シリウス弦楽四重奏団は、チェロの石川祐支さんがまだ東京交響楽団にいらした2004年のある日、田尻順さんにかけた「一緒にカルテットをやらない?」の一言から始まりました。 その後、お2人で仲良く飲みながら詳しいことを相談してらしたそうですが、何とその飲み屋さんから石川さんはヴァイオリンの執行恒宏さんに、田尻さんはヴィオラの成田寛さんにそれぞれ電話して、そのままカルテット結成になっちゃったんだそうです。何でも、石川さんと執行さんは学生時代からのお友達で、田尻さんと成田さんは同級生なんだとか…。田尻さんは「あまり深みのない結成秘話なんです(^^ゞ」なんておっしゃってましたが、この酔った勢いでの結成…しかも、それでこんな素晴らしいメンバーが揃うというのは、そうあるものではないと思います♪ こうして初めての演奏会を2004年の11月に開き、ついにシリウス弦楽四重奏団としての活動がスタートしました。で、第2回、第3回…と回を重ねるごとに大きな評価を得ていったシリウスですが、残念ながら2007年に執行さんが退団されてしまいました。でも、東京交響楽団の板垣琢哉さんに支えられて、無事に第4回定期演奏会も好演。2008年からは、これまた石川さんの学生時代からのお友達である三上亮さんを正式メンバーとして迎えて、新たなシリウスとしての一歩を踏み出しました。 ところで、楽団の名称にもなっている「シリウス」は、太陽を除いて地球上から見える最も明るい恒星で、その名はギリシャ語の「焼き焦がすもの」「光り輝くもの」を意味する「Seirios(セイリオス)」に由来しています。そのシリウスのように、いつも、いつまでも美しく輝いていたい…という思いを込めて楽団に「シリウス」と名づけ、毎年おおいぬ座のシリウスが夜空に輝きだすころにコンサートを開いています。 |
ヴァイオリン:田尻 順さん
|
ヴァイオリン:三上 亮さん
|
ヴィオラ:成田 寛さん
|
チェロ:石川祐支さん
|
それぞれの写真をクリックすると、もっと大きなサイズで見られます♪
(4人の詳しい経歴は↓の"10の質問 その2"をご覧ください)
|