おっちゃんの仕事場探検

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劇伴(映画・ドラマ・アニメなどのBGM)がどんなところで、どんな風に作られているのかを、おっちゃんから聞いたお話を中心にレポートしていきます。レポートの番号が進むにつれてだんだんと内容が濃くなり、ときには作曲家さんやエンジニアさんからいただいたコメントも出てきます。

ただし、これらは録音時の記録が主になっているので、実際にオンエアまたはリリースされたときにはタイトルが変わってる…なんてことも稀にあります。また、私の音楽の知識やパソコン技術の問題などによりお見苦しい点も多いかと思いますが、あたたかい目で読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

こことは別の「スペシャルレポート」「オフラインレポート」などのページでも作曲家さんやエンジニアさんのお仕事ぶりやオフのときの様子をご紹介していますので、合わせてご覧下さい。

最後に…どうぞレポートをご覧になってのご意見・ご感想などを、ゲストブックやメール・ウェブ拍手などを通じてお聞かせください。今後の参考に、そして励みにさせていただきたいと思います。よろしくお願いしますm(__)m

 

 

 

 

 

560 アニメ「D.Gray-man HALLOW」(和田 薫)


2016年4月4日。麻布台にあるサウンドシティで和田 薫さんによる録音が行われました。録音当日の時点では「まだ作品タイトルはオフレコで…」ということだったんですが、その後5月半ばに発売されたジャンプスクエアで和田さんが音楽担当であることが発表になり、こうして私もレポさせていただけることになって嬉しく思っているところです。

さて、今回の録音のお話に入る前に、ちょっと作品のご紹介を…。
D.Gray-man」とは、滋賀県出身の女性漫画家・星野桂さんによる漫画作品で、19世紀のヨーロッパっぽい雰囲気の街を舞台としています。「機械」「魂」「悲劇」を材料として造られた「AKUMA(アクマ)」と呼ばれる悪性兵器を使って世界を終わらせようとしている千年伯爵と、それを阻止して「AKUMA」に縛られた魂を解放しようとするエクソシストたちとの物語です。

これがちょうど10年前にアニメ化され、そのときも録音レポを作らせていただけたんですよねえ。ほんと懐かしくて感慨深い…あ、その10年前の初回録音レポはこちらです。


第1シリーズのアニメの第1話はダークファンタジーというよりもホラーかと思うようなシーンもあって、そこに和田さんの重厚かつミステリアスな音楽が重なって、とてもインパクトがありました。

回を追うごとに物語が深みを増し戦闘も激しくなっていくんですが、そうしたときに高音から低音まで色んな楽器がユニゾンで鳴る和田さんの音楽の特色の1つとも言える音楽が何度も流れて、さらには重厚なオケに男声合唱が重なるのなんかもあって、それはそれは背筋がゾクッとしたものです。


ときおり挟まってくるギャグやほっこりとした日常を描いたシーンに流れるコミカルな音楽はとても陽気だったり牧歌的だったりで、メインの音楽との対比が面白かったですね。そういうときにはおっちゃんのリコーダーの曲なんかもありました♪

アニメ第1シリーズの後半では「AKUMA」がレベル4ってところまで進化したんですが、その「AKUMA」が登場するときによく流れてたピッコロとファゴット(?)のオクターブユニゾンの曲がものすごく不気味で、レベル4の異常さを強く煽ってました。

最終的には「AKUMA」はやられたんですが、最後に「これで終わったと思うなよ」みたいなことを言ってたので、それが10年の歳月を経て帰ってきたってことですね(*^^*)


さて、このたび始まる新シリーズは「D.Gray-man HALLOW」と新たなタイトルでの出発です。

録音現場では「10年前の続編」なんて説明もあったようですが、スタッフさんもキャストさんもガラリと変わってるようですね。

でも音楽だけは続投…その狙いが何なのか気になりますが、とにかく和田さんは「今回の新シリーズにも関われて、とても嬉しい」と語ってくれました(*^^*)


この日、スタジオに入ってお題を聞いたおっちゃんは「タイトルは覚えてるけど、どんな内容だったかなあ」みたいな感じだったそうですが、蓋を開けてみると和田さん節が全開で一気に色んな記憶が蘇ってきたそうです。それと同時に「世界観は昔のまんまやけど、10年分の進化と深みがあるなあ」なんてことも感じたとか…これはオンエアで聴くのが楽しみです!

録音はまず弦と木管から行われ、続いてブラス、パーカッション、最後にエスニック系という流れで行われたそうです…が、兎にも角にも録る予定の曲数が多くて、しかもほとんどの曲がわりと長めで、ずっしりとした楽譜を手渡されたミュージシャンの皆さんそれぞれに「これ、ほんとに録りきれるの?」なんてことを口走ってたようです。その様子は弦で参加してたマサさんこと篠崎正嗣さんの当日のブログからも伺えますよ(^_^;)

 

こちら↓は和田さんの録音当日のfacebookからお借りしたブラス録音の様子です

 

 

第1シリーズのときのような同録ではなくセクションごとのダビングなので感じにくいかもしれませんが、編成の規模としては第1シリーズとほぼ同じだと思います。ただメンバーは弦と民族楽団以外はほぼ総入れ替えって感じなので、また新たなサウンドが楽しめそうですよ\(^▽^)/


こちらは副調室での和田さんと、エンジニアの山田正弘さん。オンマウスで和田さんのちょっとだけ違うカットのアップになります♪

録音後に山田さんからは「久々に和田さんと仕事ができて嬉しかった」と、思わずこちらも顔が綻んでしまうような素敵なコメントをいただきました(*^^*)


そういえば、和田さんの方からも「最近は録音の方法(ステム)が以前の一発録りのような形ではなかなか行われず、別録りが多いんですよ」なんてお話があったんですが、 私としては何で別録りが多いのか疑問に思ったのでもうちょい詳しく聞いてみると「ステムとは木管や金管や弦等セクションごとの『音素材』のことで、その音素材をMA(映像と音関係のミックス)で使用するために最近ではこれを欲しがる音響監督さんが多いんですよ」とのことでした。この「ステム」の使い方については、前にアップした長崎行男さんのインタビュー内「長崎さん流ダビング術」のところでも詳しく触れてくれてますので、合わせて読んでみてください♪

そんなわけで、まずは弦(86442)から始まったそうです。その弦を録ってるときに、おっちゃんもリコーダーで混じった曲があるとか…ほのぼの系かな?オンエアで聴けるのが楽しみですね(*^^*)

その後はブラスやパーカッションがダビングしたようなんですが、その間おっちゃんはスタジオの近くを散策に出てたようなので詳しい様子が分かりません…。なので、 和田さんに教えていただいたミュージシャンの方々のお名前をご紹介しますね♪

ホルン(吉永雅人さん、他2名)、トランペット(高橋敦さん、他2名)、 トロンボーン(池上亘さん、他2名)、 テューバ(井上心平さん)、ハープ(齋藤葉さん)、 パーカッション(高田みどりさん、加藤恭子さん、梯郁夫さん、藤田崇文さん)です。いやはや、今回もまたとても豪華なメンバーですねえ!

このほか木管はフルートをおっちゃんが、そしてオーボエを庄司知史さん、クラリネットを山根公男さん、ファゴットを井上俊次さんが、さらにはシンセマニュピレーターに中山信彦さんという、これまた豪華なメンバーで着々と録音が進められたようです。


録音の最後はエスニック楽器のダビングで、ほんとはおっちゃんと梯さんと田代耕一郎さんの3人でやる予定だったみたいなんですが、田代さんのセッティングに時間がかかりそうということでおっちゃんだけが先にやることになったそうです。

あ、田代さんはブズーキ、ウード、マンドリンを演奏されることになってたみたいなんで、調弦とか何とか色々と大変なんでしょうねえ。

こちらの写真も、和田さんのfacebookからお借りしました。


さて、そんなわけで田代さん抜きで始まったダビングでおっちゃんが使った楽器はケーナとパンパイプ。ケーナは実音表記だったのでかなり低い音域となり、F管の最低音まで使ったとか…ってことはちょっとミステリアスな?怖い系の?曲なんでしょうか…このあたりもオンエアでチェックですね♪

パンパイプの方は事前に和田さんからおっちゃんへ「単音で猛烈なアクセントがほしい」という要望があったそうです。で、それがE(ミ)の音というわりと鳴りやすい管だったみたいで「結構ええ感じにできたんちゃうかな?」とおっちゃんはご満悦でした。でも、強烈なアクセントってどんなんでしょう…尺八のムラ息みたいな感じ?そうだとしたら、それを尺八ではなくあえてパンパイプでするところに、また独特の効果が表れそうですよね。和田さんの、こうやって本来の奏法とはちょっと違うけど、その楽器の新しい可能性や魅力を存分に生かすって音楽にほんと惚れ惚れます(^○^)


 

☆おっちゃんと和田さんです☆

 

曲数は多いわ、テンポの速い曲が多いわ、そもそも編成は大きいわ…と、たいへんな要素がいっぱいだったようですが、和田さんの楽譜にはスコアミスがない、写譜ミスもほとんどないということで録音はサクサクと進み、ちゃんと時間内どころか予定よりずっと早く終わったのはさすがとしか言いようがないと、おっちゃんは感心しきりでした。


この「D.Gray-man HALLOW」は、2016年7月4日より、テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知にて放送開始です。翌7月5日にはBSジャパンでの放送も始まりますし、もしかしたらもっと色んな局で放送されるようになるかもしれませんので」、公式サイトのオンエア情報は常にチェックですね♪

新鮮で、でも懐かしい新シリーズの「D.Gray-man HALLOW」、どうぞお楽しみに(*^^*)

 

 

559 アニメ「金田一少年の事件簿R 〜金田一少年の決死行〜」(和田 薫)


2015年8月31日。サウンドシティのBスタで、「金田一少年の事件簿R2」の録音がありました。

「金田一少年の事件簿」と言えば1997年4月から2000年9月まで放送されてた人気ミステリーアニメで、そこから14年ぶりとなる2014年の春から半年に渡って「金田一少年の事件簿R(リターンズ)」というタイトルで新シリーズが放送されました。そのときの録音レポはこちらです。

で、今回の録音されたのはこの続編のための音楽で(だから取りあえずR2なんですねw)、正式には「金田一少年の事件簿R 〜金田一少年の決死行〜」というタイトルで、前編を受けて「第26話」からスタートするそうです。


作曲は当然、和田薫さん♪
「金田一少年の事件簿」の音楽は、もう和田さん以外なんて微塵も考えられません…それくらい和田さんならではの独特の世界観がしっかりと確立されてると思います。だって、和田さんとこの作品には劇場版「オペラ座館・新たなる殺人」から数えると足掛け20年以上もの歴史があるんですもんね。和田さんご本人もこの作品が大好きなようで、原作本もたくさん揃えてらっしゃるようですよ(*^^*)


スタジオでの様子です
オンマウスで和田さんご自身が撮られたお茶目な画像に切り替わります♪

 

この日はマサさんこと篠崎正嗣さんの弦グループ(64321)とおっちゃん(フルート)と庄司知史さん(オーボエ)による録音だったようで、ご覧のように弦はフロアで、そして木管のお2人はブースに入ったようです。

ん!? よく見ると、ヴィオラが3人?
和田さんの録音では、こういう編成ってあまり見ないような…音的にどんな違いがあるのか、オンエアで感じ取れるといいなあ。ちなみにマサさんのこの日のブログにもたくさんの写真がアップされてますよ〜!


おっちゃんはフルートの他にバスフルートと篠笛を、庄司さんはオーボエの他にコールアングレを演奏されたようですよ。こうして持ち替えの話を聞くたびに思いますが、ほんと器用ですよねえ。

写真は和田さんが撮ってくれたバスフルートを吹いてるところで、オンマウスでバスフルートのアップに切り替わります。


ところで、今回のバスフルートについて、実はちょっとアクシデントがあったんです…というのも、事前に和田さんから「今度の録音では篠笛とバスフルートをお願いしたいと思ってます」と言われて、おっちゃんは「実はCのバスフルートより更に5度低いFバスフルートというのもありますけど…」なんてお返事をしたんだそうです。

そしたら和田さんから「ぜひ見てみたい」と声が上がったので、持っていく前に軽くメンテを…と久々に触ってみたら、何と音が全く出ない!管の中にお掃除棒を入れっぱなしにしてるとか、タンポに隙間ができてしまってる…なんてこともないのに音が出ない!そこでふと思いついて、まさかと思いながら頭部管を確認したら、歌口から約7〜8センチに渡って亀裂が入っていたんだそうです。これはおっちゃんはもちろん、あとで聞いた私もビックリ! 木製の楽器だと亀裂が入るのはそう珍しいことではないですが、こうして金属製のフルートに亀裂が走るというのは長年ミュージシャンをやってるおっちゃんでも初めての体験だったそうで、慌ててインペク屋さんに「Fバスの件はなかったことに…」って電話したそうですよ(^^;;

で、せっかくの機会なのに申し訳ないなあ…と思いつつ当日スタジオに行って譜面を見てみると、C管のバスフルートでも十分に吹ける譜面で事なきを得たようですが、もしかしたら和田さんが書きの段階で配慮してくださったのかもしれませんね(*^^*)

…と思ってたら、和田さんから「バスフルートとエピソードは僕もビックリでしたが、C管でも全然OKだったので(元々バスフルートはC管だからね)、録音自体は問題なく進めたよ!」という元気なコメントをいただきました!


こちらは和田さんと琵琶奏者の久保田晶子さん(*^^*)

そう、今回の録音には琵琶が使われてるんです。久保田さんは先に録音されたおっちゃんのバスフルートに重ねる感じだったので「尺八でもないし、何の音だろう?」と思いながら弾いてらしたそうですよ。

これを受けて和田さんは「尺八と琵琶は定番ですが、バスフルートと琵琶もスゴくイイ感じです。怪しさと妖艶さ、最強コンビです♪」なんてお返事してましたが、どんな曲に仕上がったんだろう…そして、どんなシーンで使われるんでしょう。すっごいワクワクします!


そして、久保田さんにこの日の録音について伺ってみると「和田さんの譜面についてはいつも『さすが琵琶についても知り尽くしておられる(^_^;)』という感じです。 琵琶や和楽器全般をあまりご存じない作曲家の譜面だと『譜面通りには弾けませんので、こういう感じでどうでしょうか?』とこちらから提案したりして、現場で作曲家のイメージとすり合わせていくことがほとんどです。それはそれでとっても楽しい作業なのですが、和田先生の譜面はそういうことはなく、琵琶の良さと不器用さをわかってくださった上でどっぷり和田ワールド!です。 さすが、という感じでした。」というコメントをいただきました!

いやもう和田さん、素敵すぎます*\(^o^)/*
和田さんの音楽の魅力の1つに本格的な邦楽器の音色とオケとの融合による独特の世界というのが大きく挙げられると思いますが、久保田さんのお話で、あの素晴らしい和田さんの世界は楽器のことを知り尽くしてるからこそ生まれるのだということがよく分かりますね。いやあ、久保田さんにお話を伺えて良かった〜♪

 

さて、おっちゃんの方は「あとから琵琶が入る」というお話だけを聞いて演奏したそうですが、アルトフルートでは出ないEの音とかが出てくる怪しげなメロディーで、吹きながら「こりゃまたなかなかのメロディーだわいw」と心の中でにんまりしちゃってたそうですよ(* ̄∇ ̄*)

それにしても、和田さんならそれこそ尺八と琵琶という組み合わせでやりそうなのに、何で今回はバスフルートにしたんだろう…この作品はそれほど「和風」というイメージでもないから?いやまた別の理由が?気になりますねえ。どういうこわだりや狙いがあったのか、聞いてみよう!

…ということで答えていただきました(笑)
和風要素のある話数があるので琵琶が登場したのですが、サスペンス的な要素としては尺八よりフルートなんですよね。琵琶&尺八だと『幽霊』になっちゃうよ(^ ^;;

ですって。いやまあ、確かにそりゃそうだ(笑)
でもこうなると、ますます絵と一緒に聴いてみたいですねえ!


全体的な録音が終わったあとにチェロの堀沢真己さんによるソロの録音があって、いよいよおっちゃんの篠笛の録音となりました。

曲自体はそう長いものではなかったようですが、とにかく臨時記号だらけで普通の人なら「ええっ!これを篠笛でやるの!?」って目を白黒させてしまうようなものだったそうです。

でも、こんなときこそ、おっちゃんお手製のクロマチック篠笛の出番です!(右の写真がそうですよ〜♪)


普通の篠笛だと調(キー)ごとに楽器を変えなければいけないし、臨時記号のついた音なんて出ないし、臨時記号がついてなくても出ない音もある…って感じなのに、おっちゃんのこの笛だとAマイナー(♯7つ)でもAフラットマイナー(♭7つ)でも吹けるんだそうです。まあ、速いテンポの曲にはちょっと対応しかねるようですけどね。

…と言ったところで、和田さんから篠笛についての補足説明をいただきました\(^▽^)/

普通は伝統楽器に臨時記号を使うことは少ないですが、実は奏者によって指使いや運指で篠笛よりもクロマチック奏法は可能なんです。それが邦楽器の味にもなりますしね。ここでも、邦楽的要素よりもサスペンス的な要素に重点を置いた書法になってるんですよ。

なるほど、なるほど…邦楽器を普段からたくさん使ってて、その性能も魅力も十分に分かってる和田さんだからこそのお話と今回の選択なわけですね☆

とにかく、前にこのクロマチック篠笛のことを和田さんに話したのを覚えてくれてたようで、今回はこの笛を意識して譜面を書いてくれたみたいです。こうした録音レポを作っててよく思うことなんですが、作曲家さんが奏者さんの音色や技術を意識して譜面を書いて、それが実際にその奏者さんの手によって生きた音になるって素敵なことですよねえ。今回もレポを作らせてもらいながらとてもいい思いをさせてもらいました。


エンジニアの山田正弘さんです。

オンマウスで、山田さんのいる調整室からフロアを見たときの画像に切り替わりますよ♪


山田さんにもこの日の様子について伺ってみると「今回は琵琶を使いましたが、琵琶を演奏された久保田さんとは少し前にも録音でご一緒してたので、すんなりと入れました。旭さんとはもう何回もご一緒させていただいてるので『出てくる音をいかにそのまま録るか』に力を入れました」というお話を聞かせていただきました。

長年のお付き合いからおっちゃんの音色をよく知ってる山田さんだからこそ…の言葉で、嬉しくなりますねえ(*^^*)


 

おっちゃんと和田さん、ほんっといい笑顔(≧∀≦)

オンマウスで先ほど登場したエンジニアの山田さんや藤田崇文さんとの画像になりますよ♪

藤田さんはもう随分と前から和田さんの録音のお手伝いをされてたり、打楽器奏者として録音に参加される方で、現在は「和光市民文化センター(サンアゼリア)」の館長さんを始め、作曲家さんや音楽プロデューサーさんとしても活躍されてる方です。


昨年の春に放送された「リターンズ」の1期?前半?の最終回では一ちゃんと美雪がとってもいい感じになって(一ちゃんは相変わらずのニブチンぶりでしたがw)その場面でおっちゃんのフルートが甘く響く素敵な曲が流れたんですが、このたび放送される後編ではどうなるのかな…2人の関係の変化が気になるところです。

でも、録音では怖そうなのや怪しさ全開の曲が多かったみたいですし、公式サイトにアップされてるPVもまたまた何やら難解な事件に巻き込まれてるようなので、こちらも目が離せそうにないですね!

 

☆PVです☆

 

 

そうそう、読売テレビのチーフプロデューサー・諏訪道彦さんに今回の録音について伺ってみると「今回は所用でどうしてもこの日のスタジオに行けなかったボクに、もう救世主のような音楽レポートをありがとうございます。和田さんとはその後、1話と2話のダビングでもご一緒しており、音響スタッフに対してダビングの際に音楽家としてのいくつものさりげないフォローが印象的でしたよ。とにかく和田さんの録音風景は楽器や楽曲のユニークさにおいても、ぜひ見ておくべきモノ。それをこんなに見事なレポートで再現していただき、本当に感謝します。もう10月3日からの放送が待ちきれないですよね!」という、私にはもったいなすぎる感激のお褒めの言葉をくださった上に、和田さんの現場での素敵なエピソードを聞かせていただきました!

ほほぉ…いつも誰に対しても細やかな気配りのできる和田さんらしいというか、そういう和田さんが目に浮かぶようないいお話ですねえ。あと、この「ダビング時に音響スタッフに対して…」というあたりについては、近日中にアップ予定の和田さんへのインタビュー記事の一部と相通ずるものがあるんじゃないかなあと想像してます。こちらもとても深いお話がいっぱいの記事ですので、楽しみにお待ちくださいね。

放送開始は10月3日の夕方5時30分。そのあとには「名探偵コナン」の放送があって、またまた1時間たっぷりとミステリーが味わえる素晴らしい時間が帰ってきます。どうぞ、お楽しみに(*^^*)

 

 

558 アニメ「ノラガミ 〜ARAGOTO〜」(岩崎 琢)

2015年7月下旬。紀尾井町スタジオというところで、アニメ「ノラガミ 〜ARAGOTO〜(2期)」のための音楽録りが行われました。この「ノラガミ」とは「月刊少年マガジン」の2011年1月号から連載が始まった「あだちとか」さんの漫画作品で、神様なのに社を持たず、いつもジャージを着て、電話1本・たった5円のお賽銭で飼い猫探しやら水道管修理やら何でもやっちゃう通称「デリバリーゴッド・夜ト(やと)」のお話です。神様のお話という流れで天神様や七福神なども出てきて、とても面白いんですよ♪

それが2014年にボンズの制作でアニメ化されたんですが、2015年8月8日に日比谷で行われたイベント「日比谷の杜祭」でのお話によると、第1話が掲載された直後にボンズの南雅彦社長があだちとかさんのマネージャーさんに電話があって「これアニメ化したい!」っておっしゃったんだとか…マネージャーさんは「はやっ!」って驚かれたそうですが、その思い入れをそのまんま詰め込んだほんとに丁寧に作られた素敵なアニメとなり、そのときの音楽を担当されたのが「黒執事」「ヨルムンガンド」「ジョジョの奇妙な冒険(2期)」「ガッチャマンクラウズ」など数多くの人気アニメを手がけられてる岩崎琢さんでした。


私もアニメ1期でその面白さにすっかりハマって一気に原作を読み、原作の10巻と11巻については付録にDVDがついてるという特別版を買いました。

この付録DVDというのがまた素晴らしいんです。
お祭り騒ぎの中にも切なく美しさの溢れるお花見のお話や、とにかく笑いっぱなしの神懸かりのお話が収録されてるんですが、こちらにも岩崎さんの音楽がふんだんに使われてます。

絵も内容も音楽も素晴らしいだけに、これがテレビで放送されずに付録で終わってしまうだなんてもったいない…という思いでいっぱいなんですが、だからこそこちらも是非チェックしてみてくださいね♪


こうして1期では「野良譚」や「Back alley」という印象的な曲が多く(こちらで試聴できます)、これらの曲が作り出したノラガミの世界を2期も引き継いでもらうためには絶対に音楽は岩崎さんでなければ…どうかどうか…と祈ってたら、2期も岩崎さんが担当されることとなりました。これも(お賽銭を払った覚えはないんですが)夜トのおかげですかね(^◇^;)

実は私、先ほど少し書いた「日比谷の杜祭」に行ったんです。
ステージ上には神社のようなセットが組まれてて、鳥居の左側には2期スタッフさんのお名前がずらりと並んでたんですが、その中に岩崎さんのお名前を見つけて歓喜したのも記憶に新しいです。

また、開演前には物販のところで、そして開演後には1期を振り返るコーナーでスタッフの方がそれぞれに挙げた心に残るシーンの映像を流すという企画があったんですが、その映像とともに会場中に岩崎さんの音楽が大音量で鳴って(最初の映像が監督のタムラコータローさんが選んだ雪音に名前を与えるシーンで『野良譚』が流れて)、それはそれは興奮したものです(*^^*)


さて、今回の録音はフルートとピアノのみでの録音でした。前日におっちゃんから「明日はピアノと2人っきりらしい」って聞いてたので、「先に岩崎さんが弾いて録っといたものにダビングかな?」「いや、もしかして2人で一緒にやるってこと?」なんて色々と想像を膨らませてたんですが、後者の方でした。しかも、いつも岩崎さんの音楽のピアノは岩崎さんご自身が弾いてるんですが、今回は「自分では弾けないようなものを書いてしまった」とのことで、別のピアニストさんがいらしてたそうです。

おっちゃんはいままでに何度か岩崎さんの録音に参加させてもらってますが(過去のレポはこちら参照)いつもバックはオケだったので、今回のこうしたデュオバージョンには驚きとともに新鮮な気持ちがしたそうです。


こちらがそのピアニストの新居由佳梨さん♪

由佳梨さんは東京藝術大学と同大学院修士課程を経て、スイス国立ジュネーヴ音楽院に留学され、その留学中にはショパン・フェスティヴァルなどの音楽祭やリサイタルシリーズに出演されたり、オーケストラと共演されたり、各コンクールで入賞されたりとその才能を遺憾なく発揮され、日本でもソロリサイタルから伴奏者さんとして、また大学での指導者として幅広く活躍されてるスタインウェイ・アーティストさんです。

あと、前にうちのブログのこちらでもご紹介したことがありましたが、才色兼備の本当に素敵な方ですよ(*^^*)


さあ、いよいよ録音の始まりです。おっちゃんのフルートパートに関してはそう難しくなかったそうですが(岩崎さんの譜面はいつも難しくて内心ドキドキでスタジオ入りしてたのでホッとしたんだとかw)由佳梨さんのパートは5連音符や7連音符の嵐でとんでもなく難しかったみたいです。まあ、だからこそ今回のピアノは由佳梨さんが弾くことになったんですもんね(^◇^;)

おっちゃんが側で聴いてた限りではその5連音符や7連音符の拍の頭がよく分からなかったようで「こんなときはクリックがあったら何の問題もないんやけど、今日はクリックなしブースなしの完全1発録りかあ…ヤバいわ(^^;;」なんて思いながらも、まずは曲の雰囲気をつかむために通してみたそうです。やっぱり拍の頭がよく分からないまま吹いたそうですが 、そこは数多くのアーティストと共演されてる由佳梨さん。おっちゃんが好きなように吹いてもバッチリそれに合わせてくださったそうですよ。

そのプレイバックを聴いた岩崎さんからあれこれ指示があって、2〜3確認が済んだところでテスト録音。そしてまたプレイバックを聴きながら指示があって、いよいよ本番テイクです。


こちらはプレイバックを聴いてるところ(?)の岩崎さん。オンマウスで画像が切り替わります。

本番テイクにはちょっとだけフルートのミストーンがあったようで、いつものような差し替えではなく、その部分だけ別に録って編集してもらったものを再度プレイバック。

この「いつもの差し替え」と「別に録って編集」の違いが私にはよく分からんかったのですが、要はこの日はクリックもブースもない状態だったのでフルートのトラックだけを入れ替えることができずに、ピアノとフルートが入った録音テープの途中を切り貼りする…みたいなイメージなんだそうです。


これで特に問題はなかったようですが、おっちゃんは何となくピッチ的に平板に感じたらしくて「今日のピアノって442ですか?」と聞いてみたら、441にしてくれているとのこと。この日のスタジオがフルートにとっては冷えすぎなのかな…ということもあって少しピッチを上げて再テイクしてみると、これが殊の外うまくいってOKとなったようです。このことについて岩崎さんはfacebookで「最後のテイクはピッチ高めに吹いただけで音抜けが格段に違いました。もう流石の一言に尽きます」と、おっちゃんを大絶賛。こういうやりとり、いいなあ(^○^)

この日の様子は由佳梨さんのブログのこちらにも綴られてるんですが、さらにもう少しお話を伺うと「フランスのかほり漂う幻想的な曲…と思わせつつ、3分間の曲の中に5連符や7連符が嵐な上に臨時記号がこれでもかと言うほど詰め込まれてるという…。スタジオの空気感も私自身がそれに慣れていないこともあって、とても緊張感を誘うものでした。持てるだけの集中力を駆使して3テイクほどで終わりましたが、OKを頂いた時は心底ホッとしました。やっぱり当の作曲家さんを目の前にすると、大丈夫だったかなぁってドキドキしましたよ〜!」とのことでした。

いやあ、どんな曲なのか、どんなふうに仕上がってるのか、気になりますねえ!
「ノラガミ」2期は、もし原作の通りだとすると、毘沙門天が抱える心の闇や神器たちとの悲しい過去など、1期以上の激しいアクションを交えながらも少し重いお話になると思うので、そうした毘沙門天の機微を描くようなところで使われたりするのかなあ…使われどころも気になるところです。


☆録音後に撮った集合写真☆


(オンマウスでちょっと違う画像になります♪)

↑の写真、どちらも岩崎さんが本当に嬉しそうでしょ?
気心の知れた、こんなに素敵な後輩に自分の曲を弾いてもらって、嬉しくて仕方ないんじゃないでしょうか(*^^*)


ちなみに左のはおっちゃんのカメラで撮ったものですが、カメラを向けるとこうやって隠れてみたり、ふざけてみたりするのが私のよく知る岩崎さんって感じです(* ̄∇ ̄*)

おっちゃんからは「3人がちゃんと揃っとるやつだけでええんちゃうか」なんて言われたんですが、面白いんで載せとこう(笑)

そうそう、由佳梨さんは10月20日にオペラシティのリハーサルホールで行われる岩崎さんの実質4回目…アコースティックとしては初めてのライブ「Taque Iwasaki Live LE GRAND PIANO vol1」にも出演されるんです。「ノラガミ」で岩崎さんの劇伴デビューとなった由佳梨さんの生音が聴ける絶好のチャンス、ライブも要チェックですよ〜!…って、このレポをアップするときまでチケット残ってるかな?(^^;;


ところで、この「ノラガミ」2期の録音については続きがあって…いや、正確には「続き」ではなくて「先発」ですね。とにかく5月にサウンドシティでも行われてるんです。このときのおっちゃんは今野均さんグループの弦(64221)と一緒にダビングで、フルートとパンパイプを使ったようですよ。岩崎さんの録音でおっちゃんがパンパイプを使うのは初めて…かな。先に弦と一緒にフルートで何曲かやったあと、1人だけ居残りしてパンパイプのダビングとなったようです。

パンパイプという楽器は楽譜のパターンによっては恐ろしく難しくなることがあるし、しかも岩崎さんだし…と、このときもまたドキドキだったようですが、各小節の3拍目に4分音符というのがずっと続くだけの譜面だったので「これなら楽勝♪」と思ってたら、やっぱりそこは岩崎さんです。その4分音符に猛烈なビブラートをかけてほしいというオーダーがあったそうです。

まあ実際は1拍という短い時間なのでどこまでのビブラートになったかは分かりませんが、何か楽曲の中で効果音的な使われ方をするんではないかと思っています。


ところで、パンパイプを使う多くのアレンジャーさんは記譜よりも1オクターブ上を吹くことでOKになるんだそうですが、今回の譜面を見た瞬間に「そういや岩崎さんは実音記譜だったような…」と思い出して確認してみたら、やっぱり実音記譜だったそうです。

こうなるといつものセットでは低音が足りないらしく、急きょオプションの管を付け足して組み直したもので演奏したそうですよ。これができるのも、おっちゃんがパンパイプを1から手作りしてるからなんですよねえ。オンマウスで追加されたパーツの画像になりますよ♪


岩崎さんの音楽はもともとあまり劇伴らしくない…というか、それ自体が独立して1つの小品のようになってるんですが、今回はそのカラーがさらに強くなってるようです。どんな曲がどんなシーンで流れるのか、楽しみですね♪

ノラガミ 〜ARAGOTO〜」は、2015年10月2日(土)の27時10分からMBSとTOKYO MXでの放送を皮切りにBSフジやAT–Xで放送されます。公式サイトにはいくつか2期のPVがアップされてますが、岩崎さんの音楽が聴けるものを貼っておきますね。オンエアまであと少し、どうぞお楽しみに(*^^*)


 

 

557 テレビアニメ「ルパン三世」新シリーズ(大野雄二)

2015年7月30日。サウンドシティで大野雄二さんによる「ルパン三世」の音楽録りが行われました。おっちゃんが参加したのはこの日のみですが、数日前からリズム録りなどが行われていたようですね。

いまさら言うまでもないですが「ルパン三世」といえばモンキーパンチさん原作のアクション漫画で、1971年にアニメ化されたことをキッカケに更に多くのファンが増え、その後は映画やOVAやゲームなどにもなり、ここ20数年はテレビスペシャルも毎年のように放送されてますね。「名探偵コナン」とのコラボも記憶に新しいところです。で、そんな日本を代表する人気アニメが、このたび30年ぶりにテレビシリーズとして帰ってくることになったようです。



公式サイトによると、新シリーズの舞台はイタリアとサンマリノで、峰不二子の他にレベッカ・ロッセリーニというセレブ娘がもう1人のヒロインとして物語に大きく関わってくるようです。メインキャストが大きく世代交代した中(これが全く違和感なくて、ほんとすごいと思います!)、次元大介役の小林清志さんが残ってくださってることや、青いジャケットに身を包んだ新鮮な出で立ちのルパンにも心が躍ります。


さて、その音楽の方ですが…リズム録りの方に参加されたミュージシャンの方々が「すごい曲数で大変!」なんてことを書かれてましたが、その音楽の上にダビングするというのが今回のおっちゃんのお仕事です。

ダビングは弦・フルート・ハープで行われたようですが、フルートだけで20曲はあったとか…おっちゃんが終わったあとも居残ってやってた弦は、その倍はあったみたいですよ。マサさんことヴァイオリンの篠崎正嗣さんの当日のブログにも「たくさん…」って書かれてました(^_^;)


今回の録音で特筆すべきは、フルートに中川昌三さんがいらっしゃったことです。中川さんはギル・エヴァンス・オーケストラを皮切りに色んな形でのバンド活動をされて、ジャズプレイヤーとしても数多くのアルバムを発表し、さらにはクラシックや現代音楽の演奏家さんとしても活躍されてる方ですね。

おっちゃんと中川さんは同門なので、中川さんのことは中学生くらいのころから知ってるそうですが、その後おっちゃんの記憶が正しければ、間宮芳生さんのオペラのようなものでご一緒したっきり、今回2〜30年ぶりの再会となるようです。おっちゃんの中ではまだ少年のイメージが強くあった中川さんももう還暦を過ぎてらっしゃるとかで、感慨深いものがあったようです。


あ、ここで誤解のないように…中川さんは「ルパン三世」の録音にはいつも入ってらっしゃるんですが、アドリブプレイがメインなのでリズムセクションと一緒に録ってたらしく、ダビングで参加することの多かったおっちゃんとはスタジオでは会うことがなかったというわけですね。

つまりサウンドとしてはもう何度も共演してるってことですが、そのお2人がこの30年ぶりに復活という「ルパン」のテレビシリーズで何十年かぶりに再会なんて、何だか色んなところで時の流れや重みを感じますよねえ。テンポが速くて指が追いつかないようなところは、中川さんに助けられる…なんてこともあったようですよ。


とにかくプレイバックを聴くこともなく次から次へと録音だったようで全体的な曲の雰囲気というのはよく分からなかったようですが、上の方に貼ったPVで今回のためにアレンジされたバージョンが聴けるのと、こちらの記事から大野さんの音楽についてや意気込みを感じることができます。

最後に改めて、ダビングに参加したのは弦(マサさんのグループ・4422)、ハープ(斎藤 葉さん)、フルート(おっちゃん・中川昌三さん)、エンジニア(三浦克浩さん)でした。

 

 

「ルパン三世」新シリーズは、まず日本テレビで10月1日の深夜25時29分から放送開始となります。そのほかについては随時サイトにアップされていくようなんで、公式サイトを要チェックですよ〜♪

 

 

556 NHKスペシャル「巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃」(和田貴史)

2014年8月10日。おっちゃんはNHKの509スタに行きました。
その録音内容についてお話する前に…地球温暖化や異常気象など様々な環境問題が叫ばれるようになって、もうどれくらいになるでしょうか。それらによる被害は年々ひどくなり、このレポを作っているいま現在は広島での土砂災害で必死の救助活動が行われています。そのちょっと前には台風11号により、私の住む徳島も随分とひどい被害がありました。

そんないまの地球を、そしてこれからの私たちの生活を懸念してか、NHKで「巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃」という番組が放送されることとなりました。どうやらシリーズもののようで、第1話は「異常気象  "暴走"する大気と海の大循環」です。

この音楽を担当されたのは、和田貴史さん。
和田さんと言えば、過去にうちのHPでもゲーム「喧嘩番長」の録音レポや、ドラマ「タンブリング」の感想記事などで取り上げさせていただきましたね。また、私が上京時にやってた飲み会の5回目6回目にも来ていただきました。このところはフェイスブックでお話させていただくだけだったのですが、相変わらずご活躍のようで、そしてまたおっちゃんを通じて取り上げさせていただく機会があって、とても嬉しく思っています(*^^*)

さて、その録音ですが、この日は番組の顔とも言えるテーマ音楽のみを録ったそうです。おっちゃんたちは2時間拘束で木管さんたちのみでのダビングだったようですが、その前後では弦やブラスのダビングも行われていたようです。総勢73名もの皆さんによる演奏だとの情報も入ってきてますよ〜♪


左の写真で見ても分かるように、こ〜んな広いスタジオにフルート・オーボエ・クラリネット・ファゴットが各2名…いわゆる2管編成の計8人が1列に並んでやってたので、端から端までの距離による時差とスタジオの広さによる反響でアンサンブルにはちと苦労したとか…。

なので、そのあたりは皆でプレイバックを聴きながらズレを調整したりしたそうです(*^^*)

☆オンマウスでおっちゃんと奈美ちゃんの2ショットがアップに☆


そのプレイバックも、スタジオの壁にかかっているスピーカーはおっちゃんたち木管さんが座ってるところからは遠く離れてたり、そこから出る音は音は広いスタジオによく響きすぎて細かいところまで聴こえないということで、全員がコントロールルームに入ってのチェック。このおかげで、アンサンブルをするにはとても大事な音なのに、実はそれがイヤフォンから聴こえてなかったことが分かったりして、なかなかいい発見があったようです。で、そのパートの音を上げてもらったら、最初はちょっと苦労してたアンサンブルがずっとやりやすくなったそうですよ(*^^*)


こちらの写真は和田さんに送っていただきました。
おっちゃんが写ってないのが残念ですが、皆さんの真剣な表情いいですね〜!(*゚▽゚*)


そうそう、今回のダビングでもう1つ面白い発見が…というのも、今回こうして2管編成でありながら、それぞれの2本がほとんどユニゾンだったんだそうです。スタジオ録音ではどういうのが一般的なのか分かりませんが、うちにあるレポを見る限りでは、スタジオで同じ楽器を2本使う場合はそれぞれ独立して動かすか、2本でハモらせることが多いみたいですよね。

その2本でハモらせるというのも、「ダビング」という技術ができてからは奏者1人で被せるということもできるわけです。ただ、これには「同じ人がやってるから面白いくらいに綺麗にハマったハモりになる+経費削減」というメリットと同時に「あまりに綺麗にハマりすぎて、音楽的な面白味に欠ける」という逆の感じ方もある…なんてことを過去のレポのどこかでお話したかと思うのですが、今回はそのどれにも当てはまらない感じですね。

おっちゃんは「こういう2本ずつのユニゾンってのはハモりとはまた別の意味での幅っていうか厚みが出て、独特な効果があるように思うなあ。贅沢な使い方じゃ♪」なんて言ってましたが、この編成には和田さんのどんな狙いがあったんでしょう…ちょっと聞いてみたいところですo(*^^*)o


和田さんを囲んでの木管さん集合写真
(オンマウスでおっちゃんと和田さんの2ショットになります♪)


今回のダビングに参加したメンバーは、フルート(おっちゃん・金子奈美さん)、オーボエ(石橋雅一さん・長谷川洋介さん)、クラリネット(星野 正さん・元木瑞香さん)、ファゴット(前田信吉さん・浅見千春さん)でした。おっちゃんによると、今回の各パートの第1奏者の年齢は60代が2人に70代が2人だったそうですが、木管という肺活量を問われる楽器にそれって、ほんと素晴らしいことですよね!ちなみにファゴットの浅見さんはドイツのオケで活躍中の方で、たまたま夏休みに帰国しているところだったんだそうですよ(*^^*)


さて、レポのアップ時に「もしかしたら録音風景の動画をお見せできるかも…」なんてことを書いてたんですが、無事に掲載許可がいただけました\(^o^)/

ドラム3人、ラテンパーカッション4人、ティンパニ&パーカッション3人の計10人による打楽器ダビングの様子が2つと、おっちゃんたち木管さんの様子が1つです。現場の雰囲気をそのままに感じていただくべく、完全ノーカットでアップします。和田さん、インペクの杉山さん、そのほか関係者の皆さまにはほんと感謝感謝です(>_<)

ああもう、こうしてご紹介の文章を書いてる指が震えて打ち間違いを連発するほど、大興奮&大感動してしまう素敵な動画3連発です。ぜひぜひご覧くださいっ!

 

 

 

 

 

 

どうですか?
ほんっと、すごいでしょ〜!しかも、こうした録音風景が動画で見れるなんて、とてもとても貴重な機会だと思います♪

ちなみに木管さんの動画についてはこれがほんとの1発目のやつで、そのあと先に上の方で書いたように皆でコントロールルームに集まって色々と調整したわけですね(*^^*)


この番組は、2014年8月30日(土)の午後7時30分〜8時43分に放送されました。こちらのサイトによると9月半ばには再放送もあるみたいですので、見逃した方は要チェックですよ。和田さんの表現する壮大なテーマとともに、この番組の訴えんとするテーマにも注目していきたいところです。どうぞお楽しみにo(^∇^)o

 

 

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