おっちゃんの仕事場探検・番外編

今回は「おっちゃんの休日」ということで
お仕事仲間である和田薫さんのコンサートレポートをお届けします

 

 

 

2003年11月5日。ちょうど2年前に開かれた、和田さんの初めてのオフ会の2次会(いわし料理のお店だったかな?)で和田さんから直々に「2003年11月に個展をやるよ」と聞いて以来、ずっとずーっと楽しみにしていたコンサートの日がついにやってきました。


開演は6時半からでしたが、4時半ごろからサントリーホール前のカラヤン広場というところに私やおっちゃんちの掲示板のメンバー(通称・あさひ組)が集まりだし、久々の再会や初のご対面などで一気にテンションが上がってきました。で、お茶や軽食などで歓談し、皆で揃って会場入りすることとなりました。

右の写真は、この日に全国から集まった「あさひ組」です。実は、会場には来ていたのに残念ながら入りそびれてる人もいるんですが…

 

 

会場に入ると、客席は7割くらいは埋まっていたでしょうか。今、和田さんが手がけてる劇伴作品の中でも最も人気の高い「犬夜叉」の曲が演奏されるということで、その関連の声優さんたちもたくさんいらしてたようですね。音楽関係では、大島ミチルさんをはじめ、佐橋俊彦さんや田中公平さん、渡辺宙明さんなどの作曲家さんたちに、いつも一緒にお仕事をしてるミュージシャンの方々も数多くいらしてたようです。

また、司会進行が「犬夜叉」の中で「桔梗」の役を演じてる日高のり子さん、ゲストに「犬夜叉」役の山口勝平さんもいらっしゃるとのことで、その方たちが目当てのお客さんもいたのかもしれませんが、それにしても、こういう邦人作曲家のコンサートとしては異例と言ってもいいくらいの「大入り」だったようです。

ところで、この日って「1ベル(予ベル)」や「2ベル(本ベル)」って、鳴ったのかしらん?私は全く気付かなかったのですが…。それに「まもなく開演です…」みたいなアナウンスもなく、いきなり袴姿の方々が登場して始まったように思ったので、「へえ、都会のコンサートってのは、こうやって始まるんだなあ」と、田舎者の私はヘンなところで感心してしまってたのです。

でも、どうやら、単に皆と騒ぎすぎて、気付かなかっただけみたいですね。このリポートを正式アップする前に和田さんに確認してもらったら、「ちゃんと本ベルはあったし、日高さんに影アナもやってもらったんだよ〜」とのご指摘が…。いやはや、失礼いたしました(^^ゞ

 

 

さて、ここから先は、おっちゃんの感想をほぼ原文のまま載せますね。
 
プログラムの第1部(アンサンブル作品)は、「笛と邦楽打楽器・西洋打楽器のための楽市七座」で始まります。リハーサルは3日間だったとのことでしたが、初演時のメンバーということもあり、指揮者がいなくても、とても息の合った演奏だと思いました。邦楽の「間」と洋楽の「ノ リ」、それに藤崎重康さんの味わい深い笛のソロも堪能できましたし、新谷祥子さんのノリノリの演奏も印象的でしたね。
 
次の「弦楽オーケストラのための‘響画’」は、原曲が普段は中声部を担当していて、あまり前面に出てくる機会の少ないヴィオラのアンサンブルだったということもあり、ヴィオラのソロで始まりました。和田さんのHPで公開された時にも聴いているのですが、やはりこうして生で聴くと格別なモノがありますね。後半の、弦楽合奏でありながら打楽器的なリズムで盛り上がっていくあたりは、まさに和田薫ならではの世界だと思います。一気に引き込まれてしまいました。
 
第2部は「映像音楽作品」。和田さんは純音楽の作曲家としての活動のかたわら、映像音楽、つまり劇伴の世界でもかなり御活躍しておられますので、このコーナーを設けられたのも意義があると思います。また、これを楽しみに来られた方も少なくないと思われますが、ステージ右上方に映写される映像を見ながら生のオケで演奏される迫力に、期待していた以上に感動された方も多かったでしょう。曲は、テレビ東京系の正月ワイド時代劇として放映された「忠臣蔵−決断の時」のメインテーマと「Wind−犬夜叉交響連歌」という2003年7月にリリースされたアルバムに収録されている「犬夜叉幻想」が演奏されました。犬夜叉の音楽では和楽器の占めているウェイトがかなりあるのですが、この曲は和田さんが「あえて洋楽器のみにした」と解説で語っているように、篠笛の部分をピッコロが担当したりなど、一味違った犬夜叉を楽しむことができました。

今回の目玉の1つである、声優の山口勝平さんやピアニストの羽田健太郎さんが登場するコーナーでは、あまりアニメ色が出すぎたり、親父ギャグが炸裂しまくったりしたらどうかなぁと、実は少しだけ危惧してたのですが、さりげない感じで良かったと思います(アニメファンの方には、ちょっと物足りなかったかもしれないですけどね)。

ところで、ハネケンのピアノは、スタジオでは数えきれないくらい聴いているのですが、あんな感じでコンサートホールで聴いたのは、もしかすると初めてかもしれません。意外…というのもナニですが、綺麗な音色で良かったです。でも、歩き方にちょっと元気が無さそうで、気になりました。
 
第3部のオーケストラ作品の圧巻は、やはり「津軽三味線とオーケストラのための‘絃魂’」でしょうか。全く異質とも思える津軽三味線とシンフォニーオーケストラが見事に融合された曲であり、さらに木下伸市さんの好演もあって、和田薫音楽の真髄を見たような気がしました。

トゥッティのオケを突き抜けて耳に飛び込んで来る、あの三味線のパワーはやはりすごいものだと思いました。たまたま隣の席に座っていらした、作曲家の佐橋俊彦さんと「これ、もしかすると、少しはPAが入っているのかな?」などと囁き合っていたのですが、実際はどうだったのでしょうか。

楽譜としては、おそらく三味線のパートもかなり綿密に書かれているのだろうと思ったのですが、じょんがらで盛り上がっていく部分なんかは、どうだったんでしょう。フリーで動く部分があったのかな?とも思ったのですが、聴いている分には全く分かりませんでした。もし楽譜に書かれていたとしてもすごいですし、フリーだったとしてもオケとぴったり噛み合って、まったく違和感を感じさせないというのもまた、すごいことだなあなんて考えながら聴いていました。
 
プログラムの最後に演奏された「海響」の出だしの部分は、何だか聴き覚えがあるような気がして、しばし考え込んでしまいました。そう言えば、和田さんのサイトのトップ・ページに、冒頭部分のスコアが使われていたんですよね。

銚子をテーマに書かれたということで、地元・銚子市の方も招待されて来てらしたようですね。私たちとはまた違った、格別の感動があったのではないかと思います。

日本の音楽界は何かと洋風なものをありがたがって、こういった民族的な部分を前面に出した音楽を妙に軽んじたり疎んじたりする傾向があるようですが、たいへん残念なことではないかと思います。もちろん、色んな音楽があってもいいのですが、こういう民族の血が騒ぐような種類のサウンドから、音楽に親しんでいくということには大きな意味があるのではないかと思いました。
 
アンコールでは、再び「犬夜叉幻想」が演奏され、絶大な拍手のうちにコンサートは終わりました。
 
我々(スタジオミュージシャン)はよくスタジオで和田さんの指揮を見ていますが、スタジオではクリックが入っていることが多くて、あまり指揮者に依存しないのです。でも、こうしてシンフォニーオーケストラを振られるのを見ていると、和田さんの指揮者としての能力を再認識してしまいました。あの小柄な身体の何処に大オーケストラを引っ張っていくパワーが秘められているのか、普段の穏やかな和田さんの雰囲気からは想像がつかないですね。
 
確かに、もし本職の指揮者が振っていたら、もっとピッタリ合っただろうとか、もっとメリハリがついたかな?という部分が皆無ではなかったのですが、そういう些細なことよりも、「和田薫が自作を振る」というところに意義があって、感動も大きかったのではないかと思いました。
 
それと、激しい指揮の直後に間髪を入れず、しかも全く息切れもせずにトークに移るという変わり身の速さにもビックリしてしまいました。滑らかなトークも流石ですね。これも佐橋さんと「この方、トークだけでもいけそうですね」とか「ひょっとして次期‘題名のない音楽会’の司会者かな?」などと、話してました。
 
それにしても、棒を振るだけでも、曲を書くだけでも、あるいは諸々の準備だけでも大変なことなのに、それらに加えてステージのトークまでもやってしまうという八面六臂の働きぶりには、全く感服の他ありませんでした。
 
この日は、もちろんコンサート自体も大いに堪能したのですが、それ以外にロビーや客席で同業者や滅多に会えないネット関係者など、色んな方とお会いできて楽しかったです。休憩時間のロビーは記念撮影大会の様相を呈してましたね。あちこちから画像を添付されたメールが送られてくるのが楽しみです。

 

 

ここからは、コンサートを聴きに来てた「あさひ組」の感想です。掲示板などに書いてくれてたものを引用し、少しだけ編集させていただきました。

★「響画」は弦の染み入るような音の響きに引き込まれてしまいました。音の空間的な広がりをとても感じて、弦の響きってこんなに美しかったのかと思いました。「絃魂」は木下さんのために書いたとのことでしたが、これはもしかしたら木下さんだから弾ける、木下さんにしか弾けないのかも。三味線とオケの一体感というか両方なくしてはあり得ないと感じました。世界初演ということでしたが、こんな凄い世界初演が聴けて幸せです。「海響」では、実際に何度か足を運んだことがある銚子の風景が蘇ってきました。しびれました。

★今までテレビや映画やネットで聴いてきた楽曲を生で聴けるというのは、何とも言えぬ感動がありました。ブラボーの声が何度も響き渡った世界初演に立ち会えたこともとっても嬉しかった。「音符が多い」と作曲者の和田さんがおっしゃるように、どの楽器の方も息つくヒマなく緊張感を持って演奏されてる姿が、楽しそうでしたね。和楽器奏者の方の姿勢の良さには「道」を感じました。素晴らしかった。

★生オーケストラなんてほんと何年ぶり?でしたので、終始ぞくぞくしっぱなしの3時間でした。席が前から4列目だったので、和田さんの汗までしっかり見えました!

★とても素晴らしかったです。和田さんの音楽に対するありとあらゆる想いが、ダイレクトに心に飛び込んでき、会場と観客と音と…全ての一体感をとても楽しませていただきました。この感覚、本当に久しぶりのような気がします。また、和田さんのような作曲家の演奏会が常に行えるようになってほしい、と切に思いました。

★日本人の心の奥底に眠っている音楽の原点を喚起させ、体が自然と踊り出したくなるような和田さんの音楽、最高でした。

★当日演奏された和田さんの作品群はまさに<演奏家が共感し、聴衆がわきかえる音楽>であったかと思います。特に「天地人」と「海響」には燃えました。演奏会も無事に終了して喜ばしい限りですが、本当の始まりはこれからと言えるのではないでしょうか。現代音楽(特に邦人作品)は一度演奏されたら終わりというのが現状です。今後、これらの作品が自主公演といった形を取らずとも、繰り返し演奏される時代が到来して初めて、今回の演奏会が成功したと言えるかもしれません。

★これをきっかけに和田さんの作品のみならず、師匠である伊福部先生や池野成さん、そして芥川也寸志さん、黛敏郎さんらの作品へと興味の裾野を広げる人が1人でも多くなってくれることを切に期待します。(そうすることで和田さんの作品もまた違う角度から楽しめるかと思います。)

★全く予備知識も持たずにコンサートに臨みましたが、最初から最後までゾクゾクする、素晴らしいコンサートでした。少々打楽器をやっていたことがあるので、和洋の打楽器の占める部分が大変多い[和田薫の世界]に、すぐにドップリとハマッてしまいました。

★先生の純音楽を聴くのは初めてだったので、期待に胸を膨らませての上京でしたが、見事に期待を上回るものでした。「楽市七座」では、演奏者の皆さんが、とても楽しそうに演奏されていて、まさに<音楽>(音を楽しむ)しておられたのが印象的でした。私も引き込まれて、共に<音楽>させていただきました。「絃魂」は木下さんの演奏と、オーケストラの協和が素晴らしかったです。生の津軽三味線を聴くのも初めてだったので、その音色にも魅了されました。先生の力強い指揮は、まるで身体から音符がほとばしっているようでした。

★どの曲も良かったですが、三味線コンツェルト、そしてフルオーケストラの演奏は圧巻でした!!演奏会を通して、和田さんの音楽に対する想い、コンセプト、方向性、挑戦を感じ、そしてとても共感できました。現代作曲家の方といいますと、音楽史の流れとしては無調という、一般には馴染みのあまりない音楽を求められる傾向にあります。でもやはり今回のように、一般の方のすぐ身近にいらっしゃる作曲家の演奏会が出来る、ということは本当にすばらしいと思いましたし、こういう演奏会が日本の音楽文化の中に定着させられ、文字通り「日本の音楽文化」になるといいなぁ、と思いました。

などなど、皆さん本当に体の奥底から感激したようです。もちろん、私も同じ気持ちですよ。聴いてると、胸がいっぱいになって目頭が熱くなるような瞬間さえありました。

2004年5月22日付けの和田さんからのご報告によると、今回の様子は「DVD付きCD」として、東京音楽工房のレーベル「響(YURA)record」からリリースされるようですね。第1弾はオーケストラ作品編を2004年6月30日に税込2300円で、そして第2弾では室内楽編を同年の秋ごろにリリース予定のようです。DVD映像にはライヴの他にリハーサル風景なども収録されるようですよ。正式な金額や購入方法についてはまだ検討中とのことですが、どちらも私たちファンへの思いやりにあふれた形にしてくださるようです。これは本当に本当に楽しみですね。収録内容については、こちらを参考にしてください。また続報が入り次第、この辺りの文章は差し替えていきたいと思っていますので、チェックしててくださいね♪

 

 

コンサート終了後は隣接している(実は同じビル?)全日空ホテルで、レセプションが開かれました。おっちゃんと私は「あさひ組」の皆としばらく立ち話をし、後ろ髪ひかれる思いで別れを告げてから会場に向かったのですが、もう既に始まっていて、和田さんのスピーチが行われていました。

まだ、演奏終了後からそんなに時間は経ってないと思うのに、早くも着替えて招待客の皆さんを出迎えて挨拶をされる和田さん。この変わり身の速さにも、和田さんの皆さんへの心くばりが感じられますよね?


会場には、おっちゃんにとっては、仕事場でおなじみの人や久しぶりに会う人がたくさんいたようで、色んな方に声をかけられてとても楽しそうでした。私は…ほとんどが知らない方で、たまにHPでお顔を拝見したことがあるなあと思う方がいらしたくらいです。

美味しいお料理を囲んで、この日の演奏会のことや互いの近況報告など、皆さん色んな話題に声を弾ませていらっしゃいました。


パーティの中締めのスピーチをしていらした日本フィルの理事長さんから「旭さんじゃないですか?」と声をかけられた時は、おっちゃんは目を真ん丸にして「はて…?」という顔をしてましたが、どうやら東響時代に一緒に頑張っていたコントラバス奏者の方だったみたいです。

私は、和田さんの録音でも大活躍されている、民族楽器の田代耕一郎さんに「HP、見てるよ。今日のこともリポートしたらいいんじゃない?」と声をかけていだだき、すっかり舞い上がってしまってましたね。


レセプション会場での和田さんは、兎にも角にも写真攻めでした。

あれだけの数の大曲を振ってきて、コンサート前の諸々の準備やら体調不良(本番2日前に発熱し、病院からリハに行ったなんてことがあったようです)やらを考えると、もうヘロヘロのはずなんですが、どの方にも笑顔を絶やすことなく、とても柔らかな物腰で、ツーショットなどの写真に応じていました。

で、ご多分に漏れず、私たちもご挨拶がてらにツーショットを撮らせていただきました。


その後は、おっちゃんはヴァイオリンの篠崎さんや「犬夜叉」の中でカッコいい篠笛を吹いてらっしゃる藤崎さん、私に声をかけてくださったギターの田代さんにオーボエの庄司さんなど、色んな方々とお話したり写真を撮ったりして過ごしてました。

この写真は、左からヴァイオリンの篠崎さん・篠笛の藤崎さん・おっちゃん・ギターの田代さんです。

 

和田さんは最後の最後まで、お客さま1人1人にきちんと向き合い、とても丁寧に挨拶をされてました。

私たちもここで和田さんに再びご挨拶をしたあと、会場の出口で皆さまをお見送りしている和田さんの奥さんと弟さん(HN・若旦那さん)にもご挨拶をして、レセプション会場を後にしました。

 

 

話が前後しますが、開演前に全日空ホテルのラウンジで、おっちゃんと一緒に大島ミチルさんにお会いすることができました。

おっちゃんからは「大島さんとゆみさんの間でお約束ができていたようで、それに同席させていただいたという感じだったと思います」なんてリポートが来たんですが、とんでもないです〜。おっちゃんがいたからこそ、大島さんとお話させていただくキッカケができ、今回こうして会っていただけたようなものなんですよ。


さて、無事にご対面を果たし、お茶を飲みながら1時間ほど音楽のことやHPのことなどに花を咲かせました。

大島さんはケーキも食べてらしたのですが、私がそのとっても甘そうなケーキを「美味しそう〜♪」という目で見てるのに対して、甘いものがダメなおっちゃんは「げっ」という顔で見てたので、それに気付いた大島さんと3人で顔を見合わせて笑ったりしました。


そうそう、私は大島さんに「和田さんのような個展を開くお気持ちはないのですか?」と質問したら、「あんな大きなのは、とても無理だわ。もっと小規模で、私の周りにいるアーティストを紹介するといった形のコンサートならやってみたいなあ」とのお話でした。いつか、近い将来に、是非とも実現させてほしいものですね。

それから、おっちゃんからは「私はともかく、大島さんとゆみさんは初対面にもかかわらず、旧知の友人みたいに打ち解けた雰囲気でお話しておられました。これも、ネットを通じたお友達ならではのことなのでしょうね」なんてリポートも来たんですが、いやはや…私ったら、そんなにペラペラと喋ってたのかしらん?

でも、ホテルのラウンジで大島さんを待ってる間は本当にドキドキしたのですが、お会いして話しだすと、スーッと緊張が解けて、その場にとても軟らかい空気が流れるんです。これも大島さんの持てる力なんだなあと、改めて大島ミチルさんという1人の人間に惚れ直した一時でもありました。

和田さんの魂が凝縮されたような素晴らしい音楽と演奏、そしてそれを全身で浴びることができた感動、また数多の素晴らしい出会いの機会を与えてくださった和田さんに心から感謝して、「和田薫の世界 ≪喚起の時≫」のリポートを終わりたいと思います。

2003年11月8日  

 

 

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