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おっちゃんの仕事場探検 Home All Title Dictionary Guestbook Mail Web Clap Back 劇伴(映画・ドラマ・アニメなどのBGM)がどんなところで、どんな風に作られているのかを、おっちゃんから聞いたお話を中心にレポートしていきます。レポートの番号が進むにつれてだんだんと内容が濃くなり、ときには作曲家さんやエンジニアさんからいただいたコメントも出てきます。
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548 霜月はるか「零れる砂のアリア」(岩垂徳行 他)
| 2012年3月21日。作曲家・岩垂徳行さんとのメールのやりとりから始まったお仕事で、台東区入谷にある「Arca Studio」に行きました。おっちゃんがこのスタジオに行くのは、初めてだったようです。で、おっちゃんは、せっかく滅多に来ることのない入谷に来たんだから…と「恐れ入谷の鬼子母神」で知られる真源寺にお参りしようと少し早めに家を出て、録音前にお参りしてきたそうですよ。そのときの様子は、おっちゃんのブログのこちらにアップされています♪
さて、冒頭にも書いた「メールのやりとりから…」のお話ですが、3月の半ばに岩垂さんからおっちゃんに直で「あるシンガーソングライターのアルバムで笛をお願いしたい」との連絡があったようです。同じころ、私の方にも岩垂さんから「今度、旭さんにお仕事をお願いしてるんだ」との連絡をいただき、私のテンションは急上昇。録音の日を、そしてこうしてレポを作らせていただける日を、ほんとに楽しみにしてました。 そのシンガーソングライターさんですが、岩垂さんが全曲の編曲を担当された「ティンダーリアの種」の霜月はるかさんです。この霜月さんはヴォーカリストとして幅広く活躍されてるだけでなく、作詞や作曲、それにサウンドプロデューサーさんとしても活動されてる、ほんとに多才な方なんですよ(*^^*) |
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こちらは岩垂さんが撮って提供してくれた現場での写真。オンマウスで、楽器の準備をしてるおっちゃんの手元の画像に切り替わります。 ドアのところからお茶目なポーズでこちらを覗いてるのが、霜月はるかさんですよ〜♪ |
スタジオに来てみると、今回のそのアルバムには岩垂さんだけではなく、何人かの作家さんが参加されてるとか…そのお1人が霜月さんご本人で、ほかには前に「LUNAR 〜HARMONY of SILVER STAR〜」のレポでご紹介したなるけみちこさんなど、計5人の作家さんが関わられてるようです。詳しくはこちらをご覧くださいね。で、この日のおっちゃんは岩垂さんと霜月さんとなるけさんの書かれた音楽に参加することになったようです。 ここで、このアルバムの大きな特徴をお話したいと思います。 劇伴ファンの方ならサントラに収録されてる数十秒から2〜3分の曲の中にもすごいドラマがあることはよく分かってらっしゃると思います。そして、だからこそ余計にこのアルバムのすごさが分かっていただけるんじゃないでしょうかo(^-^)o |
こちらは、なるけみちこさんとおっちゃんの2ショット。2人とも、いい表情です(*^^*) でも…何で3月なのにサンタ帽?(笑) |
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| 録音はまず、霜月さんの分から始まりました。歌メロのような耳障りのいい音楽で、フルートを使ったそうです。その霜月さんの楽譜はキーボードを手弾きしたものをソフトで譜面に起こしたものだったようで、途中に妙な休止符が入ってたりしたそうです。でも、実はその部分は休止どころかレガートでなめらかに吹くイメージだったみたいなんですが、事前に丁寧に説明してくださったおかげで難なく終わったようです。これって、ときどき作家さんたちから聞く「作曲ソフトを使うと臨時記号とかページの変わり目の音符がおかしい」っていう類のお話でしょうか…何はともあれ、おっちゃんは「手弾きで起こした楽譜にはときどきそういうんがあって、なかなか面白いもんじゃ」と楽しそうでしたよ(^O^)
続いては、なるけさんの曲。なるけさんには前に別の現場でお会いしたことがあるそうで、そのときにおっちゃんが「ギターの成毛(なるも)さんと同じ字なのに、読み方が違うんですね〜♪」なんてお話をしたことがあったそうです。そんななるけさんの曲は2曲で、ホイッスルとローホイッスルの指定があったそうです。そうそう、なるけさんはライブなどでホイッスルを吹かれることがあるらしく、この日はそんなお話でしばし盛り上がってたみたいですよ(*^^*) さて、そのなるけさんの曲ですが、楽譜を見た感じではテンポがけっこう速そうに感じたので、ちょっとヒヤッとしたそうです。まあ、実際にはそれほど速くなくてホッとしたそうですが、今度はビブラートで課題が…。あ、本来ホイッスルのビブラートは指でかけるものなんだそうです。つまり、楽譜に書かれてる音を出すために押さえてる穴の1つか2つ隣の穴…何も押さえてない穴のところを軽く叩くようにしてかけるんですって。これは、阿波踊りのお囃子の篠笛によく似た奏法があるので私は「ほうほう!」って感じなんですが、私のつたない文で状況が伝わるでしょうか…(;^_^A で、本来はそうなんですが、スタジオでは指ではなく息を使ってかけるのがほとんどなんだそうです。あ、リコーダーにもこの「指でかける」奏法があるようですが、あまり一般的ではないとか…。だから、おっちゃんも「今日のホイッスルもいつもの感じで…」なんて思ってたら、そこはご自分でもホイッスルを吹かれるなるけさん。録音前に「息ではなく指でかけてほしい」と指示を出してこられて、おっちゃんは少し戸惑ったようです。で、この「指でかける」のと「息でかける」のと、そんなに違いがあるのかなあと思っておっちゃんに聞いてみたところ、やっぱり「息の方は深く長く」「指の方は浅く短く」と揺れ幅なんかに違いがあるみたいですね。ふむ…揺れ幅が違うと、曲の印象も随分と違ってくるような気がします。とにかく、言われた直後はちょっと戸惑ったりしたものの、すぐに頭を切り替えてサラッと吹きこなしちゃったようです。いや、ほんとすごいわ〜! そして、最後は岩垂さんの曲です。おっちゃんからは録音が終わった直後に「岩垂さんの分は、途中でキーは変わるわ、拍子も変わるわ、おまけに何度もテンポが変わるわで、形の上では1曲やけど、何曲もが繋がったメドレーって感じの曲でなかなか面白かったわ!」と、楽しく手応えのあったお仕事であったことがひしひしと伝わってくる、弾み気味の声での電話をもらいました。いやあ、これだけ聞いても1曲の中にすごいドラマがあるんだなあということが想像できますが、これに霜月さんの歌が乗ったら更にそのドラマが色鮮やかになるんでしょうね。かなり気になります。 そうそう、ひと通り吹いて終わったあとで、一部にピッコロで「小鳥が鳴いてるじでアドリブを入れてほしい」なんて注文もあったようです。何となくコードネームを見ながらやったら2回ほどでOKになったそうですが、ピッコロで小鳥っていうと…ひばりみたいな感じ?このあたりも出来上がったCDで聴くのが楽しみなところですねo(^-^)o |
(C) TEAM Entertainment |
いろいろと脱線しながらご紹介してきた「零れる砂のアリア」のジャケットはこんな感じです。 こちらはchibiさんという方が描かれてるそうなんですが、この少し抑え目な色合いとか構図とか表情とか、すごく素敵でしょう〜? |
こうして録音は無事に終わりました。終始ほのぼのとあたたかい雰囲気で、またとってもフレンドリーな雰囲気で、楽しかったみたいですよ(*^^*) |
最後に、この日の録音に参加されてた方々を…右端が岩垂徳行さんで、おっちゃんの後ろで可愛く「ぐー!」をしてるのが霜月はるかさん。メガネと笑顔が素敵なのが、なるけみちこさんです♪
この霜月さんの新しいアルバム「零れる砂のアリア」は、2012年4月25日に発売となります。あ、公式サイトのこちらで、アルバムの一部が試聴できるようになりました。いやあ、この心地よさ、そして高揚感は何なんでしょう…うん、私が長々と説明するより、どうぞ皆さんの耳で聴いてみてください。例のおっちゃんのホイッスルも聴けますよ〜!これはほんと、全体が気になるわあ。ちゃんと通して聴きたいです! この豪華なメンバーで作り上げた幻想世界、ぜひ皆さんも手に取って目と耳で味わってみてくださいねo(^-^)o |
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547 全天周映像「Eternal Return 〜いのちを継ぐもの〜」(山下宏明)
| 2012年3月6日。うちのHPでは「山田養蜂場のCM」や「三菱UFJモルガンスタンレー證券のCM」、それに「遠足レポ」でおなじみの山下宏明さんのお仕事で、サウンドインのBスタに行きました。事前に「プラネタリウムで流れる音楽」とだけ聞いてたおっちゃんと「プラネタリウムって私は数えるほどしか行ったことないけど、行ったらほんま感動するよなあ。でも、どんな音楽が流れとったっけか…」「わしや小学校の授業の一環で1回だけ行ったことあるだけで、それっきり行ったことないもんなあ…」なんて話をしつつ「山下さんは気さくで話しやすいし、いろいろ教えてくれそうでレポも作りやすそうやなあ♪」なんて話もしてました(*^^*)
そんなこんなで現場に行ってみると、どうやら星を見てるときに流れてくるBGMのようなものではなくて、プラネタリウムで上映される映像作品とのこと…それも「Eternal Return 〜いのちを継ぐもの〜」なんて素敵なタイトルのついた作品です。同じ映像を観るにしても、映画館のスクリーンやテレビのディスプレイのような平面とプラネタリウムの球体になってる天井全体に映し出されるのとでは、かなり印象が違うでしょうねえ。 あ、ここでその映像を作られた上坂浩光(こうさか ひろみつ)監督のご紹介を…。上坂監督はご自身も天文マニアで、2011年に大きな話題となった全天周映像「HAYABUSA 〜BACK TO THE EARTH〜」を作られた方なんですよ。「はやぶさ」と言えば私の地元でもあの帰還したカプセルやパラシュートなどの展示会があって胸を熱くしましたが、映画にもそこかしこに「これを作ったスタッフさんも本気で星が好きなんだろうなあ」なんて感じられるものがあって、本編とはまた別のところでも感動したものです。 そうそう、この日の録音におっちゃんと一緒に参加されてたオーボエの石橋さんも全天周映像「HAYABUSA」を渋谷のプラネタリウムで見られたそうで、現場でも楽しそうに語ってらしたそうです。特に最後のシーンではいたく感動されたとか…うんうん、分かるなあ! そんな上坂さんの作られた今回の映像も、きっと星や宇宙への愛があふれる作品になってると思います。それを愛してる人の視点には普通の人では気付けない独特のものがあって、色んなことに気付かされたり驚かされたりするんですよね(*^^*) |
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こちらはその石橋雅一さん♪ 手前に大きくおっちゃんの指が写り込んでるのが笑えますね(笑) |
作曲の山下さんは「BOSS」「リポビタンD」「ドモホルンリンクル」など数多くのCMを手がけられてて、その作風も静かに優しく包み込むようなものからギターがメインのオシャレなもの、それに派手なロック調のものまでととても幅広いんです。今回はその中でも最も山下さんが得意としてるんじゃないか…と思われる優しい癒し系の音楽です。 先に録られていた山下さんご自身の演奏によるピアノに、おっちゃんのフルートや石橋さんのオーボエ&コールアングレが乗って、それはそれは心地いいものになってるみたいですよ〜。フルートのパートの一部にはすごく高い音域のところがあって、そこは別録にしてもらってピッコロで演奏したそうです。 この日の録音の様子は上坂さんのブログのこちらででも紹介されています。写真もいっぱいあるし、その上坂さんと石橋さんとのやりとりなんかも載っているので、ぜひ見てみてくださいね(^.^)b
最後にこの日の録音メンバーのご紹介を…左から石橋雅一さん、上坂浩光監督、おっちゃん、山下宏明さん、音楽プロデューサーの安念 透さんです。
この映像の公開時期や場所は分かり次第こちらに追記したり、ツイッターなどでお知らせさせていただきますね。どうぞ、お楽しみにo(^-^)o |
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546 アニメ「LAST EXILE 〜銀翼のファム〜」(黒石ひとみ)
| アニメ「LAST EXILE」といえばアニメーション制作会社「GONZO」の10周年記念作品として2003年4月から全26話で放送されたアニメですが、その続編である「LAST EXILE 〜銀翼のファム〜」が2011年10月から放送されています。2003年版は過去に2度ほどレポさせていただきましたので(32番・55番参照)ぜひ今回のレポと合わせてご覧くださいね。とにかく、今回もまたこうして取り上げさせていただく機会に恵まれたことを、とても嬉しく思います(*^^*) |
では、まずは2期「銀翼のファム」のPVをどうぞ♪
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さて、今回のはすでにオンエアが始まってからの録音なので「追加録音」ということになるかと思いますが、まず11月16日にスタジオKIMで行われました。2003年版はレポにもあるように「Dolce Triade」という名前で黒石ひとみさんを中心とする女性3人によるユニットで音楽を担当されてましたが、今回は黒石ひとみさんお1人で担当されたようです。そして、この日はおっちゃん1人だけでのダビングということで、サンプルを聴く→テスト→録音…とじっくり時間をかけてリコーダーを中心に7〜8曲やったようですよ(^.^)b あ、7〜8曲といってもその1曲ずつに対して「楽譜通りバージョン」「ちょっと遊んでみたバージョン」「いっぱい遊んでみたバージョン」など何通りも録ったものもあったようなので、実際に吹いた曲数ってのはもっと多いわけですね。低い音域の部分には本音としてはC管のローホイッスルを使いたかったようですが、手持ちになかったのでアルト&テナーリコーダーで対応したそうです。逆に、ホイッスルでは出せない高い音域の部分はソプラニーノリコーダーで対応するなどしたようです。 あと、普通の民族系の楽器では絶対に出来ないような目まぐるしく転調する曲があったそうですが、これはキーの違う楽器を次々と持ち替えながら細かく部分録りにしてもらったそうです。こういうのってスタジオ録音だからこそできることですね。昔ながらの同時録音に比べると最近の切ったり貼ったり重ねたりして作られる音楽は音楽的じゃない…と嫌う方もいらっしゃるようですが(まあ何となく分かる気もしますが)、やはりこうしてスタジオの録音機材やエンジニアさんの技術の進歩によってこそ生まれることができた曲っていうのもあるので、いい面もたくさんあるんですよね(^O^) |
これは今回の録音でおっちゃんが使った楽器…ほんと、すごい数ですよねえ。 で、先ほどのお話のように1曲の中で色んな楽器を使うことがあるので、こうしてたくさん準備していく必要があるわけですね…っていうか、こういうことができるのは、おっちゃんだけなのでは? これらの楽器がどういうシーンでどういう使われ方をするのか、オンエアで出会えるのが楽しみなところですo(^-^)o |
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ほかには黒石さんのヴォーカルが入っている曲もあったそうですよ〜。黒石さんのヴォーカル曲といえば、ご自身の歌声を何回も何回も重ねた不思議な世界観のあるサウンドが特徴的ですが、今回のもあの世界観はそのままに…でも、また新たなハーモニーと広がりのある素敵な曲だったようです。 |
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こちらはテナーリコーダーを構えてるおっちゃん♪ この日の録音では、リコーダーはソプラニーノとアルトとテナーと、ホイッスルはE♭・D・D♭・C・B・B♭のキーのものを使ったそうです。 楽器としてはリコーダーとホイッスルの2種類なのに、こんなにたくさんのキーを使い分けるなんて…いまさらですが、ほんと改めておっちゃんはすごいなあって思う私です。 |
続いて11月22日にも16日と同じくKIMでダビングが行われました。今回は約10曲。その中には16日に録音したものにフルートを重ねるというものもあったようですが、ほとんどは新曲だったようです。で、16日の録音ではホイッスルとリコーダーのみでしたが、22日はフルートがメインだったようです。ほかにはホイッスルやリコーダー、それにピッコロやオカリナも使ったみたいですよ。 あ、実は楽譜そのものには「ピッコロ」という指定はなかったそうなんですが、フルートではちょっと厳しい高音域が出てきたのでピッコロでやったってことみたいです。同じ音域を吹くのでも、フルートで無理をした音よりはピッコロで楽に出した音の方が耳に馴染みやすいですもんね。 でも…そういや前に別の作曲家さんの録音で「フルートでやるのが自然な音域を、あえてピッコロでやってもらった」なんてことがありましたっけ。もちろん、そこには「旭さんだからこそ、そんなお願いをした」ってことがあったわけですが、とにかくこうしてレポを作らせていただいてると皆さんの色んな思い入れや創意工夫が感じられて胸が高鳴ります(^O^) |
こちらはオカリナ演奏中のおっちゃんで、オンマウスで別カットになります。先のリコーダーやこの写真を撮ってくださったのは、KIMの青柳さんです。おっちゃん1人でのダビングのときはどうしても写真が少なくなるので、こうして撮って送っていただけるというのはほんとありがたいことですm(__)m ちなみに楽譜には特に「オカリナ」という指定はなかったそうですが、試しに吹いてみたのがいい感じだったので、そのままオカリナでやることになったそうですよ♪ |
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ホイッスルを使った曲の方は途中で2小節ずつ次々と転調していく部分があったようで、そこは2小節ごとに止めてB♭→G♭→B…と持ち替えてこなしたそうです。これもまた、前半でお話したスタジオ録音ならではの技ですね。 この持ち替えまくった部分は、別にアルトリコーダーでも録ったそうです。これはリコーダーだと持ち替えずに通して吹けるからなんですって。だからまあ、いくら技術が進歩したとは言え2小節ごとにホイッスルをつないでいくことにどうしても違和感があった場合にはリコーダーの方が採用されるってことになるんでしょうけれど、おっちゃんファン・劇伴ファンとしては、どっちのバージョンも聴いてみたいですねo(^-^)o |
こちらは黒石さんとおっちゃんで〜す。いつも黒石さんとの2ショットはエンジニアの伊藤圭一さんが撮ってくださるんですが、今回は先ほど登場した青柳さんが撮ってくださいました。ふむ…いままでたくさんのレポの中で色んなスタジオ写真をご紹介してきましたが、やっぱりこのKIMでの写真はそれらの中でも特にほのぼのしてる気がします。実際、現場での会話もとてもアットホームみたいですよ(*^^*)
この黒石さんですが、2011年12月の1ヶ月限定でラジオ番組に出演されてます。その名も黒石さんがすでに出されているアルバムと同タイトルで、しかも黒石さんの歌系の音楽の特徴をとてもよく表している「Angel Feather Voice」。今回の「LAST EXILE 〜銀翼のファム〜」の音楽制作秘話を中心に、黒石さんの優しくやわらかなトークと、そんな黒石さんが作られた素敵な音楽がいっぱい楽しめます。ぜひこちらで放送時間などをチェックして聴いてみてください(^.^)b このレポを作成時には私の地域では第8話から第9話が放送されてたんですが(↑のラジオはすでに2回目の放送が終わってる段階ですが)、とても対照的な2話でした。第8話は戦闘シーンだったのでラテンパーカッションがかっこよく目立ってる激しい感じの曲がメインで、第9話は戦闘を終えて束の間の休息っぽい感じだったので心を包み込むような優しい感じの曲がメインでした。あ、マサさんこと篠崎正嗣さんによる美しいヴァイオリンソロの曲もありましたねえ。あれはメロディの美しさとマサさんの艶やかな音色が相まって、ほんと泣きそうでした。そういえば、マサさんのブログのこちらとこちらに弦の録音時の写真がアップされてますよ〜♪ で、このおっちゃんの録音分がいつから流れるのか分かりませんが、とにかく絵の丁寧さやストーリーの面白さもさることながら、音楽の美しさにとても注目しているアニメなので、皆さんも是非ご一緒にo(^-^)o
最後に、この「LAST EXILE」の劇伴録音に参加されたミュージシャンのお名前をご紹介したいと思います。 |
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545 映画「とある飛空士への追憶」(音楽:浜口史郎)
| 2011年6月。映画の音楽録りのために、ビクタースタジオに行きました。映画のタイトルは「とある飛空士への追憶」で、犬村小六さんが書かれたライトノベルを元に作られたようです。作品の詳細や映画のPVなどについてはブログの方でまとめましたので、そちらをご覧くださいね(^.^)b |
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こちらは浜口史郎さんとおっちゃん♪ おっちゃんはこの録音に金子奈美さんと一緒に、フルート・ピッコロ・リコーダーで参加してます。 |
さて、スタジオで渡された出番表を見ると如何にも戦争ものらしいタイトルが並んでいるので、おっちゃんはてっきり戦時中の日本軍のお話かと思ったんだそうです。でも、実際に録音が始まると音楽がどうも洋風というか、クラシックっぽい…それもバロック風のものだったり、そうかと思えばヴァイオリンとリコーダーでアイリッシュ風という音楽も出てくるので、ちょっと不思議に思ってたみたいですね。 そのアイリッシュ風の音楽はほんとはティンホイッスルでやりたいところだったそうですが、音域だかメロディだかの関係でリコーダーでやることになったそうです。ここで面白かったのが、譜面上はマサさんのソロヴァイオリンとおっちゃんのリコーダーでユニゾンってことになってたようなんですが、実際にはお互いに好き勝手にやるようになってたことです。 これを最初に聞いたときは「ユニゾンなのに好き勝手に?」と頭の上にいっぱい「?」が浮かんだんですが、要はクラシックの演奏会みたいに互いの目を見て、呼吸を合わせて、音の動きや流れ方をピッタリ合わせるって言うのではなくて、メロディは同じだけど自分だけの感じ方で吹く(弾く)ってことなんでしょうね。わりとテンポの速い曲だったらしくてリコーダーでやるには難しく感じるところも少なくなかったようですが、そのマサさんのソロとの微妙なズレがいかにも自由なアイリッシュ風、大勢でお酒に酔いながら盛大に出陣を祝ってるという感じで、面白い仕上がりになってるのでは…とのことでした(*^^*) この映画は2011年10月1日から全国でロードショーされています。ぜひ、ご覧くださいねo(^-^)o |
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544 劇場版「ポケットモンスター 2011」(音楽:宮崎慎二・多田彰文・澤口和彦)
| 今年もやってきました、劇場版ポケモンの録音です。2月に行なわれた予告編の音楽録りのときにも少し書きましたが、今年の劇場版ポケモンは2本同時上映という仕様になってるんですよね。これは同じ映画館で2本つづけて上映する「2本立て」とはまた違って、同じ時期に別々の映画館でそれぞれ単独で公開されるということです。
で、そうなると「音楽は誰がやるの?」「今までやってた宮崎慎二さんが2本ともやるの?」というところがまず気になるわけですが、1本は今まで通りに宮崎さんが、そしてもう1本は同じイマジンの多田彰文さんが担当されることとなりました。あとでご紹介する多田さんご本人からのコメントの中でも語られてますが、多田さんは過去にポケモンの短編映画の音楽を手がけられたことがあるんですよね。このHPで仕事場探検レポを始めてまだ間もないころに、一度うちでも取り上げさせていただいたことがありましたっけ…。 |
映画の公式サイトを見ると、今回の映画は「ビクティニと黒き英雄ゼクロム」「ビクティニと白き英雄レシラム」というタイトルになっています。 あのぉ…ゼクロムの中に「クロ」って言葉がありますよね。そのせいか、ゼクロムの見た目は黒です。対して、え〜っと日本語で「白む」って言葉がありますよね。その「白む」って言葉と何かつながるところがあるのか、レシラムは見た目が白になってます。まあ、どういう意図があるのか分かりませんが、とても覚えやすいですよね。 とにかく、ゼクロムは「理想」でレシラムは「真実」という、ちょっと相反してるとも言えるような位置付けなので、音楽もはっきりとカラーを分けたってことなんでしょうか…今回は多田さんと宮崎さんという、作風の違う2人の作家さんがポケモンを担当されます。 |
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| さて、その多田さんの…「ビクティニと黒き英雄ゼクロム」の方の音楽録りが、5月21日にビクターの301スタで行なわれました。当日のマサさんのブログにも弦の皆さんの写真がたくさんありますが、お昼12時からオケ録りが始まったようです。でも…何を隠そう、この場におっちゃんはいなかったんです。お仕事の依頼が来たときに「ここ数年ずっとポケモンの録音には参加してきてるし、しかも今回は多田さんが書いてるし…」ということで即座にOKって言いたかったみたいなんですが、実はさだまさしさんの「まさしんぐワールドコンサート」とバッティングしてたんです。まあ、さださんのツアーもたくさんのファンの方々と交流できてものすごく楽しいらしく、ほんともう「体が2つほしいわ」とボヤキながら、泣く泣く多田さんの方を断念したようなんです。
ところが…ところがですよ! あ、とりあえず…お昼にやってた録音のときの編成は、弦(マサさんのグループ:66442)、フルート&ピッコロ(相馬 充さん・若松さん)、オーボエ(石橋雅一さん)、クラリネット(元木瑞香さん)、ハープ(朝川朋之さん)、パーカッション(高田みどりさん)、エンジニア(吉田俊之さん)だったそうです。
そして、全体の録音が終わったあとで始まったダビングが始まるわけです。おっちゃんだけでなく、トランペット・トロンボーン・ホルンなんかもこうしてダビングで録ったみたいですね。ちなみに、トランペットは菅坂雅彦さん・横山 均さん・奥村 昌さん、トロンボーンは中川英二郎さん他2名、ホルンは藤田乙比古さん・高橋臣宜(たかのり)さん・勝俣 泰(やすし)さんでした。 |
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こちらはホルンのお三方。 手前の黒っぽいポロシャツの方が藤田さんで、藤田さんの左側の方が勝俣さん、藤田さんの真後ろが高橋さんだそうです。 この写真のほか、この日の写真のほとんどは多田さんが送ってくださいました(^O^) |
さあ、いよいよおっちゃんが参加したときのお話なんですが、事前に「あまり甲高くない感じの笛」と言われてたそうなので、手持ちの笛の中で低めのものをいくつか持っていったそうです。で、スタジオで渡された譜面は全部で4曲分。よく見ると、澤口和彦さんが書かれたものと多田さんが書かれたものが2曲ずつになってたようです。この「ゼクロム」の方の音楽は実は多田さんと澤口さんのお2人で担当されてて、昼間のオケ録りの分も多田さんが書かれたものだけでなく澤口さんが書かれたものもあったようですね。 で、ダビングの分の澤口さんの書かれた2曲のうち1曲はフルートで、すごく優しい感じのもの。もう1曲はピッコロで、ちょっとマーチ風の軽やかな曲だったそうです。このマーチ風のがなかなか面白い曲で、おっちゃんも楽しみながら吹いてたそうです。 |
こちらはおっちゃんとミナさんこと関 美奈子さん♪ ミナさんについては前に「星を追う子ども」のレポで譜面制作について詳しく語っていただきましたが、今回も同じような感じで多田さんのデータを譜面にされたそうです。 そのことを多田さんが「スコアリングしてもらった」みたいな言い方をされてたような…違ったかな? |
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| そして多田さんの方は、とりあえず2曲とも篠笛とフルートの両方で試してみて、それからどちらかを選びたいということだったそうです。で、さっそく譜面をよく見てみると、けっこう臨時記号が多い…しかも高い音が連続してるメロディと来た…あ、フルートの音域ってドからドまで3オクターブなんだそうですが、その譜面に書かれたメロディは3オクターブ目のドレミファソラシド(専門的には第3倍音域というそうです)の中で動く部分が多かったそうです。
そこでおっちゃんは考えました。 こうして無事にフルートに決まり、何度かトライしたのちにOKとなったようです。ダビングということで、じっくり取り組ませてもらえたのも良かったみたいですね。それにしても、そんな激しい能管みたいな音がどんなキャラのどんなシーンで使われるのか、興味深いところですo(^-^)o |
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今度は多田さんも加わっての記念写真です(*^^*) これと、それからさっきのミナさんとの2ショット…おっちゃんのダビングが終わったあとなのかな? オンマウスで、エンジニアの吉田さんの後ろ姿になります♪ |
で、このおっちゃんのダビングでこの日の録音は終わりかと思いきや、そのいう譜面制作をされてたというミナさんがこの日はピアノの演奏でも参加されてたそうです〜! ミナさんにとっては劇伴の録音で弾くのは初めてだということで「メチャクチャ緊張した!」っておっしゃってましたが、なかなか素敵な演奏だったみたいですよ(^.^)b |
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こちらは多田さんが送ってくださった写真。 いまだから言いますが…実はおっちゃん、この写真を送ってくれるときに「えらい緊張して弾いとんが面白うて撮ったった♪」って言ってたんですよw ミナさん、ごめんね(^_-)☆ |
| こうして全ての録音が終わったのは23時ごろだったとか…いや、そのあと吉田さんは(多田さんも?)残ってまだ作業されてたんじゃなかったかなあ。とにかく、ゼクロムの方の録音はこんな感じでした(^O^)
この日の録音の様子は、澤口さんのブログにも1日の流れが詳しく書かれています。合わせて読んでみてくださいね♪ |
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| 続いては、5月28日にサウンドシティのAスタで行われた「ビクティニと白き英雄レシラム」の方の音楽録りの様子です。
多田さんの方の録音にはさだまさしさんのツアーが大きく関係してましたが、実はこの宮崎さんの方の録音も全く無関係というわけではないんです…というのも、前日の27日はおっちゃんは名古屋でコンサートだったんですね。で、29日は大阪でのコンサートだったんで、普通なら28日は移動日+時間があれば観光って感じになるんです。 でも、この日も「どうしても…」との熱いラブコールを受け、28日の朝の新幹線で東京に戻ってきて、いったん家に楽器を取りに寄ってスタジオに向かうってスケジュールだったそうです。まあ、名古屋のコンサートで使ってた楽器だけで、もしくは名古屋にも持って行けるような楽器だったら駅からスタジオに直行できたんでしょうけど、どうもそういうわけにはいかなかったようです。夜中2時だか3時だかまでさださんたちと飲んでて新幹線の中ではヘロヘロしてたみたいですが、録音が始まるころにはしゃっきりしてたみたいですよ(笑) |
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こちらは十亀さんと庄司さんです。立ってらっしゃるのが十亀さんで、黒シャツが庄司さんですよ〜。 これは録音が始まる前なんでしょうか…何やら楽しそうにお話してるみたいです(*^^*) |
あ、多田さんの録音のときもそうだったようなんですが、この宮崎さんの現場にも映画のスタッフさんなど関係者の皆さんがたくさんいらしてたそうです。そうそう、フロアの方には取材のカメラも入っていて、あちこち盛んに撮影してたらしいですよ。これらはメイキング映像として、映画の公式サイトか「ポケモンスマッシュ!」みたいな番組で流したりするんでしょうか。気になるところです…というか、見たい〜!o(^-^)o 録音はブラス隊とパーカッションから始まったようで、弦や木管は30分遅れでスタジオに入ったそうです。この日に配られた楽譜は最短5秒というのもの含めて全部で約60曲分。そういえば、おっちゃんからもマサさんからもあまりの楽譜の多さに驚愕のメールが来てましたっけ(笑) どの曲を、どういう順番で録って、それにはどんな楽器が入る…みたいなことを書いてある出番表もいつものA4用紙ではなく、A3用紙にびっしり印刷されてたそうです。それに、インペク屋さんからも始まる前に「今日は押すかも…(汗)」との声かけがあったそうですよ。このあたりからも曲の多さが少し想像できるんじゃないでしょうか(^^ゞ |
こちらは副調室の様子です♪ 真ん中のちょっと右の黒いシャツが宮崎さんですね。で、そのお隣…画面の真ん中にいらっしゃるのが丸尾さん。 あと…その宮崎さんと丸尾さんの間に小さく見えているのが、マネージャーの當眞さんです(^.^) |
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ゼクロムの方は多田さんを中心に澤口さんも少し曲を書かれてたようですが、このレシラムの方は宮崎さんが全て書かれたそうです。そこでおっちゃんは「これは大変でしたでしょう?」と聞くと「いや〜もう限界すぎてますよぅ」なんておっしゃってたそうですが、そのわりにはお元気そうだったようです。良かった、良かった! 録音は思ってた以上にさくさく進み、途中で何度か休憩を取ったにもかかわらず、ちゃんと予定の時間内に終わったそうです。インペク屋さんも、さぞかし胸をなでおろしたことでしょう。おっちゃん曰く、まずスコアミスがないこと。そして多田さんの指揮がてきぱきと皆を導いたこと、その多田さんとオペレーターの丸尾さんやエンジニアの充時さんとの見事なまでの連携プレイがこの結果につながったんやと思う…とのことでした。 おっちゃんの笛のパートには、フルートとピッコロの他にリコーダーとホイッスルもあったそうです。オーダーの時点では「アイリッシュパイプ」と言われてたようですが、おっちゃんの長年の経験から「これはティンホイッスルだろう」と判断して色んなキーのティンホイッスルを持っていったそうです。はい、こうやって色んなキーの楽器を用意するとすごい量になるんで、名古屋まで持っていけなかったというわけですね。結局、キーと音域から判断して普段はあまり使わないA管のホイッスルを使うことにしたそうです。 ポケモンの録音には毎回ほぼ参加できてるおっちゃんから、この日の現場での宮崎さんを見てこんな言葉が…(^O^) 「宮崎さんの音楽は、いつもそれだけでポケモンの様子やシーンが目に浮かんでくるような、生き生きとした描写的なんが特徴やなあ。これだけの分量を1人で書きながら緊張感を保ち続けるパワーは、宮崎さんのあのソフトなビジュアルからは想像ができんわ」 ではここで、そんな宮崎さん、多田さん、澤口さんに今回の音楽について少しお話を伺ってみましたので、どうぞ読んでみてくださいね(^.^)b → CLICK HERE |
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こちらはいつもおっちゃんと一緒に現場の写真や動画を撮ってきてくれる金子奈美さんです♪ ピッコロを吹いてるところのようですが、何で奈美ちゃんだけ?奈美ちゃんと一緒におっちゃんもフルートかピッコロ吹かんでいいの?とか思うんですが、とにかくおっちゃんが撮ってきてくれました(*^^*) |
この日の編成は、弦(マサさんのグループ:66442→6442→4422→2222,マサさんのブログに弦のメンバーの写真があります)、フルート&リコーダー&ホイッスル(おっちゃん)、フルート&ピッコロ(金子奈美さん)、オーボエ(庄司知史さん)、クラリネット(十亀正司さん)、ハープ(斎藤 葉さん)、トランペット(菅坂雅彦さん,横山 均さん,河東伸夫さん)、トロンボーン(中川英二郎さん,フレッド・シモンズさん,山城純子さん)、ホルン(藤田乙比古さん,高橋臣宜さん,堂山さん)、パーカッション(高田みどりさん,藤井珠緒さん)、オペレータ(丸尾 稔さん)、指揮(多田彰文さん)、エンジニア(中村充時さん)でした。 今度は、録音時の様子を動画でご紹介します。今回も諸事情により音は消してあるので映像のみですが、多田さんの素敵な棒や弦の皆さんの雰囲気を少しでも感じていただけたら嬉しいです(*^^*)
ちなみに、この動画は前にブログのこちらで「動画の音の消し方」のサンプルとして出してたあの画像のものですよ〜! |
こちらは充時さん♪ 今回はどんなことを感じながらミックスされたんでしょうか…あ、ゼクロムの録音をされた吉田さんと、この2つの映画の録音について何か打ち合わせなんてしたんでしょうかねえ。 いつかそんなお話も聞けるといいなあo(^-^)o |
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ところで、去る5月31日にマサさんが「ヨコハマろはす」というラジオ番組に出演したんですが、そのときパーソナリティの方に「最近のお仕事は?」って聞かれて「ついこのまえポケモンの映画版をやったけど、すごい数ですよ。あのとき60曲くらいあったんじゃないかな…」って、この録音を振り返ってました。また「音楽がない映画って、ほんとにつまんないですよ〜!」とかなり語気を強めて語ってましたが、ほんとそうですよね。どんなに素晴らしい脚本でも、どんなに素晴らしい映像でも、音楽がなければその魅力をちゃんと視聴者に伝えることはできないと思うんです。 物語に入り込んでしまうと、どこでどんな音楽が鳴っていたか…なんて覚えてないことも多いですよね。でもそれは、こうして映像にぴったり合った音楽があるからこそ、物語にそこまで入り込めるってことでもあるんですよね。どうぞ、できるだけ音響設備の整った映画館で観て、ときどき…いや終わったあとでもいいんで、作家さんやミュージシャン&エンジニアさんにも思いを馳せてください。きっと新しいポケモンの世界が見えてくるはずですよ♪ この映画は、どちらも7月16日(土)から全国でロードショーとなります。どうぞ、お楽しみにo(^-^)o |
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543 アニメ「ぬらりひょんの孫 〜千年魔京〜」(音楽:田中公平)
2011年5月1日。ビクターの301スタで、2010年12月に大人気のうちに終わった「ぬらりひょんの孫」の2期「〜千年魔京〜」のための音楽録りが行われました。 1期は私も見てたんですが、公平さんの代表作の1つである「サクラ大戦」のような大正ロマンっぽい音楽とはまた違う、でも和風で妖艶な感じのする音楽が魅力的でしたよね〜。また、学校でのヘタレな感じのリクオに合わせた軽くてコミカルなものや優しい雰囲気のものから、色んな葛藤を重ねて3代目を継ぐ決心をするまでの成長に合った勇ましく挑んでいく感じのもの、さらには妖怪になってるときのリクオのための渋い曲や戦いを助長するような激しいものまであって、ほんとバラエティに富んで目にも耳にも楽しかったというのが私の印象です。 で、2期はどうかと言うと…公平さんのブログのこちらにも書かれてますが、強い敵との戦いがメインとなるようで、音楽も戦闘ものが多いみたいですね。もともと公平さんの音楽はあのダイナミックで骨太で力強いところに大きな魅力を感じているので、これはもうすごく楽しみですo(^-^)o |
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こちらはその公平さん(*^^*) ほとんど同じなんですが、ちょっとだけ違うカットのものがオンマウスで見られますよ〜! 画面の右端には、マサさんの姿も見えますね(^.^)b |
あ、今回の「ぬら孫」のための音楽は、公平さんの他に同じイマジンの澤口和彦さんと井内啓二さんも書かれてたそうです。エンジニアの中村充時さんのお話によると「公平さんの音楽は、弦はうなり、ブラスは炸裂。井内くんや澤口くんの音楽はアンビエントな曲が和物からヘビメタまでバラエティに富んだ内容で、近来稀に見る最高のできのようでした。」だそうですよ。これはこれは…早くオンエアで聴きたいものですo(^-^)o |
この日に録った曲は弦カルやソロバイオリンまで入れて全部で14曲。そのうちフルートの入った曲は6曲で、篠笛が入った曲は2曲だったそうです。 あ、澤口さんと井内さんが書かれた音楽はほとんどが打ち込みで(ギターやアルトサックスのダビングをされたくらいだとか…)、この日は公平さんが書かれた曲と、公平さんがメロディを書いて澤口さんと井内さんで編曲されたものを録ったみたいですね。 |
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おっちゃんの方には事前に「何と言っても妖怪の話だから、怪しげな感じがする和風の笛を持ってきて〜!」というオーダーが入ったそうで、とりあえず篠笛を一式と、おっちゃんが見立てた笛をいくつか持ってスタジオ入りしたそうですよ。 さて、その篠笛の譜面には「Fill」と書かれたものがあったそうです。私の場合、まず「Fillって何?」ってところから始まるわけですが、これは俗語として「おかず」なんて呼ばれたりしてるものです。じゃあ「おかず」って何かっていうと「合いの手」のことを指します…って偉そうに書いてますが、たまたまこの録音のちょっと前に別のレポで取り上げたから記憶にあるだけなんですよ(^^ゞ ここでその楽譜の一部をお見せしますね。
(クリックすると別窓で大きな画像が見えます)
録音後しばらくしてレポ編集に取りかかったときに充時さんに「公平さんの楽譜、持ってないよねえ。そのFillって書かれた部分だけでもいいんやけど、見たいなあ…」って言うと「ふふ、こんなこともあろうかと思って^ ^」とこの写真を送ってきてくれました。さすがは充時さん、ほんともう大感激です(*^^*) こんな感じで公平さんの書かれた楽譜には何ヶ所かに「Fill」という指示があったそうですが、それをもう何度も公平さんの録音に参加してるおっちゃんは「きっと公平さんはこんな感じで入れたいんじゃないかな?」と想像して吹いてみたそうです。 そしたら見事OK! あと、この楽譜にちなんでお話したいんですが…5月18日の公平さんのブログに「手書きの譜面」ということについて書かれてますよね。私は完全に門外漢ですし、私が親しくしていただいてる作家さんの中には手書きの譜面からあえてソフトで書いた譜面に変えたという方もたくさんいらして、それにはやはりその方なりの何か思うところがあるようなんですよね。だから、どちらがいいとかは私には全く分からないんですが、それでも今回のこの篠笛の譜面を見せてもらうと、公平さんがブログで書かれてることがとてもよく分かる気がします。 余談ですが、この「Fill」には色んな意味があるそうです。いや、実は私と充時さんとの間で「もともとはジャズから来た言葉じゃないかな?」「へえ」みたいなことをツイッター上で話してたのを見て、公平さんと同じイマジンにいらっしゃる多田彰文さんがこちらのようなサイトを教えてくださいましたよ(^.^)b さて、「Fill」のお話はこれくらいにして、その篠笛の入った曲がどんなだったかというと…いかにも妖怪用というようなおどろおどろしい感じではなく、重厚かつ少し西洋風なオケに笛で和風のテイストを加えるという使い方だったようです。楽譜で見る限りでは篠笛でそのまま吹くのは難しいかな…という部分もあったそうですが、6本調子(B♭管)やクロマチック篠笛をこまめに持ち替えながら乗り切ったみたいですね。一体どんなテイストになってるのか、ここもまたオンエアが楽しみなところであります(^O^) |
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スマートフォンで何やら見ている(書き込んでる?)おっちゃんです。このアングルから想像がつくかと思いますが、撮ってくれたのは同じくフルートで参加されてた金子奈美さんです(^.^)b 写真にマウスを乗せると、今度はコントロールルームで撮った写真になりますよ。そこには充時さんもいます(*^^*) |
録音当日のブログ(ここ)でもご紹介しましたが、ピアノの松田さんの日記(こちらの一番下)に「公平さんが"たまには僕もゆったりとしたテンポで、白玉風に流れるような音楽を書いてみたいなあ"とおっしゃってた」という文がありますよね。 これに関して松田さんから更に「公平さんの本音とも取れるお話で、なかなか面白いでしょう?現場では笑いを取ってましたよ。確かに公平さんの書きは激しい音楽や戦いをイメージしている音楽が多いので、たまにはゆったりとした平和な曲も書いてみたいと思われたのかもしれませんね」というようなお話も聞かせていただけました(^O^) また、おっちゃんからも「公平さん、アニメってのはどうしてこうも戦ってばかりなんだろうねえ…とか言いながら棒を振っとったで♪」ってお話を聞かせてもらいました。 |
先ほどのコントロールルームでの写真にも小さく写ってましたが、丸尾さんと松田さんです。あ、そのうしろで紙コップで何か飲んでるのは、公平さんのマネージャーさんである當眞さんですね♪ 松田さんからは「録音の合間に、調整室でオペレーターの丸尾君と話していたら『松田さん!』と声が掛かり、デジカメのシャッターを押していたのは、何と旭さんでしたよ!」と嬉しい驚きのようなメールをいただいたんですが、ほんとそんな感じの表情ですよね(*^^*) それにしても丸尾さん、今回もいい変顔っぷりです(;^◇^;) |
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ここで、今回も素敵な情報や写真をくださった充時さんのことにも触れたいと思います♪ 今回の音楽は3人の作家さんが担当され、しかも生オケと打ち込み…という感じで、人によって音楽のスタイルが違います。こうした音楽を「ぬらりひょんの孫」という1つの作品の中に違和感なく納めるには、なかなか一口では言えないような工夫やご苦労があったようです。 う〜ん…私の解釈がちょっと極端すぎるのかもしれませんが、たとえば何かのサントラを買ったときに、ほとんどの場合が1枚のCDの中にOPやEDの曲と劇伴とが一緒に入ってますよね。これらを続けて聴いたときに、その音量や音質の違いに驚くことはありませんか? 私は劇伴部分に比べてテーマソングの部分は音が固く大きく感じて驚くことが多いんですが、その違和感というか、感じ方の差を少しでも小さくなるようにするのが大変だったそうです。ほら、生オケの良さは何と言っても生きてる人間が演奏してる、奏者それぞれの音色や息づかいが感じられる音楽であること。このあたたかさを最大限に生かして表現するには、小さい音から大きな音までの差(ダイナミックレンジって言うそうです)を、打ち込みの音楽に合わせて狭めてしまっては意味がない…。かと言って、打ち込みの音楽に生楽器と同じような大から小までの幅を求めるのもまた難しい…。そんなこんなで上手くバランスを取るのが難しかったそうですよ(^.^)b
ではここで、録音の真っ最中の動画を1つ(^.^)b
今回も諸事情により音は消してあるんですが、公平さんが正面から見られていいでしょ?(*^^*) |
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こちらは田中公平さんと澤口和彦さんと井内啓二さんの3ショットです。 私、公平さんってすごく背が高いイメージがあったんですが、この写真は随分と印象が違います。それだけ両隣のお2人が大きいってことなんですかね(^^ゞ |
この日の編成は、弦(マサさんのグループ:66422)、フルート&篠笛(おっちゃん)、フルート&ピッコロ(金子奈美さん)、オーボエ(庄司知史さん)、クラリネット&バスクラリネット(十亀正司さん)、トランペット(エリック宮城さん他2名)、トロンボーン(中川英二郎さん・山城純子さん他)、チューバ(佐藤潔さん)、ホルン(藤田乙比古さん他2名)、パーカッション・(草刈とも子さん)、ピアノ(松田真人さん)、指揮(田中公平さん)、エンジニア(中村充時さん)でした。 スケジュールはかなりタイトな感じだったそうですが、それでも途中で10分くらい休憩を取ってもほぼ時間内に終わったそうです(*^^*) この「ぬら孫」2期は2011年7月3日のTOKYO MXを皮切りに、読売テレビやアニマックスなどで放送開始となります。各局の詳しい放送時間は、公式サイトのこちらをご覧くださいね♪ で、最後の最後で個人的な愚痴を書くのも何なんですが、うちは…というか徳島県は7月から読売テレビは見えなくなるんですよね。何でも、地デジの契約ができないとか何とかで…。なので、ケーブルテレビが上手く対応しない限りはDVDが出るまで見られないかもしれないんですが、いつか見られる日を楽しみにしていたいと思います。見られる地域の皆さんは、どうぞお見逃しのないようにo(^-^)o |
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