッ♪」ですよね(*^^*)

さて、録音の内容ですが…最初の3〜4曲はフルート(リコーダー)だけでダビングし、最後の1曲は弦…と言っても、ヴァイオリン(加藤ジョーさん)とチェロ(三宅さん)の2人だけだったようですが、その3人での録音となったようです。

おっちゃん曰く「奥さんの劇伴は大体いつも、とても劇伴と思えん、まるで器楽作品みたいな趣のある密度の高いものが多いんよな。今回も、先に入ってた生ギターなんかも、かなり難しそうだった。案の定、収録の時にもけっこう大変だったみたいじゃよ。」だそうです…ってことは、おっちゃんのパートも相当に面倒だったってことでしょうか。でもきっと、サラッとやってのけちゃったんでしょうね♪

そういや、私は奥さんの作品では「おジャ魔女どれみ」や「明日のナージャ」がお気に入りですが、どちらも様々なジャンルの音楽が涌き出る泉のごとく次から次へと流れてきて、本当に聴き応えのある作品なんですよね。サントラだけでも十分に楽しめます。

この日の録音は、最初からいきなりテープを回して「上手くいった部分はそのままOKで残して、必要あればやり直す」という形式で進められたようです。だから、内容が濃いわりにはとてもスムーズに運んだみたいですよ。
 
で、リコーダーのソロはなかなか良い感じだったらしく、おっちゃんも「どんな場面で使われるんか、聴いてみたいところじゃ♪」なんて言ってました。う〜ん、私も聴いてみたい思いでいっぱいですが、うちの地域はどうなんでしょう…放送が見られそうな地域の方は、ぜひビデオに頼って見てみましょうね。

 

 

084 アニメ「かいけつゾロリ」(田中公平)

2003年12月2日。おっちゃんは久しぶりに田中公平さんとのお仕事で、サウンドシティに行きました。この日のお題は「かいけつゾロリ」。これ、小さな子どもたちに大人気の絵本なんですよね。私もよく耳にするタイトルだったので子供たちに聞いてみたところ、次女が延々と絵本まる1冊を語ってくれました。いやはや、その細かい説明ったら…。で、どうやら、それがアニメ化されるようですよ。公式サイトによると、放送開始は2004年2月1日の予定だそうです。

公平さんの音楽は、いつもとてもスケールが大きくてエネルギッシュで、どんなにブルーな日でも聴けば必ず元気になれるって感じの曲が多いように思うのですが、今回はほんわかとしたソフトな雰囲気のものが多かったみたいです。公平さんご自身も「こういうのも書いてみたかったんだよなぁ」とおっしゃってたようですが、おっちゃんもまた、公平さんの新たな一面を見せてもらえたことがとても嬉しそうでした。

おっちゃんと公平さんとは先日の和田 薫さんのコンサートでお会いして以来だったみたいなので、休憩時間にはそのコンサートや和田さんのことなどで、しばし立ち話をしたそうです。一体、どんな会話が交わされたんでしょうね?

編成は、弦がマサさんのグループ、木管は5人(フルート:おっちゃん&木津芳夫さん、オーボエ:石橋雅一さん、クラリネット:星野 正さん、ファゴット:大畠條亮さん)で、トランペット3?(寺島さん他)・トロンボーン3?(松本 治さん他)・パーカッション(高田みどりさん)という感じで、ブラス隊はいつもと少し違った感じだったみたいです。

公平さんの新たな世界に浸れる絶好のチャンスです。子供向け番組だなんて思わずに、ぜひ見て(聴いて)みましょうね♪

 

 

083 アニメ「マリア様がみてる」(平野義久)

2003年11月30日。この日はサウンド・インに行きました。お題は、1月7日の25時(つまり、1月8日の午前1時?)からテレビ東京系列で始まる「マリア様がみてる」というアニメでした。インペク屋さんは「このアニメ音楽の中の、生楽器の部分の録音」というような言い方をしてたみたいなので、おっちゃんは「劇伴としては打ち込みの部分も多いんかもなあ」なんて言ってました。また「ユニークなタイトルの番組やけど、どんなアニメか楽しみやなあ」とも。

音楽は平野義久さん。楽器の編成は、弦カル・ピアノ・パーカッションにソプラノサックス、そしておっちゃんのフルートだったようですが、そのほとんどの方が、おっちゃんとは面識のない若い方ばかりだったんですって。そこでおっちゃんは、時代の推移を痛感したそうです。きっと、嬉しいような淋しいような…上手く言葉にはならないけど、不思議で複雑な気持ちだったんでしょうね。私にも何となく分かる気がします。
 
この日に録った分に関しては、ソプラノサックスやフルートのソロもあったりして、けっこうアコースティックな感じの曲が多かったみたいですね。おっちゃんはサックスの方とは初対面だったみたいですが、とても上手な方だったんですって。お若い方のようですし、これからまた色んなところでその方の音色が聴けるようになってくるかも…ですね。おっと、その前に、その方のお名前が分からないとね。またご一緒する日があることを願って、そのときに聞いてきてもらうことにしましょう。
 
後日(12月6日)、おっちゃんは別のスタジオに呼ばれて、1曲だけ「メロ入れ」をしたそうです。もちろん、この「マリア様がみてる」のね。こちらのインストゥルメンタルヴァージョンは、オープニングに使われるようです。アニメのオープニングでインストゥルメンタルなんて、とても珍しいんじゃないでしょうか。ぜひオンエアを楽しみにしていてくださいねo(^o^)o

 

 

082 アニメ「ギルガメッシュ」追加録音(和田 薫)

2003年11月25日。この日は連休明け&給料日(25日のところが多いですよね?)&土砂降りという、交通渋滞の原因が3拍子そろっていただけあって、普段よりも1時間くらい長くかかって、赤坂のコロンビアスタジオに行ったそうです。

おっちゃんはお仕事の内容を全く知らずに行ったみたいなのですが(実はオーダーが入ったときに聞いたはずなんだけど、忘れてしまったってな見方もできるかも?)、何と和田 薫さんだったそうです。おっちゃんと和田さんは、あのコンサート以来の再会になるんでしょうか。そんな話で、少し歓談する場面もあったようです。

今日の楽譜はクラシックの譜面で、モーツアルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」のフィナーレの音楽だったそうです。これは、和田さんのサイトの掲示板でも話題に上っているアニメ「ギルガメッシュ」の中で、何かのキャラが(?)奈落に落ちるというシーンに使われるんだそうですよ。こういったクラシック音楽の場合も、既存のクラシックCDから流用することはないんですね。前に放送していた、同じく和田さんが音楽を担当されてた「プリンセス・チュチュ」という作品で使われてたバレエ音楽も全て、その番組用に録り直したようですしね。

とにかく、たった1回の放映のために生オケのサウンドを録るというところに、和田さんやスタッフの方々の、この作品への意気込みが感じられますよね。そういえば、最近「犬夜叉」でもそんな音楽の使い方してたことがあったような…まあ、あれは挿入歌といった形だったようですけど。何はともあれ、和田さんのファンにとっては嬉しい限りですね♪

この日の編成はオリジナル通りか、もしかするとオリジナルより大きいのでは?と思えるような編成だったんですって。木管(フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット)が2人ずつに(こういうのを2管編成と言うそうです)、ブラス(トランペット・トロンボーン・ホルン)は新日本フィルハーモニー交響楽団の方たち、弦はマサさんのグループといった感じだったそうです。あ、エンジニアは和田さんの録音ではお馴染みの山田正弘さんでした。

余談ですが、オケなんかで普通に「木管」っていう時は、「フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット」の4つの楽器を指すのですが、スタジオではファゴットは流動的なんだそうです。また、スタジオでいう「ブラス」は「トランペット・トロンボーン・ホルン」の3つが基本で、大編成になるとチューバが加わったりするそうです。これ、「スタジオ用語集」に入れるほどでもないかな〜と思ったので、ここに書いてみました(^^ゞ

さて、和田さんも例の交通渋滞で少し遅れての到着だったようですが、相変わらずの手際よい録音で、終了予定時間前に終わっちゃったそうです。


右の写真は録音の合間に撮らせていただいた和田さんです。先月のコンサートの時よりは随分と顔色がよくなったような…しっかしまあ、おっちゃんがカメラを向けると、皆さん本当にいい表情をされますね、さすが、おっちゃん!

でも、何でこんな顔だけの不自然なカットかと言うと、実は膝に上にお子さんを抱いてるんです。それでこんなトリミングの仕方になりました(^^ゞ



この「ギルガメッシュ」は、深夜2時とか3時ごろに放映されているようですね。私の地域でも、新聞には小さく載ってはいるんですが、我が家では映りません…。おっちゃんもまだ見たことがないそうで、「今度、録画して見よ〜♪」なんて言ってました。うまく、この「ドン・ジョヴァンニ」が聴けるといいですね(*^-^*)

 

 

081 大野雄二さんのディナーショー

2003年11月24日。この日は、都内の田町駅の近くにある「Le Vin Vivant」 というレストランで、大野雄二さんのディナーショーが行われました。このお店では月に一度、トリオ…つまり、ピアノ・ドラム・ベースでのミニコンサートをやってるそうなのですが、今回はそのスペシャル版みたいな感じだったようです。

午後1時からゲネプロを兼ねたリハーサルでサラッと一通り譜面を当たったそうですが、オーボエの石橋雅一さんだけはどうしても都合が悪くて、ほとんどぶっつけ本番になってしまったんですって。ひぇ〜私だったら、ぶっつけ本番で人前で演奏するなんて、とてもとても…って、私と一緒にしたら失礼ですよね。ごめんなさいm(__)m

ところで、 録音でもライヴでも時々ぶっつけ本番という事態になることはあるらしいのですが、意外とそんなときの方がアクシデントが少ないんだそうです。不思議でしょ?だから、それが何故か聞いてみました。すると、おっちゃんは「緊張するからじゃよ」と、笑って一言。それじゃ、普段は一体…!?そう言えば、スタジオでの録音の際にも「1本目のテスト録音が1番よかったってことがけっこうある」なんて話をどこかで読んだ気がしますね。

さて、本番の演奏は午後6時半からだったそうですが、お客さんはもっと早くに席について、先に食事をしてらしたみたいです。昨年もちょうど今ごろに同様のコンサートが同じ場所で行われたのですが(レポはこちら)、昨年やった曲の他に、さらに新しくアレンジされた曲も加え、編成にもドラム(何と本職は歯医者さん!でも、いつも大野さんとご一緒にライヴをされてるそうです)が加わって、グッとパワーアップしたかも…ですって。これは、去年に引き続いて出席された方は、何倍も楽しく感じられたでしょうね。

曲目はディナーショーらしく、ポピュラーなスタンダードジャズがメインで、他にビートルズナンバーを数曲と、大野さんご自身が手がけられた劇伴作品「犬神家の人々」「ルパン三世」「小さな旅」などから数曲ずつ、その上さらにコマーシャル音楽なども入っていたそうです。このプログラムを聞いただけでも羨ましい限りなのに、これってホントの目と鼻の先で聴けるんだとか?あぁ、私も行けるものなら行きたかったですね〜。でも、こんな遠くに住んでいたのでは…残念無念。そんな私の気持ちなど知る由もなく(当たり前か(^^ゞ)、美味しいお料理とワインと素敵な音楽に囲まれて、皆さん終始なごやかな雰囲気だったようですね。

あ、おっちゃんたちにも1部と2部の間の休憩時間に、お客さんと同じ(多分)お食事が出されたようです。で、ワインもOKということだったみたいですが、メンバーの誰も飲んでなかったので、おっちゃんは泣く泣く(?)お水で我慢してたそうです。また、休憩時間という僅かな合間での食事だったので、デザートの手前で第2部が始まってしまい、デザートとワインは演奏後までおあずけとなったようです。

もともとワインがメインのお店だそうなので、この日に出てきたワインは全てかなり上等のものなんですって。で、お土産に1本いただいてきちゃったそうですよ。良かった、良かった(*^^*)

 

 

080 東儀秀樹さんのアルバム(大島ミチル)

2003年11月17日。篳篥(ひちりき)奏者である東儀秀樹さんのお仕事で、港区麻布台のスタジオに行ったそうです。今回の音楽は、東儀さんが京都市から依頼を受けて作曲し、それを大島ミチルさんがアレンジしたとのことだったようです。おっちゃんは「京都で大島さんと言えば10月31日にやったパイオニアのDVDを思い出すけど、まったくの別ものみたいやなあ」なんて言ってました。どうやら今回の録音曲は、来年あたりに京都市交響楽団で演奏されるかも…みたいなお話もあるそうですよ。その際には大島さんもいらっしゃるのかもしれませんね。

曲は、1章・2章・3章・4章とあって、いずれも比較的ゆるやかなテンポのものだったようです。おっちゃんは「この緩やかなテンポってのは、篳篥っていう楽器の性質から来るところもあるんかもなあ」なんて言ってましたが、確かにそうかも、ですね。ところで、この日に録られた曲はキーが全てシャープが1つ、つまりGだったんですって。探求心旺盛なおっちゃんはそれを不思議に思って、東儀さんに質問してみたんですって。すると、これは篳篥の音域・音階によるものだそうです。う〜ん、私はイマイチつかみきれてないんですが、なかなか奥が深いですよねえ。

東儀さんはテスト録音の時には一緒に演奏されたようですが、本番はオケだけ録って、篳篥はあとでダビングするんだそうです。オケの部分を聴いた感じでは、どの曲も特別に日本的という感じではなく、いつもの大島さんらしい、明るい感じの音楽だったんですって。でも、これに篳篥が入ると、一種独特の世界になっていくんでしょうね。

おっちゃんが置いてある楽譜をチラッと見たところによると、篳篥だけではなく、笙もダビングで重ねられるみたいです。で、その笙の譜面ですが、何とコードネームで書いてあったんだそうですよ。それを見ておっちゃんは「まあ、笙はコード楽器みたいなものだけど、コードネームで演奏するとは流石だなあ。そう言えば、篳篥の譜面にも‘コードでアドリブ’っていうのがあったなあ」なんて、しみじみと思ったそうです。

楽器の編成は、弦(マサさんのグループ:86442)にフルート(おっちゃん)・オーボエ(石橋雅一さん)・クラリネット(星野 正さん)・ファゴット、それにトランペット(エリック宮城さん他)・トロンボーン(中川英二郎さん他)・ホルン(藤田乙比古さん他)・ハープ(朝川朋之さん)・パーカッション(高田みどりさん他1名)で、リズム隊はなかったようです。こういうのを「クラシック編成」とか言うみたいなんですけど、合ってますか?

さて、この日の大島さんですが…このところの多忙モードのせいか風邪をひいてらして、少し鼻声だったようです。でも、相変わらず元気に棒を振ってたそうで、ホッとしました。こじらせないうちに、早く良くなってくれるといいですね♪

おっちゃんは今回も写真を撮ろうと頑張ってくれたようなのですが、2〜3日前からデジカメが壊れてしまったようで、この日の写真はダメだったようです。そういえば、今のおっちゃんのデジカメには、このページだけでも随分と活躍してもらいましたね。デジカメくん、お疲れさま…で、1日も早く新たなデジカメくんが私たちを楽しませてくれるのを、心から楽しみにしていたいと思いますo(^-^)o

 

 

079 劇団四季ミュージカル「アイーダ」

2003年11月12日〜16日。この5日間、おっちゃんはサウンド・インに、劇団四季のミュージカル「アイーダ」の音楽録りのために缶詰状態になってました。指揮者やその他のスタッフも全てアメリカ人で、楽譜もアメリカから持ってきたということで、スタジオではずっと英語が飛び交っていたそうです。ほとんど日本語が話せないニュージーランド出身のの先生がやってた英会話教室に入会したものの短期間で挫折した経験のある私は、この状況を想像しただけでグッタリ疲れてしまうのですが、語学が堪能なおっちゃんには、いつもとはまた違った楽しさがあったかもしれませんね。東京での公演は生のオケを使うらしいのですが、大阪では諸般の(…おっちゃん曰く、間違いなく経済的な)事情で、今回の録音テープを使用するみたいです。
 
実はこの録音の真っ只中の14日に、和田 薫さんが音楽を手がけられる劇場版 犬夜叉「天下覇道の剣」の録音があったのですが、この「アイーダ」の方が先に入っていたためにどうしても参加できなかったそうです。私は和田さんの音楽が大好きなので映画も観に行きたいと思ってますし、サントラも買うつもりでいますが、おっちゃんの音色が聴けないってのはやっぱり寂しいですね…おっちゃんも「今までずっと参加してたから寂しいと思うし、ほんまに残念じゃ。でも仕方ないわ…」と、しょんぼり語ってました。でも、このミュージカルのお仕事も、とても大事ですしね♪
 
さて、話を今回の録音に戻します。この5日間で録音した曲は40曲くらいなのですが、仕事の進行のペースが普段おっちゃんたちがやっているのに比べると思いっきりのんびりだったそうです。もしこれが普通の劇伴で、日本人のスタッフがやってたとしら、もしかすると丸1日もあれば録音できてしまってたかもしれませんね。ほら、よく和田さんや大島さんが「今日は50曲の録音だった」なんて書いてますし…。でも、今回はその40曲にたっぷり5日間もかかってしまったので、おっちゃんは「まあ、時間単位で仕事をしている我々としたら、ありがたいことなんやけど、あのスローペースに慣れるまでが大変だったなあ」なんて言ってましたね。そこでどうしても「いつものペースでやってたら、和田さんの録音にも行けたかもしれないのに」って思っちゃうわけです(^^ゞ
 
特に要領が悪いとか、トラブったということはほとんどなかったそうですが、何せ普通の劇伴ではなくて、音楽の方がメインになるミュージカルなので、なかなか思うようには進まなかったようです。例えば、タイミングが微妙なところなんかを通訳さんを介しての打ち合わせや説明になるので、それに時間がかかったり、差し替えも結構あったみたいですしね。1曲1曲にそれだけ時間がかかった上に曲数が40曲ともなると、確かに5日くらいかかってしまうのかも…。 楽器の編成は、ドラム1・ギター1・ベース1・キーボード4・フルート1・オーボエ1(柴山 洋さん)・ホルン1(藤田乙比古さん)・パーカッション2(1人は高田みどりさん)・弦カル(加藤ジョーさんのグループ)といった感じだったようです。おっちゃんは「かなり変則的な感じがするけど、最近のミュージカルはこういう編成が多いんかの〜?」なんて言ってましたが、どうなんでしょうか…何が普通で、何が変則的なんだか、さっぱり分かってないボケボケ編集長な私です(^^ゞ

そうそう、キーボードに作曲家の大谷 幸さんが参加してらして、おっちゃんはビックリしたそうです。プレイヤーとしての大谷さんと御一緒するのは初めてだったんですって。

フルートのパートには、アルトフルートの他に「バンブーフルート(竹の笛)」というのが出てきて、今回おっちゃんが呼ばれたのは、どうやらこのあたりに鍵があったみたいです。楽器としてはアルトフルートの出番がかなり多くて、ほかにはバンブーフルートというのが4〜5ヶ所、あとはフルートだったようです。問題のバンブーフルートのパートに、1曲だけ妙にクロマティックに動く曲があって、オマケに楽譜の移調が1音まちがってたりして戸惑ったところもあったようですが、結局は例のクロマティック篠笛でやってのけちゃったそうです。

「アイーダ」といえばエジプトが舞台ですから、ダンスの部分などの音楽にはエキゾティックな曲も入ってたらしく、バンブーフルートもそういう部分に使われたみたいですね。でも、それほど民族的な色彩が強いという感じではなかったようです。今までたくさんのミュージカル関係のお仕事にも参加してきてるおっちゃんには「ほとんど普通のミュージカルと変わらない音楽かな〜?」という印象だったようです。

おっちゃんは、アメリカではどんなバンブーフルートを使っているのか興味があったので、指揮者のコスモ(Cosmo?)さんに聞いてみたんですって。でも、その方は元コントラバス奏者ということで、笛の種類なんかに関してはよく分からなかったようです。とにかくニューヨークにもそういう楽器をやる笛吹きもいらっしゃるみたいですね。でも、ツアーに出るときは現地でミュージシャンを調達するので、バンブーフルートをやるプレイヤーが見つからずにシンセで代用する場合も多いんだそうです。

おっちゃんは「この笛は自分で作ったんだよ」と言ったら、「それはすごい!帰ったら向こうの笛吹きに話してやろう」なんて話になったようです。こんなところから、また新たな人間関係が生まれて広がっていくのも、楽しいかもしれませんね。 この劇団四季の「アイーダ」を観に行かれた方は、ぜひ感想など寄せてください♪

 

 

078 劇場版「あたしンち」(相良まさえ)

2003年11月10日。この日は早稲田のアバコスタジオに行きました。このAVACOスタジオは、以前「犬夜叉」の録音でよく使っていたところです。

今日の作曲家は相良まさえさん。おっちゃんは、この方にお会いしたのはどうやら初めてだったみたいですね。相良さんの代表作と言えば、藤子・F・不二雄さんが原作の「ポコニャン」や「ビーストウォーズ」などがあるようですよ。

さて、その相良さんによる本日のお題ですが…12月6日に全国東映系で公開される映画「あたしンち」の音楽録りでした。この「あたしンち」ってテレビでも放送されてるんですが、皆さんは見てますか?庶民の主婦心を揺さぶるようなお茶の間劇で、とても面白いんですよね。どこか「クレヨンしんちゃん」や「ちびまる子ちゃん」にも通ずるところがあるように思います。

編成は、弦(マサさんのグループ・86442)にフルート(もちろん、おっちゃん♪)、それにオーボエ(石橋雅一さん)・クラリネット(星野 正さん)・ファゴット(前田信吉さん)、ブラス(エリック宮城さんのグループ)・ホルン(2)・ハープ(朝川朋之さん)・ピアノ(宮本さん)・ギター(千代正行さん)で、D島公二さんの指揮にて行われたようです。

おっちゃんたちの拘束時間は5時間とちょっと長かったようですが、編成が大きいせいもあるんでしょうか。最終的には時間内に終わったみたいですが、途中の大編成と中編成の部分は少し押していたようです。

参加したおっちゃんの感想では、「たぶん全部が生音で打ち込みなんかの部分がないために、音楽が多かったんじゃないかな?」とのことでした。大編成で曲数が多いとなると録音の時には大変かと思いますが、やっぱり生音が多いってのは嬉しいですよねえ。で、この「あたしンち」って、確か放映中のテレビ版は打ち込みがメインなんですよね。そういったことからも、今回の映画に寄せる期待は大きくなると思います。

その曲の内容はですね、ジャズっぽい曲も少しあったみたいですが、ほとんどがクラシック系のスタイルの音楽で、楽譜の書き方も普通のオーケストラの楽譜に近い感じだったみたいです…と言っても、普通のオケの楽譜というのが、どういうものか分かっていない私だったりするのですが(^^ゞ

とにかく、冬休みは是非とも映画館に足を運んでみたいところですね♪

 

 

077 山本周五郎生誕100年記念ドラマスペシャル「初蕾」(若草 恵)

2003年11月6日。和田 薫さんのコンサートのために集まった「あさひ組」の一部と楽しいランチをしたあと、おっちゃんは港区麻布台のサウンドシティいうスタジオに行きました。

事前に「劇伴の仕事」とは聞いていたのらしいですが、当日にミュージシャンのお1人から「エレベーターで石井ふく子さんや鴨下信一さんに会った」という話を聞いた途端、「これは何か大作かな?」とか「ちと時間が押すかもな…」とか、色んな思いが頭を駆け巡ったようです。案の定、TBSの山本周五郎生誕100年記念ドラマスペシャル「初蕾」というタイトルの、ちょっと話題になりそうなドラマの音楽録りだったようです。きっとまた、石井さんが素晴らしいプロデュースをされるんでしょうね。一緒にいらした鴨下さんは、現在TBSでかなり上のポストにいらっしゃるようです。

音楽は若草 恵さん。最近のドラマの劇伴としてはかなり珍しい、弦(小池弘之さんのグループ:64221)にフルートが2人、オーボエ(石橋雅一さん)・クラリネット(星野 正さん)・フリューゲルホルン・パーカッション(高田みどりさん)・ピアノ(エルトン永田さん)にハープ(2名で1人は朝川朋之さん)という大編成だったようです。この、ハープが2人というのも珍しいですよね。

音楽はテンポのゆるやかな叙情的な曲が多かったらしく、オーボエやチェロ(矢島富雄さん)のソロがたくさんあったみたいです。もちろん、おっちゃんのフルートソロもあったそうですよ♪

石井さんからは色々と厳しい注文も出ていたようで、普通の劇伴の録音に比べるとかなり時間がかかり、最終的には30分あまり押してしまったそうです。鴨下さんも石井さんも昔はディレクターとして劇伴の録音現場にもよく来てらしたそうなのですが、最近はスタジオでお目にかかることは滅多にないんですって。そのお2人が現場に来られてたというのは、かなり力の入った番組なのだろうということが想像できますよね。

聞いたところによると、どうやら宮沢りえさんが主演で、若尾文子さんや池内淳子など、すごいメンバーが出演するようですよ。音楽だけでなく、役者にも相当の思い入れやこだわりがあることが伺えますね。12月8日の21時から23時15分まで、TBS系でのオンエアとなります。どうぞ、お見逃し(お聴き逃し)のないようにね♪

 

 

076 パイオニアのデモDVD(大島ミチル)

2003年10月31日。この日、おっちゃんは目黒駅のすぐ近くにある、パイオニアのスタジオに行きました。このスタジオは長年パイオニアレコードのスタジオとして活用され、その後「株式会社キュー・テック(Q tec)」と名前を変えてからもかなり頻繁に使われていたそうなのですが、最近は貸しスタジオとしての業務はやってなかったようです。でも、たまたま今回はパイオニアの自社のお仕事だったので使うことになったのかもしれません。ほとんど昔のままの姿で残っていて、おっちゃんはとても懐かしく思ったそうです。

この日のお仕事は大島ミチルさん作曲によるパイオニアのデモDVDの音楽で、映像は京都の風景なんだそうですよ。残念ながらこの日までに映像が間に合わなかった上に、音楽に合わせて更に映像を編集するらしくて、スタジオでは見ることができなかったそうです。大島さんは「京都出身の旭さんに見せたかったのに…」と、ご自身のHPで残念がってらっしゃいました。
 
曲は全部で7曲あって、どれもゆるやかなテンポのものばかりだったそうです。中には、いかにも京都という感じで篠笛のソロやオブリガートも出てきたりして、少し…いえ、かなり日本調な曲もあったそうです。大島さんの日本調って、けっこう珍しいんじゃないでしょうか?

デモDVDってことは市販される可能性はかなり低いのではないかと思ってるのですが、どうなんでしょう…パイオニア製品を買うと、もれなく付いてくるってことはないのかしらん?大島さんの日本調音楽におっちゃんの篠笛が目立ちまくりとなったら、聴きたいっ、聴きたいっ、聴きたぁい〜っ!!…はあ。取りあえず、近いうちに電気屋さんのパイオニア製品コーナーをウロウロしてみましょ♪

…と思っていたら、何と来年には、DVD・DVDオーディオ・CDなどの形で発売になるそうです。はっきりと決まったら大島さんのサイトで紹介してくださるそうなので、要チェックですよ(^.^)b

楽器の編成は、弦(マサさんのグループ・64221?)に木管(フルート・オーボエ・クラリネット)、ピアノ(美の春樹)・ハープ(朝川朋之さん)と、いずれもお馴染みのメンバーですね。それぞれのソロが出てきて、なかなか良い感じだったみたいですよ。

現場では、オーディオにうるさい人が聴くかもしれないということで、こまかいノイズやドンカマの漏れなんかのチェックに、かなり神経を使っていたそうです。う〜ん、電器屋さんのオーディオ製品コーナーで流すとしたら、重箱の隅を突付くような人がいっぱいかもしれませんもんね。こりゃ、大変だ(;^_^A

さて、この日の録音は、デジタル録音やハードディスク録音が主流の今どきとしては珍しく、アナログ録音にしたそうです。アナログ録音ならではの、音の温かさや優しさを狙ったのかもしれませんね。また、楽器本来の音色に近い音が表現できるという素晴らしい面もあるようです。

ところで、 このアナログ録音というのは、おっちゃんたちが普通に演奏する分には普段と何も変わらないのですが、差し替えをする場合にちょっと難しくなるんだそうです。つまり、デジタル録音だったら、ほとんど隙間がなくても差し替えられるのですが、アナログの場合は、差し替えるフレーズの前後に、ある程度の休みがないと難しいんだそうですよ。

もちろん、デジタルとアナログでは音質も違うので、エンジニアさんも調整の仕方が違ってきたりするんでしょうね。そのためかどうかは分かりませんが、この日のエンジニアさんは伊豫部富治さんとおっしゃる大ベテランの方だったそうです。火サスの録音や大野雄二さんのお仕事は、ほとんどこの方なんだそうですよ 大島さんは、いつもの通り元気いっぱいに棒を振ってらしたそうです♪

 

 

075 悲しき豆満江(カラオケ)

2003年10月23日。この日は、文京区のキングレコードのスタジオに行きました。ここは、目白の田中邸の近くだったりもするんですって。…といっても、東京の地理がサッパリわからない私は「ほほぉ〜」と言うだけなのですが(^^ゞ

で、スタジオが「キング」でも「キングレコード」のお仕事ではなくて「第一興商」という会社で作っているカラオケのお仕事だったようです。カラオケによく行かれる方は「第一興商」って聞いたらすぐにピンとくるんでしょうね。カラオケに行ったら、何冊か置いてある曲のカタログの中で必ず目にする会社名ですもんね〜。

おっちゃんの話によると、現在のカラオケはほとんどを打ち込みで済ませている中で、この第一興商だけが生オケで録っているのではないか、と言うことです。何度も何度もCDを聴いてからカラオケに行ったときに、あまりの音質の違いにガックリすることってありますもんね。そういう意味でも、生オケで録ってるカラオケの会社というのは貴重だと思います。

さて、その曲ですが…何と、前にこちらでレポートさせていただいた「豆満江哀歌」だったそうです。大島ミチルさんの「熱烈的中華飯店」の録音で使いそこなった響孔のある明笛を使ったというお話だったのですが、覚えてらっしゃいますか?ただし、曲のタイトルは「悲しき豆満江」と変わっていたそうです。録音時とリリース時でタイトルが変わるケースは、よくあるみたいですね。

カラオケの場合は、オリジナル曲とはキーを変えてることがよくあって、楽器の音域などで苦労することがあるんだそうです。でも、今回の曲に関してはキーは変わっていなかったので、オリジナル曲を録音した時に使った同じ明笛で臨もうと思ったら、何故かその笛が行方不明になってしまったそうです。なくすはずはないので、どこかに思いつきでしまいこんでしまったのでしょうね。仕方がないので、篠笛で明笛に似せて吹いてきたそうです。きっと、おっちゃんのことだから、素人では区別がつかないくらいに似せて吹いたんだと思いますよ〜。
 
その昔、どこの会社もカラオケを生オケで作っていたころには、1つの曲を5〜6ヶ所のカラオケ会社でやることも珍しくなかったそうです。だから、おっちゃんは「お…これはオリジナルの録音にも参加したなあ」という曲に出会うこともよくあったみたいですが、打ち込みが主流となった今、久々の再会(…って表現でいいのかな?)となったようです。

 

 

074 由紀さおり&安田祥子「帰省」(若草 恵)

2003年10月22日。この日は2軒のハシゴで、クッションの時間が40分しかないという慌しいスケジュールでした。しかも、その2軒のスタジオは少し離れてるし、何といっても、1軒目のアレンジャーさんが「押す」タイプの方だったので、おっちゃんは朝からちょっと気がかりだったそうです。ただ、1軒目はいわゆる委託版だったので、予定よりかなり早く終わり、2軒目のサウンド・シティには余裕で到着できたんですって。はぁ〜良かった、良かった。でも、この日は何故か昼間も道路が混んでいて、何人かのミュージシャンさんは遅れてきたそうです。
 
さて、この午後からの方は若草 恵さんのアレンジで、由紀さおりさんと安田祥子さん姉妹による「帰省」という新曲のレコーディングだったんですって。

こういった歌ものを録る場合は、一度必ずテスト録音をしてプレイバックするんだそうです。スピーカーはスタジオ(おっちゃんたちが演奏するフロア)と副調室にあって、フロアの方はザワザワしていることが多いので、ちゃんと聴こうと思う人は副調室へ行くそうです。まあ、そのついでに置いてあるフリーのコーヒーを補充しちゃったりもして…。

で、この日も同じように同じ手順で進められたのですが、何故か副調に入っていたヴァイオリンの小池弘之さんをはじめ、他のミュージシャンも次々と副調から出て来たんですって。どうやらプレイバックしているボリュームがとてつもなく大きくて、皆さん耐えかねて逃げ出してきたみたいですよ。そういえば、この日の小池さんサイトの掲示板にも「スピーカーの傍では耳栓が必要なくらいだった」なんてことが書かれてました。

だいたいエンジニアさんやアレンジャーさんなどは普段から大きな音で聴いていることが多いのらしいですが、それにしてもこの日は極端に大きかったようで、おっちゃんも早々に退散したそうです。いつも大音量で聴いてると、だんだん物足りなくなってきて、つい音量を上げてしまうようになる傾向があるみたいですね。

プレイバックではノイズのチェックとかもしなければいけないので、ある程度ボリュームを上げて聴くことは必要らしいですが、おっちゃんは「それにしてもデカかった…」だし、小池さんもご自身のページで「CDを購入した人は、こんなに大きな音で聴くことがあるのかな?…と疑問に思ってる。」なんてボヤかれてました(^^ゞ

しっかし、そんなに大きかったのなら、そのエンジニアさんやアレンジャーさんの耳は大丈夫なのかしらん?その方たちにとっても、おっちゃんたちにとっても、耳は大事なお商売の道具ですもんね。人ごとながら心配になってきますよ。どうぞ、くれぐれもお大事に…。この日は、そんなこんなの録音だったので、録音内容の感想については爆音と共に消えてしまったそうです(;^_^A

 

追記:若草さんがアレンジされた曲の冒頭だけはこちらで、CDとはちょっとアレンジは違うんですが「帰省」という曲自体は↓こちらで聴けます♪

 

 

073 美しの里コンサート

ひとりひとりの心の中に存在するといわれる「美しの里」。詩人であり画家でもある葉 祥明さんが、その「美しの里」のさまざまな表情を描いた1冊の美しい絵本をつくられました。また、その絵本とともに同名のイメージアルバムも作られ、2002年にリリースされました。同じころ、滋賀県の信楽の近くにある、とある施設で催されたコンサートでは、そのアルバムの中の曲が演奏され、集まった人々に深い感動を与えました。

その後、何度か同じようなコンサートが催されて大好評を博したのですが、これらはいずれも、とある会員制団体のイベントという形だったので、一般のお客さんが入れるものではありませんでした。 そして2003年10月20日、 東京渋谷のオーチャード・ホールで開催されたのは、一般公開としてはまさに記念すべき初めての「美しの里コンサート」となったのです。

編成は、ピアノ・ヴァイオリン(篠崎正嗣さん)・チェロ(堀沢真己さん)・ハープ(朝川朋之さん)・笛(おっちゃん)がレギュラーで、あとはその時々でパーカッションやギターなどが加わるという形だったのですが、今回はエスニック・パーカッション(梯 郁夫さん)を加えた全部で6名。


リハーサルは、コンサートの数日前に世田谷区のとある練習スタジオで行われました。

曲目は今までやってきたのと全く同じだったみたいですが、今回はエスニックパーカッションの入った新しいアレンジなので、前回との楽譜の変更点の確認を中心に、オーディオや照明の打ち合わせなども含めて行われたそうです。


コンサート当日は、午後1時30分に楽屋入りして2時からゲネプロという流れ。ゲネプロは、個々の楽器のサウンドチェックや位置の確認で始まって、照明などの演出面をメインに行われたそうですよ。おっちゃんが最初に座った位置ではマサさんと梯さんが全く見えなかったので、少し位置をずらせるなどしてみたそうです。それでマサさんは何とか見えるようになったのですが、梯さんはどうやっても全く見えないままだったんですって。

さすがおっちゃんたちだけのことはあって、音だけが頼りでも何とかアンサンブルは出来るらしいのですが、やはりこういう小編成では、アイコンタクトが出来るとお互いに安心感が持てるものなんだそうです。う〜ん、そのアイコンタクトが出来ると…ってのは、こんな私にもよく分かる気がします。ささやかながらでも合唱という形で音楽活動をやってるからでしょうかね。

コンサートの2部は、葉祥明さんと黒石ひとみさんのトークに続いて、鳥の声やパーカッションのSEが入り、そのSEの中からアカペラのオカリナソロが始まるという仕掛けになっていたんだそうです。

でも、このオカリナが入るタイミングってのが、けっこう微妙で難しかったようです。早すぎてもヘンだし、あまり遅くても間が抜けるし、もっと遅ければSEが途絶えてしまうかもしれないし…というわけで、さすがのおっちゃんも、ちょっとドキドキしたみたいですよ。


照明の転換やSEの頭だしなんかで時間がかかったためか、結局ゲネプロ(総稽古)と言いながらも全体を通すことはなく、後半は省略になってしまったそうです。おっちゃんは「2部は、始まってしまえば全て曲つなぎだから、強いて通すこともなかったってことかも知れんなあ」なんて言ってましたが、やっぱりぶっつけ本番って、恐いですよね。でも、それを見事にやってのけるのが、おっちゃんたちなんでしょうね。

ゲネプロは予定よりは少し押し気味で終わったようですが、それでも本番の出番は8時以降(第2部から)なので、4時間ほどはあったようです。おっちゃんはホールの近くで大好きなラーメンを食べて、あとは東急ハンズをブラブラするなどして過ごしてたようです。何やら小物を少し買い込んだとか。 思いっきり余裕ですね〜。私だったら、本番前はとてもじゃないけど、食事なんか喉を通りません。無理に食べても味なんか感じないし…。ましてショッピングになんか出たら、地に足がついてなくて、きっと迷子になってしまうでしょう。あ、もしかして、おっちゃんも本番前の緊張をほぐすためのショッピングだったのかしら…まさかね(^^ゞ

プログラムの第1部は西村由紀江さんのピアノソロでした。「手紙」や「誕生」、そのほか新曲を含む7曲ほどを演奏し、聴衆の心の隅々にまで潤いをあたえたそうです。 で、おっちゃんたちが出演する2部のプログラムは…


@ 美しの里
A 風色の稜線
B やさしさの波紋
C 愛へのトビラ
D やすらぎが降りてくる午後
E 奇跡の地
F 古代(いにしえ)からの贈り物
G 美しの里(アンコール・バージョン) となっていたようです。



先にも書いたように、はじめに葉さんと黒石さんのトークが少しあって、それに続いて小鳥の鳴き声などのSEがあり、その中からアカペラのオカリナで曲が始まるという、こちらも聴衆の心の奥深くまでスゥ〜ッと染み入るような優しい演出で幕開けたそうです。

おっちゃんの本番の演奏に対する感想は、「まあ上手くいった方じゃないかと思うよ。ただ、8曲演奏した中の最後の曲は‘アンコール’という設定になっていたんだけど、何となく続けて演奏してしまったから、聴いてたお客さんにはちょっと分かりにくかったみたい。アンコールがなかったって思った方も多かったみたいよ。」だそうです。


打ち上げは、六本木ヒルズのすぐ近くの中華料理店だったらしいのですが、スタッフの片付けや、葉さん&西村さんのサイン会が行われたりしたので、全員が揃ったのは23時近かったみたいです。
おっちゃんは終電の時間が心配だったので、途中で失礼し、その後はタクシーを飛ばして新宿に向かったんですって。

でも、新宿トンネルが工事中でひどい渋滞に遭い「こりゃ、帰れなくなるかも…」とハラハラドキドキしたみたいですが、何とか最終に間に合って、深夜1時半ごろには無事に帰宅できたみたいです。実は、この渋滞に捕まったときが、本番よりも何よりもドキドキしてたりして…? おっちゃんをはじめ関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした。また、今回のコンサートが大成功であったことを、心から嬉しく思っています。

このコンサートの様子については、実際にコンサートを聴きに行かれた方たちも掲示板の方に臨場感あふれる感想をたくさん書き込んでくれました。なので、そちらもちゃんとまとめてリストのコメント欄にアップしています。ぜひ、そちらも読んでくださいね♪

 

 

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